伊藤剛のレビュー一覧

  • エネルギー産業の2050年 Utility3.0へのゲームチェンジ

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    エネルギー業界初心者でも、kWh価値, kW価値, ΔkW価値が何を意味するのか、再エネ増加が電力システム全体にどのような影響をもたらすのか、今後の電力サービスはどうなるのか、を概観できる良い本でした。電気自動車のTeslaがVPP事業を手掛ける現在、全貌を理解するのは大事だと思いました。

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    2020年03月09日
  • 【イラスト図解満載】情報セキュリティの基礎知識

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    基礎知識との書名だけど、かなり内容は広く深い。この内容を踏まえておくことはとても重要。
    セキュリティを常に考えておくことが不可欠な時代に鳴っている。

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    2019年04月04日
  • エネルギー産業の2050年 Utility3.0へのゲームチェンジ

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    内容としては少々物足りないものの、エネルギーにまつわる産業の現状及び将来図を描いた良書である。特に、kWh・kW・ΔkW価値(DER化に伴い、kWとΔkWh価値向上)や託送料金に関するデススパイラル問題、電気自動車の市場参入等は分かりやすくまとめられており、なるほどと感じた。需要家目線では普段気にすることはほとんどないが、日本における電力制度設計は複雑であり、これらの課題に対応すべく柔軟に変更していく必要があるのだろう。
    ただし、太陽光や風力発電等の再生可能エネルギーや蓄電池の指数関数的価格破壊が起こりうる、そうなった場合には冒頭のストーリーのように電気代という概念がなくなる、といった記載があ

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    2023年09月05日
  • エネルギー産業の2050年 Utility3.0へのゲームチェンジ

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    インフラ小売業の未来予測。総括原価だった1.0の時代、自由化の2.0の時代の先を占う。
    電気インフラは特に影響が大きい、人口減少、同時同量、分散電源化、kwh価値の減少とΔkw価値の増大、電気as a serviceのような流れ、電気自動車の普及。
    料金体系から見直すんだろうな。

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    2023年03月04日
  • エネルギー産業の2050年 Utility3.0へのゲームチェンジ

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    ネタバレ

    電力ビジネスの今と未来について書いた本。素人にも分かりやすい言葉で書かれている上に、内容がコンパクトにまとまっているので時間をかけずに読むことができた。

    原発事故でも感じたが、電気は私たちにとって当たり前にある一方で、電力ビジネスは想像以上に複雑である。電気を使うことイコール本書で言うところのKWh価値を買うと一般的には思われているが、KW価値、ΔKW価値というユニバーサルサービス的なものがあっての電力市場だということはほとんどの人は知らないのではないだろうか。そうでなければこんな無邪気にSDGsとか言っていられないだろう。

    現状KW価値、ΔKW価値をKWhに対する料金で賄っているというこ

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    2022年02月22日
  • 【イラスト図解満載】情報セキュリティの基礎知識

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    かなり丁寧に書かれているのでセキュリティ初心者でも理解しやすい。セキュリティの基礎は網羅されており、用語についてもイラスト付きで分かりやすく書かれている。これを入門書として、スマホや自動車などの発展版へ進めていくのがおすすめ。CSIRTやセキュアコーディングについても触れている。

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    2021年08月20日
  • エネルギー産業の2050年 Utility3.0へのゲームチェンジ

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    すでに自由化に関しては進みつつあるのですけど、人口減少については過疎化でインフラの持続性の問題が起こること、そして脱炭素化は世界的な潮流となっているため、日本にとっては国をあげて対策が必要になるなと。
    対策案として分散化の項目に該当する分散型電源の普及になります。日本の太陽光発電の現状も公平に書かれていてわかりやすかったです。
    インフラは生活で必要不可欠なものですし、そういう意味では日本でも合併で規模が現状よりもでかい会社ができたり、サービス提供会社への転換する可能性を頭の片隅に置いておきたいですね。

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    2021年05月09日
  • エネルギー産業の2050年 Utility3.0へのゲームチェンジ

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    ネタバレ

    本を読んだり聞いたりして地球温暖化はガチでやばいんだと理解したので、再エネ系の本ということで読んだは良いものの、内容が難しすぎて細かい所はわからなかった笑


    未来に向けて電気のあり方を変えていく必要があるのは分かった、
    このままいくとライフライン維持が難しくなったりもするし、改善した方が楽しい未来がありそう!

    とにかく今の火力発電や原子力発電以外のものでの発電(太陽光、洋上風力など)を増やす
    指数関数的に蓄電技術を伸ばす
    EVの普及
    など投資対象を探す、それに投資する明確な理由を見つける良い本だった

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    2021年03月16日
  • エネルギー産業の2050年 Utility3.0へのゲームチェンジ

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    エネルギー関連の本を読むのが初めてだったが、分かりやすかった。
    ただ初めて知ることが多すぎて理解しきれていない気がするから読み返す必要はありそう。

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    2020年05月07日
  • エネルギー産業の2050年 Utility3.0へのゲームチェンジ

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    娘が生きているであろう2050年、2100年へと思いを馳せながら読んだ。約6,000万人まで人口減少すると予測されている2100年の日本。人口減少を見据えたコンパクトシティの実現、妥当性を確保した発電設備のスリム化のために、これまでよかれとされてきたユニバーサルサービスを見直す必要があるという提言が興味深かった。

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    2020年05月06日
  • エネルギー産業の2050年 Utility3.0へのゲームチェンジ

