吉田恒雄のレビュー一覧

  • アンジェリック

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    タイトルにあるアンジェリックという女性が主人公であるが、その周りに取り巻く、色んな人たちみんなが主人公とも呼べるくらい、彼ら、彼女らの人間模様が面白い。
    駅で電車を待っていて、どの車両に乗るか?で、その後の一生が変わるかも、を妙味たっぷりに描かれている。

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    2026年08月24日
  • アンジェリック

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    17歳の強気な少女と元刑事のおっさんとの意外なバディものという雰囲気ではじまって、章が変わって一転、ノワールの世界につきおとされるという。この著者は初読みだったのでクラクラしてしまった。
    おもしろかったけど、どれもこれも急展開すぎだろ(笑)でも、ずっとこの著者の作品を読んでいる方々には、ある意味おなじみのようで。すごいわあ。

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    2026年04月06日
  • アンジェリック

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    パリを舞台に複数人の視点を切り替えながら進むミステリ。
    緻密に貼られた伏線が後半から加速度を持って繋がっていく感覚があり面白かった。
    コロナ禍を描く作品はそれが主題になってしまうことが多いが、この作品は舞台背景として上手くこなれていた。

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    2026年02月28日
  • 死のドレスを花婿に

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    この作者には毎回振り回されているが、今作も相変わらずで何より。章ごとに区切られて読みやすかったし、視点の切り替えとともに構造が一変する書き方はとても上手いと思う。とはいえその女アレックスの印象が強すぎて、比較すると見劣りしてしまうが、とても面白かった。

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    2026年02月19日
  • アンジェリック

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    何人かの視点で進んでいくストーリー。
    そういうの、楽しくて、好き。

    題名「アンジェリック」
    登場人物「アンジェリック」
    え?じゃあ、犯人じゃん。
    と、分かってしまっても充分に楽しめる。

    そこに至った過程だったり、登場人物それぞれの心の動きだったり、過去たちと現在の繋がりも。
    二転三転とはまた違う、二重三重四重に積み重なっていく真実が、読むのをやめさせない。

    ただ少し、300ページ弱と短めな中に色々と詰め込み過ぎな気はした。なぜか風景描写が多くなる終盤だとか。

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    2026年02月09日
  • 死のドレスを花婿に

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    個人的には同著者の「その女アレックス」よりもこちらの方が面白かった。主人公のソフィーが不憫すぎて泣けてくる。

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    2026年02月08日
  • アンジェリック

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     面白かった!!…と言いたかったのですが、
    読む時間がとれず、所々忘れてしまい、いまいち、よく分からずに終わってしまいました。

     完全に私が悪いのですが、うっすらした理解で終わり、残念でした…。
     
     他の方々が絶賛されてるので、ぜひ再読に挑戦したいです。

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    2025年09月28日
  • アンジェリック

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    元刑事と少女の凸凹コンビにほっこり… 独特で稀有な展開に目ん玉飛び出るミステリー #アンジェリック

    ■あらすじ
    入院中の元刑事タイユフェールが目覚めると、少女ルイーズが目の前に現れる。彼女の母親、バレエ団の元トップダンサーであるステラが自宅のアパートから転落死してしまったというのだ。

    ステラが殺害されたと信じているルイーズは、タイユフェールに捜査を依頼する。元同僚に聞くと単なる事故死と思われたが、調査を進めていくうちに…

    ■きっと読みたくなるレビュー
    フランスの人気作家、いつもヘンテコなミステリーを楽しませてくれるギヨーム・ミュッソ。彼の新作『アンジェリック』も、一筋縄ではいかない稀有な作品でした。

    ストーリーとしては、母の不審死を疑う娘が元刑事に再調査を依頼するといった私立探偵小説。堅物の元刑事と無邪気な少女のバディものとして読ませるのかなーと思いきや、独特に展開に驚愕ですよ。さすがはミュッソ、こんな筋で読ませる作家は世界中どこを探してもいないよね。

    まずタイユフェールとルイーズの凸凹コンビが最高。少しくらい仲良くしなさいよって感じなんだけど、やりとりが微笑ましいんだよね。ユーモアあふれる会話も多くて読んでて楽しい。

    またタイユフェールが嫌いな人への対応が酷い、めちゃくちゃ口が悪いのよ。21世紀とは思えないほどの気持ちいいくらいの罵詈雑言で爆笑しましたね。

    ちなみに私のイチ推しのキャラはロミュアルド、ひきこもりの兄ちゃん。怪しい奴なんですが、後半に入ると変人ぶりがさらにパワーアップ。でも人間身もすごく感じられる奴でなんか好き。

    さて本作のメインプロットなんですが… あまり詳しく言えません。中盤以降も様々な登場人物が出てくることで、展開の切り口も変わってくる。そして人間の企みや業が支配していくことで、この物語の本質が浮き彫りになってくるのです。

    さらに後半にはいるとさらに何じゃコレと目ん玉飛び出る展開、決して単純には読ませてくれません。この作品でのキーマンであるタイユフェールの元恋人レナが絡んでくるんですが… まさかこんなお話だとは思っていませんでした。

    ユニークで深みのあるミステリー、楽しませていただきました!

