宮下洋一のレビュー一覧

  • 死刑のある国で生きる

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     死刑について、諸外国と日本との現状を徹底的に取材したのが本書です。死刑は人権侵害にあたるからと死刑を廃止した国がある一方、死刑はあったほうがいいと国民の8割が感じているのが日本です。

     全体を通して感じたのは、被害者遺族の取材があまりできていなかったのかな…加害者家族に対しての取材は結構できているのに…と。被害者遺族が大事な家族を殺害された事件を思い出しジャーナリストに語るのは難しいし、それだけ心の傷が深いんでしょうね…。本書で取り上げた事件の加害者は、罪を認め受け入れてしかも悔いている加害者ばかり…しかも、事件前も大きな問題もなかったのに…と、加害者に筆者が肩入れしているかのようにとれて

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    2024年09月10日
  • 死刑のある国で生きる

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    死刑のある国で生きる

    著者:宮下洋一
    発行:2022年12月15日
    新潮社
    初出:「小説新潮」(2021年3、5、7,9月号、22年1,3,5,8月号)
    スローニュース社サイト「SlowNews」掲載〝デス・ペナルティ~生と死のあいだで〟

    安楽死や生殖医療などの分野で世界事情などを紹介しているノンフィクションライターの、書籍としてはおそらく最新刊。死刑をテーマにしているが、日本やアメリカなど死刑存置国での取材、そして、死刑制度をなくしたフランスやスペインでの取材を敢行。加害者、加害者の家族、被害者遺族、さらには、警察官に現場射殺(という名の死刑)された何かの容疑者の家族などの話を聞き、死刑

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    2023年04月14日
  • 【お試し特別版】安楽死を遂げた日本人

    匿名

    ネタバレ 購入済み

    お試し分でも重い

    テーマがテーマだけに、内容が重い。
    日本ってのは、政治家だけに良いことだけはさくっと法案を通すくせに、人間の尊厳を守る方面には後進国だからな。
    楽に死にたいなら、日本を出るしか……

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    2023年03月12日
  • 安楽死を遂げるまで

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    精神疾患で辛くてどうしようもない人は、自殺ではなく安楽死という選択肢があるということを知ることで、とても楽になれるんだと思う。死ぬということは、その当事者だけではなく、家族や恋人、集団意識が絡み合っているもの、かもしれないけど、痛みがひどい病気などを抱えてる当事者からしたら、安楽死は本当に良い選択肢なのかもしれない。でも死んでほしくないみたいなのがあるから、人は生き延びようと思えるのだと思う。個人の考え方の死に方、それに伴う集団意識、宗教的な考えからの安楽死の受け入れ方、色々な形があって良いな

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    2022年05月09日
  • 卵子探しています 世界の不妊・生殖医療現場を訪ねて

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    おわりにの冒頭「子供を産むことが、必ずしも幸福の証とは限らない。しかし、子供を産みたい人が、産むための選択肢がある中で、さまざまな制約により、産むことができないのは不幸である」◆まぁ、それに尽きる。◆うちは悩まなくて済んだだけだ。

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    2020年07月27日
  • 卵子探しています 世界の不妊・生殖医療現場を訪ねて

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    卵子提供について、海外在住者の視点で書かれた本
    この手の本をもう何冊か読んだ後だったので、もう少し突っ込んだ内容だったらもっと読み応えあったな
    若いうちに産める社会へ
    ほんとにそう思う。

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    2015年05月07日