あらすじ
「禁断の美少年」から「カリスマ霊能者」へ。比類なきオーラを生み出す美輪明宏の源泉とは!? 幼少期の複雑な家族関係、故郷・長崎での被爆、シャンソン歌手としての下積み生活、三島由紀夫、赤木圭一郎、寺山修司、江原啓之らとの華麗なる交流――波瀾に満ちたその半生を徹底取材で解き明かした決定的評伝!
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豊田さん、読ませて頂きました。
どうもお久しぶりです。お声がけするのは何年ぶりでしょう?
お元気でしょうか。
自分、テレビは地デジ化される前から視るコトをやめたので、
オーラの泉って番組の章はあまりよくわからないんですけど、その点を抜きにしても
この本をキッカケにもっと美輪さんのコトを、知りたいと思うようになりました。
こないだのNHK。紅白で、また話題を掻っ攫ってた【ヨイトマケの唄】大反響やったですね。。考えてみたら、自分が鼻垂れ小僧の頃、野良仕事の真似し、スコップとかクワとかで地面を耕す遊びをしてたときに、【トーちゃんのためならエーンヤコーラー♫(以下省略】なんてやってたんですよね!?何にも知らない4.5歳ぐらいのガキが、美輪さんの唄を口ずさんでいた。これはスゴイですよね。。。
こう見ると書評でもなんでも無いですが、とりあえずなんか書かずには居られんかった。美輪明宏さんテレビ等でご存知でも、まだファンってワケじゃ無い人には読んでみて欲しい。自分から是非ともオススメしますよ。
Posted by ブクログ
紅白のヨイトマケにやられて読んだ。美輪明宏の人生は奥深い。長崎での原爆体験から東京でのどん底の日々。脚光を浴びても見向きもされなくなる。浮き沈みの激しい人生を強靭に生きる美輪は気高くもある。出てくる登場人物もスターばかりで、さながらもう一つの昭和史のようである。シャンソン喫茶銀巴里で力をつけ、歌舞伎座で『黒蜥蜴』を上演するまでになった丸山(美輪)への三島由紀夫の言葉が感動的。「あの(銀巴里のある)銀座7丁目から歌舞伎座の銀座4丁目まで、たったあれだけの距離を、君は15年かけて歩いて来たんだね」。