海野凪子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
著者の『日本人の知らない日本語』を1~4までずっと楽しく読んでいて、次が出ていないか本屋さんで探していたらこの本に出会いました。
この本では、有名な日本文学とその著者の面白そうなところだけをピックアップしてマンガにまとめています。あとがきに「この小さな窓から見える景色を、どうか楽しんで貰えますように。」とあるように、この本だけで作品や著者のことを何でも分かった気分になることはできません。あくまでも小さな窓からのぞいてみて、興味をもった人はさらに本格的な本をどうぞという、きっかけを作ってくれる本です。
私自身がこの本で紹介されている作品や著者のことをよく知らないので、どの程度デフォルメして紹介されているのか何とも判断しがたいのですが、なかなかユニークなエピソードが多いです。私が一番面白かったのは、藤原道長の有名な「この世をば我が世とぞ思ふ望月の欠けたることもなしと思へば」という歌を、本人は記録に残してないということ。仲の悪かった部下が日記に書いたせいで今に残っているというのは何とも気の毒な話です。