あらすじ
本書は「猫にまつわる感動体験」を通じて、登場人物が学び、成長していく全4話からなる小説です。「電車の中では読まないで下さい。ラスト30ページ、衝撃の結末に号泣しました」(34歳・女性)の読者コメント通りの感動物語。奇妙な猫との出会いを通して、登場人物が「生きるとは?」「家族とは?」「働くとは?」など人生を深く哲学していく4つのストーリーで展開していきます。それぞれのストーリーは独立しながらも関連しあい、最終話まで読むと一つの大きな物語として完成されます。衝撃のラストは、涙なしには読めません。思いっきり泣いた後、本当の幸せに気づく、そんな「気づきのある物語」です。
...続きを読む感情タグBEST3
許
久々に胸を打たれた。
どんな境遇にあっても,生まれたこと,今生きていることが奇跡。
私たちは,許し,許されながら生きていく。
自己啓発本は苦手だけれど,こういう当たり前にきれいなことを,力強く示してくれるお話は好きだ。
Posted by ブクログ
大好きな猫が出てくると思って読み始めたら、話にどんどん引き込まれてしまいました。
心が凄くあったかくなりました。
登場する人みんなが、とっても素敵です。
Posted by ブクログ
人気がある本、やっと読めた。3年という数字が頻りと出てくるが、大震災がバックボーンにあったんだ。猫をきっかけに絡まった糸がするするとほどけていく爽快感。生きてるだけでありがたい、改めてそう思わせてくれる本でした。小学校高学年の読書好きの子なら読めるかな。子供にも薦めたいけど、うちの子は無理かな。
Posted by ブクログ
最終章は少しうるっときたけど、
それまではなんだかありきたりなようで
予想しやすいようで、あまり心が動かなかった。
主人公のように毎日がどうでもいい
なんて感情を抱いていれば
この猫ちゃんたちの登場の存在は
多大なるものなのかもしれない。
Posted by ブクログ
少しきれいにまとまりすぎている感じはあるけど、読後感がいい。印象に残ったのは次の言葉。『家族でいることに、血縁など関係ない。互いが求め合い、悲しみや弱さを支え合い、人生という名の道を手に手を取り合って歩みたいと願う気持ちが、家族の絆を強く結ぶのかもしれない。』里親を目指す私にとって、支えになりそうな言葉だ。
Posted by ブクログ
すごくあったかくて優しい物語だなって思った。こんな風に暮らせていけたらいいなぁ、なんて。五郎と宏夢、そのまわりの門倉にしても弓子にしても問題や悲しみを抱えているけど、自暴自棄にならず誠実にやるべきことをコツコツ積み重ねている。で、どうしてこんなに居心地がいいのか考えてみたら、嫌な奴がいないことに気が付いた。唯一、動物を虐待していた吉沢だけかな、クズなのは。ほかはなんだかんだでいい人たちばかりだ。ちょっと宗教っぽく感じちゃったんだ。週末に勧誘に回っている人たちって表情豊かで優しそうでここに出てくる人たちと似ているような気がして素直に感動できなくなっちゃった。ひねくれてるな、オイラは。
Posted by ブクログ
読み終わって、本の名前を見て納得。
全部、全て、自分のことも何もかもネコがいてくれたから知れたことなのだと、胸が熱くなった。
なんでもない日常にネコと出会ったからこそ、いろんなことを見つけて教わる主人公を少し羨ましくも感じた。
ネコより犬派だけど、ネコも悪くないな。
Posted by ブクログ
表紙買いした本。
疲れている時期に読んだからか、帯に書いてあるほど泣けて感動するとは思わなかったけど、ほっこりする物語でした。猫がそばにいると人生が豊かになるよ。
Posted by ブクログ
最初は、これは猫が死んでしまうお話が詰まっているのかと、もしそうだったらとてもじゃないけど読み進められないと考えていました。
それは違いましたね。最終話を読み終えた今、特に最終話は出来すぎた偶然が幾つもありましたが、死を見つめる話じゃなくてよかったです。いや、正確には中途に娘さんやらお腹の子を亡くした人の話も出るっちゃ出ますけれども。
良い意味で、言葉に重たさがなくて。取り扱ってる事柄や登場人物が言ってることは言葉として意味合い深いはずなのに、不思議となぜかすらすらと流して読み進められます。何か理由があるのかもしれません。主人公のちょっと冷めた人間性からくる言葉の選び方や考え方をそっけなく、でも肝心なところは深く、伝えているからかな。考え過ぎだったらすみません。人によっては軽いって感じられるかも?
