瀧森古都のレビュー一覧

  • 悲しみの底で猫が教えてくれた大切なこと

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    最初は、これは猫が死んでしまうお話が詰まっているのかと、もしそうだったらとてもじゃないけど読み進められないと考えていました。
    それは違いましたね。最終話を読み終えた今、特に最終話は出来すぎた偶然が幾つもありましたが、死を見つめる話じゃなくてよかったです。いや、正確には中途に娘さんやらお腹の子を亡くした人の話も出るっちゃ出ますけれども。
    良い意味で、言葉に重たさがなくて。取り扱ってる事柄や登場人物が言ってることは言葉として意味合い深いはずなのに、不思議となぜかすらすらと流して読み進められます。何か理由があるのかもしれません。主人公のちょっと冷めた人間性からくる言葉の選び方や考え方をそっけなく、で

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    2015年11月07日
  • 悲しみの底で猫が教えてくれた大切なこと

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    読み始めて2人の主人公である五郎と宏夢の探偵ミステリーであるのかと読み進めて行くと猫にかかわる感動のストーリーでした。親子の絆、兄弟の絆がこんなにも素晴らしく読めたお話はありませんでした。ラスト近く皆んなのつながりがわかってくると鳥肌がたち一気読みでした。あなたにもぜひ読んで感動をあじわって下さい。

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    2025年11月24日
  • 孤独の果てで犬が教えてくれた大切なこと

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    ネタバレ

    これもいい本でした。
    この人の小説、好きだなぁ〜。読みやすい。

    P194の、「(災害で最愛の母親を亡くしたのも、虐待され木に吊るされ三本足になったのも、家族を手放してしまったのも、最悪だけどそこで「終わり」じゃない。)

    最悪なきっかけは、本当に最悪だけど、そこがゴールじゃない。どう考え、どう行動するかによって、最悪は最高に変えられる。」
    この部分にひどく感銘を受けました。

    ただ、ラストの設定は少し納得いかないところもあり……。
    アナフィラキシーショックで亡くなったなら、当時の捜査でもわかるのではないか?というのと、心中するつもりだった夫婦が、死んだつもりで北海道に行くというだけで前向きに

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    2025年08月26日
  • たとえ明日、世界が滅びても今日、僕はリンゴの木を植える

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    ネタバレ

    どの登場人物もみんな知り合いみたいな感じ、それも各人の関係性が近いわけじゃなくて、偶然出会った人が実は知り合いで〜みたいなのが何度も何度も続く
    さすがに世界が狭すぎて気になってしまった
    文が少なくて文字も大きめ、ページ数も多くないのでさくっと2時間程度で読めました
    良い点としては、おっとぅの愛(手紙)はグッときた
    けどやっぱ行動は理解できないところが多いな…
    色々と理由として書いてあるけど全然納得できない
    あと子供の証言だけでさくっと刑務所にぶちこまれるのもどうなんだ

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    2025年06月12日
  • 悲しみの夜にカピバラが教えてくれた大切なこと

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    表紙からは想像できない展開で、ギャップがありなかなか面白かったです。ほんわかだけでなく、人間のクロい面が描かれているのを読むのもたまにはいいなと思いました。
    内容的にも、行間が多いという視覚的にも、とても読みやすかったです。
    主人公の譲二のまっすぐな生き方がとても胸に打たれました。頭の賢い人も尊敬するが、譲二のようにまっすぐな生き方をしている人の方が魅力的だなと改めて感じました。
    個人的には、譲二の生い立ちを細かく知りたかったです。

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    2024年08月27日
  • たとえ明日、世界が滅びても今日、僕はリンゴの木を植える

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    子供の貧困問題とか、望まれずに生まれる子供とか、不妊で子供ができない夫婦とか、割と身近に転がっている問題だけど、それが絡み合ってなんとも切ないお話ではあった。

    純粋無垢なリンゴと、インド人のオムが主人公の修二のそばにいてくれてよかったなと、そして何の因果で繋がるものかわからないなと思ったり。

    今を大事に生きましょう。

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    2024年06月20日
  • 孤独の果てで犬が教えてくれた大切なこと

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    瀧森さんの本3冊目。繋がれた犬の話は大号泣。あと2つもいい話だけど、少し現実味のないところが気になった。

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    2024年01月17日
  • 悲しみの夜にカピバラが教えてくれた大切なこと

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    たまたま見つけて手に取った本。
    知的障害のある男性が、小学校の用務員をしながら、二人の小学生を救う話、かな。

    若干狙いすぎな感じもして、そこまで入り込めず。
    全体的には優しい物語。カッピーがすべてに寛容なので、こんな人が側にいたら自分にも他人にも優しくなれそう。

    後半から、ヤクザとかDVとか保険金殺人とか、やたら物騒になって、でものほほんと立ち向かうカッピー。カッピーとマッチのコンビがいい感じ。
    でも、稀代の殺人鬼もひどい境遇で育って可哀想だから仕方ない、みたいな雰囲気は、ちょっといやだな。

    カピバラの挿画がきれい。

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    2023年12月26日
  • たとえ明日、世界が滅びても今日、僕はリンゴの木を植える

