松尾陽子のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
U理論が何かを全く知らない状態で読んだが、
ダウンローディングがめっちゃ自分に当てはまっていて、
センシングを意識する必要があると思った。
傾聴が課題と言われたことがあるが、
話を聞いたところで、
先方の心理的安全は担保されるかもしれないが、
こちらの意見は変わらないし、
結果も特に変わらないと思っていたが、
プレゼンシングが必要ということが分かった。
下記、覚えておきたい内容。
・ジグソーパズル型
自分=問題の外
論理的に分解された個別の施策の積み上げによって解決できる問題
・ルービックキューブ型
自分=問題の一部
要素が複雑に絡み合っているために何らかの対策を打つと必ず様々な方向に影響をもらたす問題
・認知と行動のループ
「自分の認知」「自分の行動」「相手の認知」「相手の行動」という4つの要素が循環的な因果関係をもつもの
・U理論とは
マサチューセッツ工科大学上級講師、C・オットー・シャーマー博士によって生み出された、「過去の延長線上ではない変容やイノベーションを個人、ペア、チーム、組織、コミュニティ、社会のレベルで起こすための原理と実践の手法を明示した理論」である
特徴は「内面のあり方」に注目している点
U理論では、変革の成否は、何をどうやるのかではなく、何者としてそれに立ち会うのかにかかっているという考えに基づき、その変革者の内面の変容を重視
・U理論の3つのプロセス
センシング
プレゼンシング
クリエイティング
・ソーシャル・フィールドの4つのレベル
レベル1 ダウンローディング
レベル2 シーイング
レベル3 センシング
レベル4 プレゼンシング
・ダウンローディングとは
過去の経験によって培われた枠組みを再現している状態
何も結論(決めつけ)や判断をくださず、思考を吊るして眺めることが保留の本来の意味
・シーイングとは
目の前の事象、情報、状況に意識の矛先が向けられた状態
シーイングへの移行は自分の意志によって生じるものではなく、あくまで外部刺激によって起きる
過去の枠組みそのものが変わったわけではない
・センシングとは
過去の経験によって培われた枠組みが崩壊し、枠組みを超えた側から今の自分や状況が見えている状態
自分の靴を脱いで、相手の靴を履く
開かれた心にアクセスする
対立ループダイアグラム
・プレゼンシングに移行するために
自己同一視から生まれる何かしらに対する執着を手放すこと
・PDCAサイクルとUプロセス
PDCA「過去からの学習」
Uプロセス「出現する未来からの学習」
「そもそも、どんな計画を立ててよいのかわからない」という状況においては、PDCAサイクルを回しようがない
プレゼンシングの状態から何かが立ち現れ、計画が定まったところで、PDCAサイクルに移行
・クリエイティング
意識変容が生じた後、Uの谷を昇り、具現化していくというモデルの右側に位置する、行動変容のプロセス
・試行錯誤の質を高めるヒント
プロトタイピング
シンクロニシティ
・オーセンティックリーダー
本物の自分らしさから生まれる純粋な情熱と貢献意欲は、「自分あっての相手」という生き方から「相手あっての自分」という生き方への転換を生み出し、ただ誰かや何かの役に立ちたい、自分にできることをしたい、という自然な衝動へと育っていき、より自然体なあり方で周囲に肯定的な影響をもたらせるようになる
そうした自然体な、その人らしいリーダーシップを発揮している人は、オーセンティックリーダーと呼ばれている
オーセンティックリーダーの純粋な情熱と貢献意欲による衝動が、まるで結晶のように形づくられ、志を同じくする仲間との共創造(Co-Creation)を可能にしていく
以上 -
Posted by ブクログ
ネタバレ問題の種類には二種類ある。
・ジグソーパズル型
→課題を一つ一つ論理的に組み解いて行けば、自ずと解決するような問題
・ルービックキューブ型
→課題を解こうとすると、その跳ね返りが他所に悪影響を及ぼすような、複数の課題が複雑に絡み合った問題
ルービックキューブ型の問題を解決に運ぶために、U理論
ざっくり、3工程
①センシング…状況を感じ取る
②プレゼンシング…先入観を排除して観察、相手の視点からものごとを捉える
③クリエイティング…実践、試行錯誤(ここは過去のノウハウ等から)
物事を考える時や相手の意見を聞く時には、自分の過去の経験から、自分だけの枠組みの中で物事を捉えてしまいがちだが、一旦その考えを保留にして相手の立場を考えよう。そして自分のコンフォートゾーンから抜け出して、覚悟を持って挑めば(いわゆる一皮剝けた状態)確信的な新しい啓示が得られる -
Posted by ブクログ
上司がオススメしてくれた本。
自他共に認めるポジティブシンキングなので、私には必要ない本だと思っていましたが、思い込み犬のあたりはかなり思い当たる節があり、読ませてもらって良かったと思いました。
落ち込むというより、相手に対してイライラしてしまうことが結構ありましたが、解消できる気がします!