あと、最後の兄弟のやりとりが短くてあれ?終わり?と軽く拍子抜けします。ここにもそっけなさが表れているのでしょうか。
この本をもう一度読み直したときは、きっと初読とはまた違った捉え方が出来るのではないかと思われます。そして、今度は宏夢視点でじんわりクるんだろうなぁとも感じられました。
Posted by ブクログ
読み始めて2人の主人公である五郎と宏夢の探偵ミステリーであるのかと読み進めて行くと猫にかかわる感動のストーリーでした。親子の絆、兄弟の絆がこんなにも素晴らしく読めたお話はありませんでした。ラスト近く皆んなのつながりがわかってくると鳥肌がたち一気読みでした。あなたにもぜひ読んで感動をあじわって下さい。
Posted by ブクログ
生き別れた兄弟の再開というテーマがあるんだけどそれはさておき、保護猫だどうだとか、あれだね、猫は好きだけど、猫好きな人は好きじゃないかも、そんなことに気付かされた小説。
良い作品でした。
読み終わった時のスッキリ感が心地良かった。良い終わり方でした。全体を通して、文章も読みやすく表現されており、イメージもつきやすかった。登場人物も個性的で最終的に全てがつながるというのは、よく出来ていると感心した。
しかしながら、本のタイトルと帯の宣伝文句は、中味と違う。読む前の期待感と想像が裏切られましたね。
Posted by ブクログ
ライトな感覚の爽やかなお話。ドキドキハラハラせずにじんわりあたたかい気持ちになりたい人にはいいと思う。魅力的な展開に欠け、少々物足りなさが残った。
Posted by ブクログ
ボリュームはさほどなく、さらっと読み易い。
久しぶりの読書だったので、リハビリにはちょうど良かったかも。
猫に惹かれて手に取ったけれど、途中から結末がなんとなく分かってしまって、そこまで感動・衝撃ではなかったかな。
動物虐待が出てきたので案外社会派な話なのか?!と思いきや、後半は御涙頂戴的な流れ。
展開がわかり易いので普段読書しない人や、小中学生にも良いかもしれない。
何にしても猫は尊い生き物です。
Posted by ブクログ
私はちょっと、期待しすぎちゃいました。ラスト◯ページ衝撃の結末!とか、絶対泣ける!とか書かないでほしいな笑 でも普通に面白かったです。人間そんな簡単に変わらないだろとも思うけど、暖かくて優しい気持ちになるお話でした。
Posted by ブクログ
この表紙ってどこかで見たことあるなと思って、思い返すと
心に残った絵本の
「へいわとせんそう」
の絵と同じだった!!
noritakeさんという方のようですね。
その分、
ストーリーも期待したのですが、
これはそこまでだったかなー
猫にまつわる感動物語なので猫好きの方にはおすすめです。
しかも連動性のあるショートストーリーなので読みやすいです!
涙が出るくらい感動するのを期待したのですがそこまでは至りませんでした。
皆さんもコロナ読書進めていきましょう!
