海野凪子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
これの口コミを見ている小学生がいたら、マジで小学生のうちに読んでほしい
これを幼い頃に読んでいたおかげで古典が肌を弾くことがなかった、古典に対する撥水性を無くしてくれる一冊!
原典はムズそうで今でも読めませんが!
今になって読み返すとさらに良い、「これも前世の親かもしれないのですよ」の段が好きすぎる。そうだよね。虫も蛇も苦手な人もどんなものも前世の親かもしれないもんね。
オペラ入門を読んだ時と同じ感想をここにも書くが…
人間は結局、
メロドラマ&痴情のもつれ、サスペンス&グロテスク、刺激&ゴシップが好きなんかーいとツッコめるようになる一冊。 -
Posted by ブクログ
(2024.02.06)
これまでに何回も読んでいるが、大河ドラマ「光る君へ」が始まったのでまた再読。紫式部、清少納言、藤原道長、安倍晴明などが紹介されていて、大河を観る際のよい予習になると思うが、ある意味ネタバレを読んでしまったような気持ちにもなった。
扱っている作品は教科書に載っているような有名作品が多いし、ポイントをおさえていてわかりやすいし面白い。
この本を読むとしばらく古典ブームになる。
この本に登場する人物の中では菅原孝標女が好き。『源氏物語』を夢中になって読む姿に共感。『更科日記』は江國香織の訳を書店で見かけたのでぜひ読んでみたい! -
Posted by ブクログ
ネタバレ人気コミックエッセイ『日本人が知らない日本語』の著者である蛇蔵さん・海野凪子さんコンビによる日本文学コミックエッセイ
あとがきに、日本語学校で教えている凪子さんが授業の中でも日本文学について話すことがある、ただし受験に出るわけではないから私(凪子さん)が面白いと思ったところを紹介するということを聞いた蛇蔵さんが互いに古典文学の面白いと思ったところを話し合ってできたのがこの本だと書いています。
そのため、古典文学について網羅しているわけではなく、お二人が面白いと感じたところをつまみ食い的に紹介されています。
授業の中では暗記事項と紹介されがちな古典文学ですが、この本を読んでいると、当時生きて