あらすじ
【電子版巻末にはくろのくろ先生によるカバー用イラストをそのまま収録!】
「パティシエだった夫が遺したレシピを探してほしい」
「入手した三幅対の掛け軸が秘める図柄の謎を究明したい」
――冬景色の京都東山。神宮道のそばにひっそりと佇む探偵事務所で、探偵・春瀬壱弥と弁護士志望の女子大生・高槻ナラは、
今日も持ち込まれる"日常の謎"を紐解いていく。
ある日、北野天満宮を訪ねた二人は、偶然出会った婦人から「梅の匂い袋をくれた古い友人を捜したい」という話を聞き、
壱弥はそれを依頼として受けることにするが……。
謎解きしながら京都を散歩!
寒い冬に温まる、はんなり京都の物語。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
ナラちゃん…!壱哉もいろいろ乗り越えて、ナラちゃんの気持ちも知って、むしろここからだからがんばれ!ナラちゃんかわいい!
シリーズものの小説を読む度に思うことだけど、記憶力の乏しい私は、この出来事の伏線となるようなことがあったはずなのにはっきり思い出せない…みたいなことが多くてもどかしい。
電子書籍はあまり好きじゃないけど、「この出来事は〇巻のこのセリフがきっかけです」みたいなリンクができたら電子で読むメリットもあるなぁ。
Posted by ブクログ
心星(しんぼし)とは北極星の別名だそう。回り道をしても見失わない道標としてピッタリ。大切な人、手放したくないもの、それぞれが心に抱いて、いつか手を取り合い寄り添うその日まで、そしてその先もずっと。
次巻の刊行、楽しみ。
Posted by ブクログ
冬景色の京都東山を舞台にした優しい謎解きの物語。3編それぞれの依頼者達が大切な人と向き合えるようになるための過程と、ナラと壱弥との関係性の変化が丁寧に描かれていた。掛け軸のお話が好きだったな。穏やかに進む物語のテンポが心地よい。次の展開が楽しみ