豊田正義のレビュー一覧

  • 家庭という病巣

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    [ 内容 ]
    最も身近な存在は、最も危険な存在にもなる。
    我が子を段ボール箱の中で餓死させた両親、夫を尺八で撲殺した老婆、娘に性的虐待を繰り返した「理想の父親」、妻の身内を殺害した暴力夫…。
    身内の凶行により、家庭は逃げ場の無い密室と化す。
    児童虐待、DV、近親姦、高齢者虐待等、増加しつづける家庭内犯罪の実態とは―。
    加害者、被害者への膨大な取材を通じ、家庭に潜む病巣の正体に迫る。

    [ 目次 ]
    序章 家庭は密室である
    第1章 児童虐待とは何か―愛知幼児餓死事件を追う
    第2章 近親姦の闇
    第3章 ドメスティック・バイオレンスの現在
    第4章 逃げない被害者
    第5章 加害者は矯正できるのか
    第6

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    2011年05月22日
  • DV(ドメスティック・バイオレンス)――殴らずにはいられない男たち

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    [ 内容 ]
    なぜ男たちはDVに走るのか。
    職業・年齢・生い立ちなど、加害者たちに共通点はあるのか。
    男たちに暴力をとめさせる手だては。
    加害者、被害者双方の生の声を多く集め、様々なケースからDV問題の本質を浮かび上がらせる。

    [ 目次 ]


    [ POP ]


    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆☆☆☆ 文章
    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
    ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
    共感度(空振り三振・一部・参った!)
    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

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    2011年04月08日
  • DV(ドメスティック・バイオレンス)――殴らずにはいられない男たち

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    酷なお話。こういうのに弱い人は
    かなりしんどい部分があります。
    私も、読むのがしんどかったです。

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    2009年10月04日
  • 消された一家―北九州・連続監禁殺人事件―

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    目を背けたくなるほどの内容。何度も、本を閉じました。被害者や洗脳されている純子の側から物を考えることはまだ、かろうじてできるけれど、松永の側で考えることがどうしてもできない。だけれど、松永も人間であり、ナチスで見られたように、人間はどこまでも残酷になれる生き物でもある。誠実に生きようという信念を持っていても、この人間に囚われたら信念など、木端微塵に打ち砕かれるだろうと思う。拘置所で、少しずつ松永からの呪縛から解き放たれた純子に、わずかながら救われた。被害者ご家族にとっては、決して許されないことだろうけれども。しかし本当に、事件が露見して良かったと思う。でなければ、今も何人も犠牲になっていたこと

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    2025年09月15日
  • 消された一家―北九州・連続監禁殺人事件―

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    サイコパス、現代で言われる反社会性人格障害に興味があり、この本は何度か読み返している。
    どうやらサイコパスという存在は人間史の中でもかなり古くから存在していたらしい。
    サイコパスはどう考えても人類に有害な存在であるのに、どうして今日までしぶとく生き残ってきたのか。
    サイコパスの中にも無害なサイコパスと有害なサイコパスがいる。無害なサイコパスは人を虐げたり殺すことに喜びを見出さないタイプだ。プレッシャーや緊張を感じることがなく、公の場でも難なく大業を成し遂げることができる。そのため、人類の発展や存続に大きく貢献出来る能力を有する遺伝子として、現在まで淘汰されずに残ってきたものと考えられている。有

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    2025年08月24日
  • 消された一家―北九州・連続監禁殺人事件―

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    この本を読んで寝ると、毎回悪夢を見るので、読み終わるのに時間がかかった。

    でも、読みやすかった。とても現実とは思えない。
    普段が平和すぎるからかな、、

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    2025年08月13日
  • 消された一家―北九州・連続監禁殺人事件―

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    自分は比較的真っ当な人生を歩んできていると思っているので、非日常な犯罪心理の世界を覗いてみたくなる時期がある。

    ネットでも随分と凶悪犯罪の記事を読んできたものだが、こちらの著作の凄惨極まる状況に顔をしかめながらも読み切った。正常な反応かと。

    この事件をモデルにしたドラマ「愛なき森で叫べ」や櫛木理宇、我孫子武丸なんか読んでいて耐性が多少なりあるつもりでいてもこれが現実に起きたことなんだと思うと寒気がする。

