青柳恵介のレビュー一覧
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これは、カッコいい!
「従順ならざる唯一の日本人」白洲次郎。長嶋茂雄に次ぎ尊敬する人物の伝記です。
一言で表すと、大和魂を持ったグローバルな奇人、だろうか。著者は本人とも親交のあった青柳氏。若干格好良すぎる表現があることは否めないが、白洲ファンが読むにはこれぐらいで良し(笑)
金持ちの出で、キザな発言を繰り返す白洲は、私の苦手なタイプに感じられなくもないが、彼の言動は何故か小気味良い。突然農家に転身し、一時期真剣に農家業を営んだ経験があることも、白洲ファンになったきっかけだろうか。
本書では、ひたすらに白洲の激烈な言動を紹介しているが、その裏に隠された思惑は深く、包容力に満ちている。彼が -
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「風の男、白洲次郎」、「プリンシプルのない日本」を読む
犬を飼うときに、何故、動物愛護センターから、講習を受けた上で、選んでもらい受けてきたかというと、何故か、血統書付きというものが、犬であれ、人間であっても、どうも、鼻持ちならないという感慨を否定しきれなかったことがある。それにしても、二世とか、血筋がよろしいとか、家柄がよいとか、犬と一緒にしてはいけないが、どうも、そういうモノに、鼻持ちならないモノを感じざるを得ない。白洲次郎なる人物は、写真からしても、端正な顔立ちであり、表題のように、爽やかな「風の男」というさりげなく歴史の表舞台から、去って行きつつも、決して、奢らず、カントリー・ジェント -
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だいたいの人物像がわかりました。なぜ、政治家にならなかったか 人柄から感じ取れました。
2014年06月26日
今日本の安倍内閣では日本国憲法改正 集団的自衛権で平和放棄寸前であるが この日本国憲法がどういった経緯でできたか 戦後、GHQに対して唯一卑屈になることなく、日本国憲法誕生の現場に立会い 吉田茂の右腕として日本の復権に尽くし 平和な日本へと進むきっかけをどんどん作ってくれた 白州次郎を読んでみると この人たちの功績を無駄にする行為であるとすごく感じ知った。 現在も不安定な情勢は戦前戦中時と変わらなくもない。 白州さんは政治家になることを嫌い、 日本が戦争に突入すれば食糧不足にな -
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白洲正子は、日本の能楽、骨董、古美術等の造詣が深く、それらについての随筆を多数残しているが、今般、角川ソフィア文庫から、骨董に関する随筆を集めた本書『なんでもないもの』、美術に関する随筆集『美しいもの』、祈りに関する随筆集『かそけきもの』の3巻が発刊された。
白洲家と付き合いが深く、本書の編者でもある古美術評論家の青柳恵介が解説で、「小林秀雄に「だから素人はおそろしいよ」と言われたことを、むしろ自慢げに書いている、その素人性である。五十年も骨董の売り買いをやって、それでも自分は素人だという基点からものを見、ものを書く」と記した白洲正子であるが、本書では、古伊万里、織部、信楽などの日本の古陶磁か -
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エッセイストであり、白洲次郎の妻でもある白洲正子の依頼を受けて、青柳恵介が記した次郎の伝記とも言える一冊。最初は語録のつもりだったとあるけれど、それにはとどまらず、当時の写真や世情の様子などを説明しつつ、数々のエピソードが時代順に記されている。周囲の人の様子や、著者の印象なども織り交ぜてあるおかげで分かりやすい。
もちろん、彼をこよなく愛した人たちの証言が中心なので、多少の偏りはあるのかもしれないが、「人々にこんな印象を与えた、こんな人だったのだ」という人物像が生き生きと浮かび上がってくる分、面白い。正義感を貫いて言いたいことを言う、彼が今の日本を見たら何と言うだろう?当時のことが知られなさす -
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昨年7月に、白洲正子展に行った際、彼女の旦那さんが白洲次郎という人であることを知りました。入省してしばらく経った後、副大臣との懇親会で副大臣が「我が省を作った白洲次郎の精神を・・・」とお話されていたのを聞いてびっくりしたのがきっかけで読んだ本です。
今年は白洲次郎のちょっとしたブームだった年ではないのかと思います。書店で目にする本が多かったのではないかと。
大学の授業で憲法史を学ぶ過程では全然この人の名前は出てきていませんでしたが(僕の勉強不足によるところが大きいのでしょう)、昭和憲法制定時にも大活躍された方なんですね。
なかなか真似できない生き方をした人ですが、自分なりのプリシンプルを