    ■ぜっさん推しポイント
    最近、これまでたくさんの人たちに支えられて生きていたなーと思うことが多い。自分ひとりの力じゃ大したことはできないけれど、家族や友人、同僚たちがいるからこそ今の自分がある。

    特に年齢を重ねてくると、自分の価値観ややり方を変えられなくなってしまう。こういう時こそ、近くにいる人の力を借りることで成長ができるんですよね。本作でいろんな人間が出てきますが、主人公のタイユフェールには、それがしっかりできたのが幸運なんだと思いました。

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    2025年09月17日
  • 死のドレスを花婿に

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    ネタバレ

    どはまり中のピエールルメートル氏。
    読んでいるうちに、ソフィーの混乱が伝染して自分まで頭がおかしくなってくるような感じ。
    イヤミス!

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    2025年07月11日
  • 死のドレスを花婿に

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    記憶障害に苦しむソフィーという女性が、無自覚に殺人を犯してしまい逃亡生活を送りながら心を病んでいく…という話かと思いきや、第2〜3章でまさかの原因発覚、結末は意匠返し。
    悪役の衰弱スピードが速すぎで、仕返しがやや物足りないかと思う。

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    2024年04月12日
  • 死のドレスを花婿に

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    『そのおんなアレックス』の原点と言われるだけあって、全体的なイメージはよく似ている。
    主人公のソフィーのイメージが、最初、ぼんやりとしていて掴めなかったと思っているうちにどんどん変容していく感じが。
    構成も面白い。
    『その女アレックス』を読み返したくなった。

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    2024年02月28日
  • 死のドレスを花婿に

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    「ピエール・ルメートル」の長篇ミステリ作品『死のドレスを花婿に(原題:Robe de marie)』を読みました。

    「P・J・ランベール」の『カタコンベの復讐者』に続き、フランスのミステリ作品… 「ピエール・ルメートル」の作品は、2月に読んだ『その女アレックス』以来ですね。

    -----story-------------
    『その女アレックス』の原点となる恐怖のイヤミス

    その〈偽装〉が「ソフィー」の運命を変える。
    フランス産、恐怖の婚活サスペンス。

    悪夢に苦しめられるのが怖いから、眠らない。
    何でも忘れてしまうから、行動を逐一メモにとる。
    それでも眠ってしまうと、死者たちが訪れる。
    「ソフィー」の人生は、死と血、涙ばかりだ。
    でも、ほんの一年前まで、彼女は有能なキャリアウーマンだった。
    破滅への道は、ちょっとしたことから始った。
    そしていつしか、「ソフィー」のまわりに死体が転がりはじめたのだった。
    でも彼女には、天性の知能と強い生命力が備わっていたのだ。
    自ら仕掛けた偽装結婚によって、新たな道を切り開いていくや、ついには、自分を取り巻く恐るべき真実に突き当たっていくのであった……。
    歪んだ行為への、正しい対応が生むカタルシス、「ヒッチコック」も驚くであろう斬新な四部構成で読む、脅威のサイコサスペンス。

    2009年度フランス国鉄ミステリ文学賞惜しくも次点。

    「信田さよ子さん」(『母が重くてたまらない』著者・臨床心理士)推薦!
    完全に人を所有するための計画は果たして成功するのか?
    男女二人の目を通した見事な構成が残酷で美しい結末を生む。
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    『その女アレックス』と同様にテンポ良く愉しめる作品でしたね… 面白かったです、、、

    結果的には『その女ソフィー』的な作品でした… 第一部は「ソフィー」の視点、第二部は「フランツ」の視点、そして、第三部と第四部は二人の視点が切り替わりながら、主導権が「フランツ」から「ソフィー」に移っていく様が愉しめました。

    「ピエール・ルメートル」って、巧いなぁ… と思いますね。

     ■ソフィー
     ■フランツ
     ■フランツとソフィー
     ■ソフィーとフランツ

     ■訳者あとがき 吉田恒雄
     ■解説 千街晶之

    第一部は「ソフィー・デュゲ」という女性の行動を追いながら進行… 順風満帆の人生を送っていた筈の彼女は、いつしか記憶障害に悩まされるようになり、日常の細々とした記憶が失われることが度重なり、苦しみに満ちた日々を送っていた彼女が、ようやくありついたのはベビーシッターの仕事、、、

