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オカルトに憧れる「僕」は、ある日の下校中、自分の指へ絡む黒い糸に導かれ、死体を見つける。特別な力を得た優越感に溺れた「僕」は死体を見つける行為にのめりこんでいくが…? 偶然が偶然を呼び、不幸に魅入られた者たちは巡り合う。そして、彼らが抱く行き場のない孤独は哀しく連鎖していき――。「僕は君を殺せない」の著者が贈る、サスペンス連作短編集。 【目次】黒い糸/白い檻/灰の箱/牢獄/天国
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Posted by ブクログ
どうか、天国に届きませんように。 それはどのような類いの願いなのだろうか。 淡々とした文章が彼らの孤独を浮き立たせる。 読んでいると、自分が色も音もない世界にいるような気分になる。 想像力を働かせると、本当に恐ろしい思いをすることになる。 名前も知らなかったこの著者の作品を、たまたまのめぐり合わせ...続きを読むで読むことになった。面白かったので、他の本も読んでみようと思う。 黒い糸 超常現象が好きな少年は、自分にもそんな不思議な力があればいいのにと思っていた。スプーン曲げ、瞬間移動、読心術。そんな願いがなぜか叶い、ある日彼に特殊な能力が宿る。 小指にいつの間にか結ばれている黒い糸。それを辿ると、必ず死体と繋がっていた。 浮かばれない魂が救いを求めて彼を呼んでいるのだろうか。 白い檻 幼い頃に兄を失くした少年は、寂しさの余り、兄が本当に見える振りをした。あるとき彼は、不思議な力を持つ子どもが集まる『家』へ引き取られることになった。 そこでは今までの名前を忘れなくてはいけない。口に出してもいけない。新しく与えられた名前は『3番』。 ここはいったい何のための施設なのか。深夜に歩き回っている美しい少女の正体は。 灰の箱 引っ越してきた郊外の家には、とても広い庭があった。少年が姉と二人で庭を探検していると、開けた原っぱの真ん中に、長い間使われていないと思われる焼却炉があった。少年は中を見たくなかったのに、姉が開けてしまった。 中には本当に恐ろしいものがいたのに。 牢獄 死んでしまった男は、どこにも行けずに暗い場所を彷徨っていた。すると前方に窓のようなものがあり、そこから光が漏れている。覗いてみると、その向こう側には、生きていた頃の自分がいた世界が見えた。どうやらこの窓のようなものは鏡らしい。男は一か所に留まらず、鏡から鏡へ移動しながら、いろんな人の生活を覗いた。 しかしある女の子のことが気になり、見守るようになる。男は覚えていないが、彼の死には彼女が関わっていたのだ。 天国 牢獄の話の続きだけど、それ以外の話も関わってきて繋がってくる。 最後はどうしようもなく切ない。
オカルトとサスペンスが混じる恐怖の短編。 それぞれはいつしか全てが一つの世界だったと知る。 現代の児童虐待、ネグレクトも含む、人こそが一番怖いと思わせる物語。
少しずつ繋がって1つの世界を形作る短編集。 表紙から中高生向けかなーと、あまり期待せずに読み始めましたが、思ったより楽しめました。 淡々とした文体と仄暗い雰囲気がホラーっぽいですが、視点が変わることで絶妙に変化する世界観が単純なホラーとは違う読み心地。 他の話との繋がり方もちょうどいい。しらけるほど...続きを読むのあからさまな表現ではなくて、でもよほどじゃない限り気づけないなんてことはない。相関図描きたくなります。 でも、やっぱりおすすめするとしたら、友達ではなくて対象は中高生ですね。
それぞれ短編の物語の登場人物がどこかで繋がっていて、最初はなんでこうなったんだろうと思ったところものちのち関係する人物が主の話が読めて、全体的にそういうことかってなる話。 結構ファンタジー要素?あって、常に不穏って感じ
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どうか、天国に届きませんように
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長谷川夕
くろのくろ
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