大竹稽のレビュー一覧

  • むすんでひらいて 今、求められる仏教の智慧

    Posted by ブクログ

    全体を通じて、仏教についてのとてもすぐれた入門書になっていると思った。身体は死と生が同時に起きているという科学の話題、華厳経の時法界、理法界、理事無礙法界、時時無礙法界、といった解説や、唯識による心の中の阿頼耶識の種子の話が印象に残った。
    むすぶー結ぶ、ひらくー解きほぐす、という解釈も面白かった。我々の認識が世界を分節化して認識し、その分節化の行きすぎに陥っているから、それを一旦解きほぐしたらどうかという提案も、行き詰まりの社会になにかヒントにならないかと感じた。
    ただ、「むすぶ」が「結ぶ」ではなく「産すぶ」につなげたらまた面白いとも思った。

    聞き手の大竹稽は教え子の自殺を心に抱きながら、応

    0
    2024年10月09日
  • 私はネガティブなまま幸せになることにした。

    Posted by ブクログ

    ネガティブにならないように思いながら過ごしてきましたが、この本を通してネガティブでもいいんだと少しずつなれたらいいなぁと思いました。無理なく素直にやっていきたいです。

    0
    2024年04月17日
  • 賢者の智慧の書

    Posted by ブクログ

    さっと読める。
    突き刺さる。
    事あるごとに読み返したい。

    読んでも答えは見つからないけど、
    励ましと凛とした気持ちにさせてくれる。

    出会えてよかったと思える本

    0
    2015年11月20日
  • ZEN、集中、マインドフルネス

    Posted by ブクログ

    瞑想やマインドフルネスの基本的な背景や目的、やり方を習得するには、内容も量も適切。
    現代の混雑した環境に合わせて、ある意味合理的に動いている脳を、本来理想とする整ったスタート地点に戻してあげる行為、と整理してくれている点は有益。

    0
    2024年12月25日
  • 超訳 モンテーニュ 中庸の教え

    Posted by ブクログ

    「揺れる」という表現に目が留まる。偏らず、定まらず、自然に変化していく。タイトルの「中庸」がとてもしっくりくる。読み返した時にそのときの関心ごとによってひっかかる言葉が変わってくるが、最後は芯の部分である「中庸」に戻ってくるととも感じる。視点は多岐に渡るがどの言葉にも一貫性がある。原著である「エセー」も手に取ってみようと思えた。

    0
    2021年09月05日
  • つながる仏教

    Posted by ブクログ

    簡単に読めました。
    最近時々見ている”ぶっちゃけ寺”に出ている井上僧侶
    をふくめた4人の若手の僧侶の対談という内容。
    浄土宗・浄土真宗・日蓮宗・臨済宗
    宗派を超えて、仏教・宗教について考え、広めていく
    活動が最近よくありますが、とても共感できることだと
    思います。30代から40代の若い僧侶たちが、自分たちで
    考え、悩み、徳を積んでいく姿勢がとても読んでいて
    面白いと思いました。
    ”忍を行ずることによってのみ恨みが果たされる。これは不変の真理なり”

    信仰心というものとは少し違う気もしますが、
    家の近くの浄土宗のお寺、浄真寺はとても気持ちのいい場所で、
    近くによると、必ず立ち寄ります。
    立ち寄っ

    0
    2016年11月27日
  • 私はネガティブなまま幸せになることにした。

    Posted by ブクログ

    分かりやすく、読みやすく、脱ポジティブを教えてくれる本。たくさんの哲学者や仏教の思想が出てくるが、分かりやすくするためにさらっと書いてある。もっとじっくり深い話を読んでみたいなと思った。

    0
    2024年06月28日
  • 哲学者に学ぶ、問題解決のための視点のカタログ【BOW BOOKS 004】

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     哲学の本を読む人が次のターゲットを探す時に読む本である。思いがけない出会いがある。
     整理、解体、探求、発展、再生、創造という6つの視点が章となっており、それぞれにいくつかの哲学概念や哲学人が並ぶという構成である。更に言うと自分事化しやすいように「今の時代で言うとこのキーワード」というのも提示してある。
     個人的には何らかのヒントを得るためにたまに目を通したい。

    0
    2021年12月31日
  • マンガ&あらすじでつかむ! 60分でわかる カミュの「ペスト」

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     「囚われないこと」=「自由であること」?
     日々を諦めることなく、デマに流されることなく、楽観的になり遊びに出かけることでもない。
     この不条理な緊急事態の中でも、それを受け入れ、自分の人生を全うし、他人に優しくすることで自由になれる。
     幸いにコロナウィルスはペストと違い、致死率は低い。それでも、全世界的に感染したことで、僕たちは命よりもむしろ生活に、大きな不自由を強いられている。
     それでも、コロナ禍によってより自分と向き合え、自分の為により多くの時間を使えるようになり、自分の身の回りの環境に目を向けるようになり(在宅多くなって家の環境を見直したり)、そして自分の最も大切な存在との絆を深

    0
    2020年08月24日
  • 超訳 モンテーニュ 中庸の教え

    Posted by ブクログ

    自信のない自分、弱い自分、うまくいかない自分。人生はそんなもんだと、人間はそんなもんだと教えてくれる。20代の自分が読むと、そんな気張らずに生きていけばいいよって言われているみたい。傲るな、謙虚に生きろみたいなメッセージも多かったかな。常に競争社会に晒される環境で、経験も少ないから失敗すること、うまくいかないことも多いけど、焦らず、それでいいんだと。

    ・欠点は恥にならない。取り繕うことが恥になるんだ。

    ・自分の思考がいくらみすぼらしく見えても、それが自分が生み出したもので自分が信じていなきゃ。

    ・ありのままなんてない。不確かな自分に気づくだけでいい。

    ・自分を邪魔するのは自分自身。自分

    0
    2020年07月05日