青柳恵介のレビュー一覧
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購入済み
どうでも良いけど
講談社の上下巻と比べると、占領を背負った男?
戦時中の話で追記された内容があった。大筋は変わりません。
小林秀雄絡みの話も追記されていて、コスパ考えるとこの本は良いのではないでしょうか。
書き手さんは奥さんが白羽の矢を立てたらしい。写真が多いのも特徴。
アルバム抱えているのだから敵わんやね。赤ちゃんの頃の写真が可愛い。
後ポルシェのナンバープレートが変形していたのがすこく気になった。
何すりゃあんなふうになるんだろう。
小林秀雄と白洲次郎の共通項は、タバコをきちんとやめたこと。
タバコを止めるは、とある国ではエリートの案件としてカウントされるそうな。
小林秀雄の場合、医者からやめたらと言われた -
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美術を見るのが好きなんだけど、世界の素晴らしい美術ってほとんど宗教と切っても切り離せない関係があるから宗教を勉強することは欠かせないと思う。
白洲正子さんはGoogle先生が居ない時代に日本中を旅してこのクオリティのエッセイ書いてるなんて能力高すぎるよな。私はGoogle先生が居なかったら旅しても見たいものの1/10ぐらいしか見られないで帰る羽目になりそう。Google先生を味方にして旅をしてるバージョンの白洲正子先生の旅エッセイも読みたいと思った。
日本百観音・・・西国三十三所・坂東三十三所・秩父三十四所を合わせた、100ヶ所の観音巡礼を指します。観音巡礼とは、観音様(観音菩薩 -
Posted by ブクログ
先日読んだ『白洲次郎 占領を背負った男 上・下』のダイジェスト版のような内容。紙数も半分くらいなので仕方がないのだが、これはこれでギュッと凝縮されていて面白い。
白洲次郎に関しては、やはりGHQと渡り合った「終戦連絡事務局」時代が、白洲の力量を十分発揮した時期だったのだろう。
日本国憲法草案について、GHQのホイットニー宛に出された手紙「ジープ・ウエイ・レター」が紹介されていた。
貴下(ホイットニー)のものと彼ら(日本政府)のものとは、同じ目的を目指しているが、選ぶ道に次のような大きな差異があると考えています。貴下の道は直線的、直接的なもので、非常にアメリカ的です。彼らの道は回り道で、曲がり -
Posted by ブクログ
白州正子が雑誌に寄稿した随筆集の多くが書籍化されているが、この本は中でも日本人の心とも言うべき、日本人が何に美を見出すか、という観点で蒐められた作品集だと思う。どの本でも彼女は同様の観点に常に思いを巡らせており、十一面観音巡礼でも見られたが、日本人は立派なモノでなくとも人々が積み重ねてきた素朴な信仰で芸術作品が作られていく、それは名もない市井の人々、所謂大衆が育んでいくもの、という捉え方が今回の本でも前に出ていると思う。
結果那智の滝の話が何度も出てくるのは少しおなかいっぱいになるのだけど笑、そうした彼女の研ぎ澄まされた精神世界の一端を覗けるのは大変楽しい。 -
Posted by ブクログ
【本の内容】
日本国憲法誕生の現場に立会い、あの占領軍司令部相手に一歩も退かなかった男。
常に活眼を世界に注ぎつつ、わが道を行く天衣無縫の気概。
物事の筋を通し、自説を枉げぬ強靭さ。
と同時に、内に秘めた優しさ、しなやかさ、ユーモア。
端正な面立ち、洒落た身なり、寸鉄の片言…。
正子夫人をはじめ、この男に魅せられた人々の「証言」から蘇える「昭和史を駆けぬけた巨人」の人間像。
[ 目次 ]
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読 -
Posted by ブクログ
これは、カッコいい!
「従順ならざる唯一の日本人」白洲次郎。長嶋茂雄に次ぎ尊敬する人物の伝記です。
一言で表すと、大和魂を持ったグローバルな奇人、だろうか。著者は本人とも親交のあった青柳氏。若干格好良すぎる表現があることは否めないが、白洲ファンが読むにはこれぐらいで良し(笑)
金持ちの出で、キザな発言を繰り返す白洲は、私の苦手なタイプに感じられなくもないが、彼の言動は何故か小気味良い。突然農家に転身し、一時期真剣に農家業を営んだ経験があることも、白洲ファンになったきっかけだろうか。
本書では、ひたすらに白洲の激烈な言動を紹介しているが、その裏に隠された思惑は深く、包容力に満ちている。彼が