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    主人公修二の父親折原啓太郎の人生が壮絶だった。
    修二を自分の子供として育て幸せを感じているのに更に不幸が重なり なんて悲しい人生なのかなと。
    それでも獄中で癌に侵されながらも幸せだったと言い切り 修二を愛する啓太郎が幸せなのか悲しいのか複雑な気持ちになった。
    修二もまた悲しい人生を送って来たが、全てが繋がってこれから先は生きる意味を問いながら幸せになって欲しいと強く思った。

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    2023年04月14日
  • たとえ明日、世界が滅びても今日、僕はリンゴの木を植える

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    過去は変えられないけど、それが今に結びつく。未来はわからない、だから今日を大切にする

    人はなぜ謝るのか、こういう考え方もあるのかとちょっと思います。
    生きるために謝り、生きるために許し、生まれ変わるために前進する

    今日という日は、精一杯生きるためにあるもの。

    いや、わかるなぁ
    アンパンマンマーチ、良い歌だよね
    私も2番が好き

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    2023年04月01日
  • 悲しみの夜にカピバラが教えてくれた大切なこと

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    テレビマンが書く小説ってすぐわかるよね。雰囲気で。
    キャラクターや話の構成がテレビ的すぎて個人的に当たり外れが激しいパターン。
    1章読んだ時点ではちょっと辞めようかなと思ったんだけど、せっかくだしと最後まで読んでみた。ハードボイルドなミステリーになってきた後半は、面白くて一気読み。はぁ、子どもが不幸にならなくてよかった。
    主人公よりマッチのほうが好きかな。キャラとして深掘りもされてるし。
    カピバラさんのキャラがいまいちリアリティがないように感じられて、どう捉えていいかよくわからなかった。障害がある人の純粋さ、の上澄みだけというか。(リアリティある映画とかドラマとか好んで見ているからそれと比べる

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    2023年02月12日
  • 孤独の果てで犬が教えてくれた大切なこと

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    今を生きて色んな人と出逢いそして良きも悪きも色んな感情を感じられることは奇跡なんだと改めて気付かされた作品です。優しさと感謝が全ての源ですね。

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    2022年11月20日
  • 悲しみの夜にカピバラが教えてくれた大切なこと

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    以前から気になっていた作品
    小学校の用務員をしている
    カッピーこと加比原譲二さんを中心とした
    カッピーの周りの人達のそれぞれの事情を深追いしながら
    物語は進んでいきます。
    カッピーはどんな事情がある人でも
    どんな人にも優しいし、皆に平等です。

    後半は内容が濃いというか
    かなり衝撃的な内容で
    読んでいて辛い場面もありましたが
    カッピーのどんな状況でも
    人に優しく出来るところや
    そのカッピーを
    優しく見守る校長先生の存在に
    ほっこりしました。

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    2022年11月04日
  • 悲しみの底で猫が教えてくれた大切なこと

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    生き別れた兄弟の再開というテーマがあるんだけどそれはさておき、保護猫だどうだとか、あれだね、猫は好きだけど、猫好きな人は好きじゃないかも、そんなことに気付かされた小説。

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    2022年07月29日
  • 悲しみの夜にカピバラが教えてくれた大切なこと

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    感想
    作者がアルパカではなく、カピバラを選択した理由にハッとした。カッピーへの態度が年齢、立場によって変わるのは当たり前だが少し物悲しい。

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    2022年07月23日
  • たとえ明日、世界が滅びても今日、僕はリンゴの木を植える

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    ネタバレ

    P181
    「たとえ明日、世界が滅びても今日 僕はリンゴの木を植える」

    明日なんてこないかもしれないー。そう思ってしまう日も、「とりあえず今日を生きよう」「今日を生き抜いたらきっといいことがある」

    P207
    「そう、夢だよ。どんな小さな夢でもいい。夢を持つと、人は前をむこうとする。
    (中略)更生するという事は、『夢を持って生きる』という事だと私は思うんだ。」


    シリーズ20万分のベストセラーらしい。
    〝再生〟をテーマにした本は嫌いじゃない。少し物語が偶然や奇跡の連続過ぎて感情移入できなかったが、希望のある本という意味で★3!

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    2022年07月09日
  • 悲しみの底で猫が教えてくれた大切なこと

    購入済み

    良い作品でした。

    読み終わった時のスッキリ感が心地良かった。良い終わり方でした。全体を通して、文章も読みやすく表現されており、イメージもつきやすかった。登場人物も個性的で最終的に全てがつながるというのは、よく出来ていると感心した。
    しかしながら、本のタイトルと帯の宣伝文句は、中味と違う。読む前の期待感と想像が裏切られましたね。

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    2022年06月28日
  • 悲しみの夜にカピバラが教えてくれた大切なこと

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    どんなに酷いことする人でも理由があると言いたいのか、幸せの定義はなんぞやと言いたいのか。いまいち分からないまま終わってしまいました。

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    2022年05月02日
  • 悲しみの夜にカピバラが教えてくれた大切なこと

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    人が人を思うことは、本当に素晴らしくて愛に溢れているものなんだと感じることができました。 幸せとは何か、を教えてくれた本です。

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    2022年02月11日
  • 悲しみの底で猫が教えてくれた大切なこと

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    ライトな感覚の爽やかなお話。ドキドキハラハラせずにじんわりあたたかい気持ちになりたい人にはいいと思う。魅力的な展開に欠け、少々物足りなさが残った。

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    2021年12月20日