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    ネタバレ

    【内容】
     エネルギー業界が直面している、あるいは今後直面するであろう変化について「5つのD」というキーワードでまとめられており、それぞれのDに対する問題点やそれに対する筆者の考え(現状の分析や解決策等)が記載されている。

    5つのD
     1. Depopulation(人口減少)
     2. Decarbonization(脱炭素化)
     3. Decentralization(分散化)
     4. Deregulation (自由化)
     5. Digitalization (デジタル化)

    【感想】
    「5つのD」というキャッチーなフレーズでエネルギー問題が簡潔に述べられており、今後、日本はどのように変

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    2020年01月22日
  • エネルギー産業の2050年 Utility3.0へのゲームチェンジ

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    noteにも書いたけど、今後のトレンドを5つのDとしてわかりやすくカテゴリー分けされている点が良い。
    またマネタイズ方法がモノから体験"サービス"に移ることをよく理解できる良書

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    2019年04月16日
  • エネルギー産業の2050年 Utility3.0へのゲームチェンジ

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    エネルギー問題の専門家達が書いた、2050年時点でのエネルギー産業の未来予測とそこに至るベストシナリオ、ホラーシナリオ。最も印象に残ったのは、良い方のシナリオでいけば、2050年までにはエネルギー(特に電力)は、太陽光等の新エネにより、無尽蔵の供給を得るようになる、というところ。これはブロードバンド時代直前に「これからはジャブジャブ・インターネットになる!」と村井先生を中心として提唱していたあの頃のインターネット業界と重なるものを感じたこと。

    ジャブジャブ電力が到来すれば、いまのあらゆる産業や社会は大変革を遂げると思う。機会が莫大に生じる。ベストシナリオだけを信じて今からいろいろ仕掛けたいな

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    2019年01月04日
  • エネルギー産業の2050年 Utility3.0へのゲームチェンジ

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    電力の2050年、特に原発が稼働せず人口も減少していく日本で、如何にインフラとしての電力供給を維持していくかを、東電在籍の著者等が若干電力業界寄りではありつつも極力フラットに書こうとしている良書。
    分散電源や蓄電池の技術進歩が無いと手詰まり感がいっぱいと。

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    2018年09月20日
  • エネルギー産業の2050年 Utility3.0へのゲームチェンジ

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    分散電源社会。
    どちらかというと、CO2削減のためにはどんな社会にすべきかということを論考したもの。
    電気自動車の存在が不可欠。
    BERも重要。電流の周波数を安定化する役目だったり、提供価値は存在している

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    2018年04月29日
  • エネルギー産業の2050年 Utility3.0へのゲームチェンジ

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    原子力についての考察はとってつけたような印象が拭えないが、縮んで高機能化する受給システムに、電力インフラをどのように接合するかについて深くて広い論点が挙げられており、内容は豊かだ。

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    2018年10月14日
  • エネルギー産業の2050年 Utility3.0へのゲームチェンジ

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    私には所々難しかったけど今後のエネルギーや自身の生活を考えるには役に立った
    風力発電などが優れているとも言い切れないこと、火力発電や原子力発電がそんなに悪くないこと
    家ではガスコンロが絶対だったけど将来のことを考えるとオール電化にすべきかなとも思った
    2050年豊かに暮らせていることを願って

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    2023年10月20日
  • エネルギー産業2030への戦略 Utility3.0を実装する

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    東京電力の人が書いている。
    社会課題としてエネルギー問題を位置づけ、「地域内での需給バランス」「電気の利用促進(電化)」「水素利用」を説く。
    電気料金はUX化される。
    電化のための制度課題として、「省エネ法の問題点:1979年制定で対象が化石燃料にフォーカスされているため、需要家が系統から買うとまるっと火力平均係数が課されるので化石燃料を使い続ける→電化が進まない。」「高度化法の問題点:小売電気事業者に2030年46%減の数値での再エネ化の高すぎるハードルのため、パーセントを守るために他エネルギー(化石)を売るインセンティブになる。」を挙げている。
    kWh市場における供給ステークホルダ不足での

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    2022年03月09日
  • エネルギー産業2030への戦略 Utility3.0を実装する

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    カーボンニュートラルが推進されるに連れて国内電力需要も増加していくが、現状国内においては政策の不透明さから新規投資どころか経年電源の廃止が進んでいる。需要に対応するためには、国内エネルギー源の多様化による供給リスクの分散や人口集積を前提としない地方へのインフラ創生等を実施する必要がある。

    エネルギー産業界には、国内国外との価格競争/高まる需要と両立し難い課題が生まれている。補助金や地方自治体によるインフラ誘致など政府による援助を推し進め、国内インフラ企業/エネルギー企業が海外との競争力を保てるよう取り組んで欲しい。

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    2022年03月07日
  • エネルギー産業2030への戦略 Utility3.0を実装する

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    社会全体がカーボンニュートラルというキーワードに注目し、企業は何をすべきを模索している。しかし、実際に日本がどう変わっていくか、変わるべきかは欧米の判断や世界情勢が目まぐるしく変わる中では、不透明だ。

    欧州の原子力容認。LNGを経てからアンモニアや水素に移行するモデル、ウクライナ問題による影響はどうなるか。この本は、もはや古い。古いが、基礎的な勉強にはなる。グレー水素、ブルー水素、グリーン水素。こうした基本から学べる。

    太陽光、洋上風力、原子力。EV車を蓄電に活用するインフラ整備。キーワードだけ並べた所で学びにはならないが、しかし、このキーワードに繋がる理屈や周辺知識の裾野が、読後に少しは

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    2022年02月26日