    事実は小説より某とは真理だな、と。

    体験出来ない、したくない分、こうして知識を得ておく事は大事かと思う。隠された悪を注意深く拒む手掛かりとして。

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    2025年03月03日
  • 消された一家―北九州・連続監禁殺人事件―

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    これを読んでよかったのか、現実にこういう人がいる、そして、こうならざるを得なかったひともいる、ということを認識しておくことが必要だということか。
    頭の中の整理がつかない

    ただ、著者は最後に記載しているが、加害者でもあり、被害者でもあった純子の行動をどう考えるべきか、何を問うべきか、についてが書きたかった一つなのだろう

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    2024年12月11日
  • ベニヤ舟の特攻兵 8・6広島、陸軍秘密部隊レの救援作戦

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    大叔父に漁船を軍艦代わりに出航し帰ってこなかった人がいると昔母から聞いた記憶が蘇った。あまり詳しい話は聞かなかったのだが日本軍の苦肉の策の一環という点では変わりないのではないか。

    特攻前夜の自由な待遇や沖縄と内地を二転三転する様子は面白く読んだ。
    広島での救援作業の情熱は真に迫る文章で一般市民の被爆者と気持ちがすれ違っているとしても軍人としての国民への意識がリアルに感じられた。それが余計に戦後の彼らへの支援の遅れが哀しくさせる。

    女性が戦時中悲惨な目にあった書籍だと「戦争でより辛い思いをするのは女性」と書く方がいる。男性も女性も美味い汁を吸えた人間以外は皆辛い、それではいけないのだろうか。

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    2024年07月09日
  • 消された一家―北九州・連続監禁殺人事件―

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    これ小説じゃないの?ってくらいひどい内容。

    小説の殺人事件でもここまでひどくない。

    大の大人がこんなに簡単に
    洗脳されてしまうのかと
    衝撃的だった1冊。

    ある意味洗脳の要素が詰まってて
    洗脳の教科書。

    人間って環境や行動制限で
    ここまで思考がおかしくなるのかと学んだ。

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    2023年07月29日
  • DV(ドメスティック・バイオレンス)――殴らずにはいられない男たち

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    DVに関する、夫(加害者)視点の話と妻(被害者)視点の話。
    夫視点のパートを読んで「?」と引っかかった部分が、妻視点のパートでスッキリ判明する。

    とても興味深い本だった。

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    2019年09月02日
  • DV(ドメスティック・バイオレンス)――殴らずにはいられない男たち

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    少し出版年が古いので、
    今それなりに増加傾向にある女性によるDVは
    掲載されてはいません。
    (一応終盤に少し触れる程度)

    かなり胸糞の悪い内容となっています。
    大体のケースは男性側の根底に
    トラウマといったものがあるケースが多いです。
    無理強いという事がどれだけ人を傷つけるか…

    ほとんどのケースは意識することにより
    改善しているケースもありますが
    2つほど、残念なケースがあります。
    俗に言う「救えない、法で裁くべきDV」です。

    ただただ罰則化するだけではない…
    奥深いものを見ていかない限り
    改善はされないものだと思います。

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    2014年05月03日
  • DV(ドメスティック・バイオレンス)――殴らずにはいられない男たち

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    DVの加害者と被害者双方からの聞き取りをもとに、DVはなぜ起こるのか、背景は何か、暴力をやめさせる事はできるのかなどを考える。

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    2009年10月04日
  • DV(ドメスティック・バイオレンス)――殴らずにはいられない男たち

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    DVの実態に実例から迫る。DVされて黙ってる女の人の気持ちが分からなかったけど、これ読んでちょっぴり納得できたかも。

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    2009年10月04日
  • DV(ドメスティック・バイオレンス)――殴らずにはいられない男たち

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    DV防止法の施行は必要だと思うし、防止法作成段階から、フェミニストは、法案をあくまで男性加害者の問題として捉える傾向にあっただろう。現実、ここでインタビューされ、ルポされた4例のカップルも、殴る加害者男性/殴られる被害者女性(バタードウィーメン)という公式にある。ただし、ルポから浮上するのは、殴る男性の苦悩であり、また過去に受けた被害者性でもある。トラウマに全てを還元することは無意味な正当化につながりかねないけれども、加害者側の苦悩の声を(時に筆者とともに揺らぎつつ)聞くことができる点、そして、男性によるDV加害者のサポート(メンズカウンセリング等)の情報・簡略なインタビューも掲載されていると

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    2009年10月04日