くろのくろのレビュー一覧
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購入済み
優雅ではあるが一応ミステリー
京都の名所旧跡がストーリーのあちこちに散りばめてあり、登場人物たちもはんなりとした京都言葉で会話する、優雅ではあるが一応ミステリー系のお話である。ラノベの範疇に入る作品なのでそれほど深刻さ複雑さはないが、それでもなかなかに読ませる作品ではある。
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Posted by ブクログ
社会派ブラック小説を第3弾。
表題作の
『会社の裏に同僚埋めてくるけど何か質問ある?』
を含む4作品が入っている。
共通しているのは、
ギスギスした人間関係、そして〝縁切り神社〟
表題作と『あたしの幸せな生活』が特に好み。
見ている人はしっかりと見てくれているし、
悪いことをしている人、嫌がらせをしている人には
それ相応のことがちゃんと自分に必ず返ってくる。
そんな怖さがこの物語にはあった。
仕事をする上で人間関係の悩みは尽きないし、
自分に合う人、合わない人がいるのは仕方がない。
その人とどのような付き合い方をするべきかを
考えることも必要。
でも……その考えや行動ができたら悩まないし、
苦労しないんだろうなと考えてしまったのも事実…。 -
Posted by ブクログ
お客様は神様ではありません。
意味をはき違えて、何をしてもいい、と思っている客。
給料のうち、と思って聞き流すのも大変です。
中編、短編、短編、の3作品。
結婚相談所は、すごく大変だな、と。
よりよい相手を選びたい、というのは分かりますが
言葉を選んで誘導せねばならない社員も大変。
毒というより、さくっと切ってやりたい、という現実に
ものすごく共感します。
な、不思議1話目から一転、な2話目ですが
これはこれで怖い。
その神社怖いですよ!? としか
言いようがない話でした。
その後の3話目ですから…まだ、マイルドなような
うんまぁそんな落ちですね、というべきか。
素晴らしかったです。 -
Posted by ブクログ
どうか、天国に届きませんように。
それはどのような類いの願いなのだろうか。
淡々とした文章が彼らの孤独を浮き立たせる。
読んでいると、自分が色も音もない世界にいるような気分になる。
想像力を働かせると、本当に恐ろしい思いをすることになる。
名前も知らなかったこの著者の作品を、たまたまのめぐり合わせで読むことになった。面白かったので、他の本も読んでみようと思う。
黒い糸
超常現象が好きな少年は、自分にもそんな不思議な力があればいいのにと思っていた。スプーン曲げ、瞬間移動、読心術。そんな願いがなぜか叶い、ある日彼に特殊な能力が宿る。
小指にいつの間にか結ばれている黒い糸。それを辿ると、必ず死体と繋がっていた。
浮かばれない魂が救いを求めて彼を呼んでいるのだろうか。
白い檻
幼い頃に兄を失くした少年は、寂しさの余り、兄が本当に見える振りをした。あるとき彼は、不思議な力を持つ子どもが集まる『家』へ引き取られることになった。
そこでは今までの名前を忘れなくてはいけない。口に出してもいけない。新しく与えられた名前は『3番』。
ここはいったい何のための施設なのか。深夜に歩き回っている美しい少女の正体は。
灰の箱
引っ越してきた郊外の家には、とても広い庭があった。少年が姉と二人で庭を探検していると、開けた原っぱの真ん中に、長い間使われていないと思われる焼却炉があった。少年は中を見たくなかったのに、姉が開けてしまった。
中には本当に恐ろしいものがいたのに。
牢獄
死んでしまった男は、どこにも行けずに暗い場所を彷徨っていた。すると前方に窓のようなものがあり、そこから光が漏れている。覗いてみると、その向こう側には、生きていた頃の自分がいた世界が見えた。どうやらこの窓のようなものは鏡らしい。男は一か所に留まらず、鏡から鏡へ移動しながら、いろんな人の生活を覗いた。
しかしある女の子のことが気になり、見守るようになる。男は覚えていないが、彼の死には彼女が関わっていたのだ。
天国
牢獄の話の続きだけど、それ以外の話も関わってきて繋がってくる。
最後はどうしようもなく切ない。 -
Posted by ブクログ
おぉ、おぉ、相変わらずゾクゾクさせてくれる。
第一作を越える訳では無いけれど、やっぱりいいね。
分かるなぁと思いながら、怖いけど人間味があって、ただただの怖い話じゃなくてちゃんと考えさせる作品。
上司、客と来て、今回は同僚。
歳上とか、派遣とか形は違えど、その気持ち分かるわぁ〜。って。
今まさに、私自身も同僚を埋めてやりたい気持ちが物凄くある。
けど、そんなバカのために時間を費やすのがもったいない。
そして、本当はその人はめちゃくちゃ可哀想な人なんだよなぁ…と。
ぶっちゃけ、帯にあるように、消えてくれってのは拭い去れないよね。
そうすれば、見ることも無ければ、考える事も無いのにってさ。
どんな人にもさ、幸せにしたい、なってほしいって思う人がいるかもしれないからさ。
その人を不幸に陥れるのは違うかもしれないから。
僕はあなたの幸せを願う担当じゃないから、他の人の元へ行ってよって。
その程度の縁切りでいいから望みたいね。
まぁ、自分から離れるってのも一つなんだけどね。