我が家には五匹の猫がいる
心温まるエピソードや感動的な物語の連続。
でも私には偶然や奇跡のような物事がわざとらしく感じられて、ちょっと興を削がれてしまった。
悪人が1人も出てこない作品は、心がほっこりとして、読後感は爽やかで温かい。
Posted by ブクログ
淡々としたタイトルとは逆に、オーソドックスに涙をさそうストーリーだった。猫好きで、猫ロスな私じゃなくっても、心に隙があったら素直に泣ける作品。…というか、心が疲れたときに何度でも読みかえして泣きたい作品。
Posted by ブクログ
泣ける本!の帯に引かれて思わず購入。
内容は簡単で、すぐに読めちゃいそうだったので、あえてゆっくり読みました。
出来すぎの展開で、ありきたりな感じなんだけど、やっぱり泣いてしまいました。
自分が今、生きていること。
家族と当たり前に暮らしていること。
そんな何気ない毎日を、もっと丁寧に大切に生きていこう。
と思いました。
Posted by ブクログ
「孤独の果てで犬が教えてくれた大切なこと」を先に読んで、その続きとなる「前作」を読んでみようと思ったので、手に取った。伝えようとしていることは「孤独の果てで犬が教えてくれた大切なこと」と同じなんだと思う。つまり、私たちは何があっても「生きている」のであるということ。
Posted by ブクログ
放送作家として「奇跡体験アンビリーバボー」などの企画・構成・脚本を手掛け、独立後はコピーライターとして活動、書斎に猫を5匹飼育中という著者の小説。
物語は田舎の片隅にある古びたパチンコ屋の店先から始まる。
そのパチンコ屋でアルバイトをしている緊張感もなく、いつも仕事をサボりがちの五郎と、ヒマをもてあましている常連客の一人で動物の保護活動をしている弓子、田舎の片隅でなんでも屋で見習いをしているお調子者で人懐こい性格の若者宏夢、莫大な遺産を引き継いだ不動産会社の社長の息子で発達障がいをもつ祥太郎が主な登場人物である。
ある日、弓子がパチンコ屋の店先のベンチに、自作の『里親探しノート』を置くようになってから話は進み出す。
タイトルにある「猫が教えてくれた~」というと、擬人化された猫が人生の大切なことを説く自己啓発的なものを想像するかもしれないけど、猫は物語のきっかけになる程度で、教えてくれたというよりも、『里親探しノート』に書き込まれる猫探しをする中で生まれる人と人とのつながりから、大切ななにかに気づいていくようなストーリーだった。
そんなに深い気づきがあるような内容ではなかったけど、悲しみを越えた先には、出会いや絆、夢や希望が待っていること、動物に対して「かわいい」とか「癒される」だけでなく、「守りたい」という感情があることに気づかされる一冊でした。
続編に『犬』バージョンもあるらしい。
Posted by ブクログ
猫が好きなので手に取りました。
話がうまくいきすぎて、あざとさを感じつつも、楽しめました。
小学校高学年~中学生向けくらいでしょうか。
この年代で読めば、もっと楽しめたかなと思いました。
Posted by ブクログ
書店員さんが泣ける本と謳っておりましたが、そこは特に興味がなく、たんなる猫好きなのでこの本を手にとった。
内容は、子供向けかな~。
中学生の娘にも貸したけど、娘は楽しめたようです。
奇跡が何度も起きたり、想像通りの展開になったり。
読み手を泣かせよう泣かせようと仕向けていくような感じで、肝心のお話に入り込めなかった。
とかいいつつ、想像通りの展開だったのに、泣いてしまった自分。
なんか悔しいw
2016 2冊目
Posted by ブクログ
本当は3.5★くらいなんですけど...
もうちょっと評価が刻めるといいですね。
猫が紡ぐ不思議な日常のお話し。
私イヌ派なのですが、去年からなんとなく
猫グッズが周りに多くなりました。猫飼いたいな~
Posted by ブクログ
☆3
うーん、まぁまぁかなー。サクサク進んでいくんだけど、もう少し心情とかを丁寧にかいて欲しかったかも。
「ネコは、ごはんを何日食べなければ死にますか?」
とあるパチンコ店の前に置かれている一冊の「里親探しノート」に、そんな奇妙なことが書かれてあった。ただなんとなく生きている店員の吾郎、現実逃避している常連客たち.....。この一冊のノートにより、それぞれの運命の歯車が動き出し、生きる意味と向き合うことになる。
Posted by ブクログ
凄く読みやすいサラッとした文章で、最後の赤い糸もサラッと流れてしまった感がもったいない。
もっと重厚な内容だったら感動も深かったのだろうけど。
でも出会いは本当に意味がある奇跡なんだろうな。