豊田正義のレビュー一覧
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恐ろしい事件
恐ろしい事件。本書を読めばその事件の経緯は概ね辿ることができる。
しかし、あとがきで作者自身が「虚しさ」と述べているように、主犯の人物がなぜこのような
生き方になったのか、どうしてここまでの残虐性を有するに至ったのか、といった疑問には
正直何一つ迫れていない。やたらと弁の立つ「怪物」を常識とか社会規範とかいったもので
秤に掛けようということ自体誤りなのかも知れないが。
良かったのはあとがきで、作者と、共犯である女性とのやり取りや手紙の内容などが
記されていること。ここにわずかな救いを感じた。 -
Posted by ブクログ
終戦直後の昭和20年8月19日。
妻を乗せて満州から飛び立っていった谷藤徹夫氏の生涯を、満州の歴史・情勢と重ね合わせながら記している一冊。
途中満州の歴史についての部分がかなり長いが、メインはあくまで谷藤氏の生涯と、終戦後の特攻へ至る背景である。
満州の歴史についての記述がかなり多いのは、それだけ時代背景や史実を正しく理解していないと、谷藤氏の特攻の意味を理解してもらえないのではないかということなのだろうか。
最後、彼らを決断させたのは、軍人としての誇りなのか、意地なのか、責任感なのか、何れにせよ極限状態での決断であったことは間違いない。8月15日を過ぎてもなお、戦争は続いていたのだ。 -
ネタバレ 購入済み
楽しかった
こんな、残虐な事件は女子高生コンクリート詰め殺人、以来です。
身の毛もよだつような、怖い事件です。
特に、ミキサーで遺体を解体してドロドロにして捨てたと。
怖すぎです。おぞましいです。
主犯の永井は、本当に、ことば巧みに人を騙すのが得意ですね。
あんなのに、いつ、こっちが引っかかってもおかしくないような気がして、自分もこの事件の被害者になりうることだな、とおもいました。
永井は、顔もまあまあ、イケメンだったし、結婚をちらつかせると、貢いで挙げ句の果てには監禁されてしまう女性がたくさんいたのも、驚きですね。
作者は、何を伝えたかったのか??
特に永井の、生い立ちとかもっと、たくさ -
購入済み
豊田さん、読ませて頂きました。
どうもお久しぶりです。お声がけするのは何年ぶりでしょう?
お元気でしょうか。
自分、テレビは地デジ化される前から視るコトをやめたので、
オーラの泉って番組の章はあまりよくわからないんですけど、その点を抜きにしても
この本をキッカケにもっと美輪さんのコトを、知りたいと思うようになりました。
こないだのNHK。紅白で、また話題を掻っ攫ってた【ヨイトマケの唄】大反響やったですね。。考えてみたら、自分が鼻垂れ小僧の頃、野良仕事の真似し、スコップとかクワとかで地面を耕す遊びをしてたときに、【トーちゃんのためならエーンヤコーラー♫(以下省略】なんてやってたんですよね!?何にも知らない4.5歳ぐらいのガ