あらすじ
本書はいきなり10万部を突破した瀧森古都のデビュー作
『悲しみの底で猫が教えてくれた大切なこと』の続編であり、
犬にまつわる感動体験を通じて、登場人物が「生きるとは?」「家族とは?」など
人生を深く哲学し、成長していく涙なしには読めない感動小説。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
タイトルからもっと軽い内容の話を予想していたけれど、大人から子どもまでそれぞれが抱える孤独が掘り下げられ、最後の方は推理小説みたいな要素もあって、思った以上に深い作品でした。よく、「人は人によって傷つき、人によって癒される」というけれど、本当にそうだなあと思わされる本でした。出てくる人が悪意のない人ばかりなので、安心して読み進められました。
Posted by ブクログ
底猫と合わせて一気に読んで欲しい本です。
伏線の回収が気持ちよく読めますd(^_^o)
実際あったイヌネコの話を上手く繋げてまとめ上げられてると思います。
今日は一気に3冊読みきりました。
小説系はほとんど読まないですが読むと早いんですよねσ^_^;
Posted by ブクログ
犬の話で9割は泣くって書いてあったけど私は1割の方でした(笑)犬の話って絶対泣くやろうなって思ったけど悲しい話じゃなくて寧ろ読んだ後にほっこりする感じだった。だから逆に9割の人どこで泣いたんだろ?って(笑)自分がおかしいのかな?(笑)でもやっぱり動物って凄いなぁ~って。凄い力持ってるしこの世界に人間だけだったらもっともっとおかしい世界だったんやろうな。ここに動物たちがいてくれるから優しい気持ちになったり、あったかい気持ちになるんだよね。猫バージョンもあるらしいから読みたいな!
Posted by ブクログ
思いがけないつながりを演出する手法は伊坂孝太郎さんの作品に似ており、「自分が見ていることと他人が見ていることは実は別の世界である」という演出は湊かなえさんの作品に通ずるなと感じた。人はたくさんの悲しみを経て孤独になり、でもそれでも自分たちは「生きている」(もしくは「生かされている」という表現の方が正確かな?)のであるということを大切にしなくてはいけないと感じた。
Posted by ブクログ
これもいい本でした。
この人の小説、好きだなぁ〜。読みやすい。
P194の、「(災害で最愛の母親を亡くしたのも、虐待され木に吊るされ三本足になったのも、家族を手放してしまったのも、最悪だけどそこで「終わり」じゃない。)
最悪なきっかけは、本当に最悪だけど、そこがゴールじゃない。どう考え、どう行動するかによって、最悪は最高に変えられる。」
この部分にひどく感銘を受けました。
ただ、ラストの設定は少し納得いかないところもあり……。
アナフィラキシーショックで亡くなったなら、当時の捜査でもわかるのではないか?というのと、心中するつもりだった夫婦が、死んだつもりで北海道に行くというだけで前向きになれるのか?というところですね。。
紺野が来てくれただけでそのくらい救われたのかもしれないけど、、ちょっと強引かなぁ?と、、、でもいい本なのでそこは深く考えずにいようと思います笑
とにかく本でよく泣く私ですが、この本は泣かなかった。悲しい現実はでてくるけど、現在進行形の悲壮感がない書き方だったからかと思います。
Posted by ブクログ
今を生きて色んな人と出逢いそして良きも悪きも色んな感情を感じられることは奇跡なんだと改めて気付かされた作品です。優しさと感謝が全ての源ですね。