=====
レジリエンスとは
「逆境やトラブル、強いストレスに直面したときに、適応する精神力と心理的プロセス」
再起力
立ち直る力
・レジリエンスが高い人の3つの特徴
①回復力
②弾力性
③適応力
・レジリエンストレーニング
ステップ1:底打ち…感情の連鎖を断ち切り心の落ち込みを底打ちすること
ステップ2:立ち直り…障害を乗り越え前進する力
ステップ3:教訓化…過去の逆境体験を振り返り次につながる意味を学ぶ内省
・「人格は、最も多くの時間を共に過ごしている5人の平均として形成される」
【感情をコントロールする3つの技術】
・3分間マインドフルネス呼吸法
鼻から息を吸う(4秒)→鼻から息を吐く(6秒)→息の流れに意識を向けて3分間行う
・感情のラベル付け
自分の感情を見える化することで、恐れの中枢である扁桃体を沈めることができる
・できるだけ早くガス抜きする
【思い込みを手なづける】
・正義犬(べき思考)
こうすべき、という考えが過剰。その結果、相手に対してイライラして怒りや嫉妬などが出てくる。
対処するには?
・追放する
・受容する
・訓練、手懐け
自分の性格ではなく、たまたま心に住み着いただけ
サポーターを5人もつべき
助力、情報、助言、親密
【自己効力感】
「価値ある目標に向かって業務を遂行することができると自己を信じること」
自己効力感が高い人はレジリエンスが高い
-
Posted by ブクログ
コンサルティングや課題解決のプロセスを自分の中で体系化したいなと考えているのですが、U理論や学習する組織周りの話は、イノベーションを引き出す実践的かつ普遍的な方法論としてまとめられていて、参考になります。
U理論、ざっくりとは「問題にはジグゾーパズル型の煩雑な問題とルービックキューブ型の複雑な問題とがあって、前者は時間をかければとけるが、後者はそうは行かない。論理的な思考やPDCAをまわす方法には限界があって、飛躍的思考がいる。」っていう話があって、その飛躍的思考のプロセスとして、U理論が展開されていきます。枠にとらわれない、共感性をもつ、直感を受け入れる、といった段階が定義されています。
後半、なんかこう、ややスピリチュアルというか、「出現する未来から導く」?ん?ってなるところもありますが、でもおもしろいです。
イライラしている時の自分の顔を鏡で見たことがなく分からないように、自分の行動と他者の認知はわからないもの。だから空回りする。
PDCAによる過去からの学習には限界がある。
過去の枠組みにとらわれているダウンローディング、前例にとらわれずフラットに認知するシーイング、相手や状況を感じ取るセンシング、質の良い直感を受け入れるプレゼンシング。これらを経て、新しい何か、未来からの学習が生まれる。そしてそれをすばやくクリエイトするのが大事。 -
Posted by ブクログ
ネタバレマンガ最高。
組織における「学習障害のものさし」。危機的なレベルの計り方がわかる。
また、「認識ギャップがあるな。」と表面的に気づいていたりする事柄が「なぜなのか?」の部分が体系的に理解できる。
感情的な部分で現場では見落としそうなところ
「悪いのはあちら。私はこれだけやっているのに。」と思ているのだが、実は構造上の問題であり、そういった気になってしまう事に気づく事が一番のキー。
オープニングの「ビールゲーム」のところで、マンガの読み手は気づく。
ゲームと実際の現場では違い、自分で気づくのは難しいという事。内省力が試される事。
よって、採用で掲げている「素直さ=柔軟性」「自分で考えて行動できる=好奇心・推進力」はとても合っていると思った。素直さがないと、内省できない。
「私はこれでやってきた」とい過去の囚われは無駄であり、やはりアンラーンは重要。
レベル1:儀礼的な会話
チームの初期段階。丁寧さが出ているが、この人はこうだろうと既にバイアスがかかっている事が多い。難しい課題にチャレンジし、何かを創造してくような仕事はできない。何年もたっていながらこのモードでしか話ができない数多くのチームがある。
レベル2:討論
誰かが提案したときに、賛成するときもあれば反対する意見もでる。一方で、反対意見がでてきたままでお互いの立場前提を変える事ができなれれば、創造的な解決ができなければならない。
レベル3:内省的な対話
意見の違う相手であっても、その人の立場になって、共感的な聞き方ができる事
自己内省な話方をすることができる。
レベル4:生成的な対話
自分も他人も相互につながっている全体の一部であるという前提ではなしができる。
共有ビジョンがもたらすもの
私たちは何を創るのか、私たちはどうありたいのか。
使命はは組織がなぜ存在するのか。
ビジョンは組織が何をつくりだすのか。
価値観は組織がどのような基本理念や規範を大切にするのか。
共有ビジョンの善し悪しは、それがどんなに美しい言葉であるかではなく、どれだけ社員の心を動かし、行動を引き出すかである。