    6歳の「レオ」の面倒を見ていたが、ある日、疲れ果てて眠りに落ちた彼女が目を覚ますと、そこには「レオ」の他殺死体があった… 誰もアパートに出入りした形跡がなく、犯人は「ソフィー」しかあり得ない。

    しかも凶器は彼女自身のスニーカーの靴紐… 無意識のうちに、自分は人を殺してしまったのだろうか、、、

    窮地に陥った「ソフィー」の逃亡生活がその日から始まる… 夫と母は既に死んでおり、唯一の肉親の父にもそう簡単に連絡を取るわけにもいかない。

    「ソフィー」は身元を偽りながら警察から逃げ続けるが… 彼女の行く先々に、次々と無残な死体が転がるのだった、、、

    彼女の曖昧な記憶には、「ハンドルに覆いかぶさった血まみれの夫の身体」、「階段の踊り場から義母の背中を押し飛ばした」等々、不穏な過去の断片的イメージが付きまとう… 「ソフィー」は無意識のうちに凶行を重ねる殺人鬼で、自分が殺人を犯したことすら、そう都合良く忘れてしまうものだろうか。

    読む側は、彼女の精神が狂気と正気のどちらに傾いているのか判断がつなかい状態で物語は第二部へ… 第二部では「フランツ・ベルグ」という男性の行動が判明することにより、「ソフィー」の行動は「フランツ」により巧みに仕組まれた謀略だったことが徐々に判明、、、

    そして、第三部では「フランツ」が主導権を握っているものの、「ソフィー」が次第に真実に気付き、第四部では立場が逆転、、、

    天国から地獄へ、地獄から天国へと互いの境遇が乱高下する展開が愉しめましたね… ホントに悪を描くのが巧い!『その女アレックス』の「アレックス」と同様に、本作では「ソフィー」の生き方、そして、その描き方が抜群に巧いですよねぇ。

    眼には眼を、歯には歯を… やられたら、やり返す的な展開は、道徳的には受け入れられないと思いつつ、物語だと割り切ってしまえば面白いんだよなぁ、、、

    『その女アレックス』との共通点もありつつ、本作の方が、過激な残虐な描写が抑えられているので、読みやすかったですね。

    意外な展開と、倫理観を破壊されてしまいそうな行動… これが魅力ですね。




    以下、主な登場人物です。

    「ソフィー・デュゲ」
     ベビーシッター。別名マリアンヌ・ルブラン

    「ヴァンサン・デュゲ」
     ソフィーの夫。研究者

    「パトリック・オーヴェルネ」
     ソフィーの父。建築家
     
    「ヴァレリー・ジュルダン」
     ソフィーの親友。リヨン在住

    「レオ」
     ソフィーが世話する男児

    「クリスチーヌ・ジェルヴェ」
     レオの母

    「ヴェロニック・ファーブル」
     翻訳家

    「アンドレー」
     オークション会社社員

    「フランツ・ベルグ」
     ?

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    2022年10月11日
  • 死のドレスを花婿に

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    読んでて思わず「うわっ」って声を出してしまいました。
    ルメートルの作品は面白いんだけど、主人公の境遇が酷すぎて、読んでて辛くなります。どんでん返しがあるはず、と分かってるから読み続けられるのですが。あれだけのことをやってのける動機として、酷い目に遭っていたってことでしょうけど。

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    2021年06月19日
  • 死のドレスを花婿に

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    ネタバレ

    4.6
    翻訳が男性ということで、殺伐とした文体で、おもしろさを感じられなかった。

    ラストのインパクトはいつも大きい。

    同じ殺人者になってしまうのは勘弁と思ったけど
    自分で死んでくれるんだね。
    そして、お金もちになる?
    なんて気持ちがいいんだろう。
    女々しいのかなこの作者。
    後味を綺麗に収めてくる。
    よく主人公泣かせるし、女脳なのかな。

    ラストの報告書?
    普通に納得し、そこで、やっぱり好き!ってなったのに
    それも偽物だって? あぁ素敵。(笑)
    普通に騙してくれるの好きです。

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    2020年12月25日
  • 死のドレスを花婿に

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    狂気をここまで見事に書いた小説は初めて出会ったと思ったら、どんでん返し。
    たまらん。
    ただ、狂気を体験したことないひとには序盤は不快な展開かもしれない。個人的には大好きだけど。

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    2020年10月07日
  • 死のドレスを花婿に

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    デビュー2作目の作品がこれらしいのだが、ビックリ。
    4章からなっていて、第1章で主人公のソフィーが描かれ、
    2章ではフランツという謎の人物が描かれ、3章4章では二人が接する場面が描かれるという構造になっている。

    アレックス同様 最後にどんでん返しが待ち受けているのではなく、こちらは第2章で早くも「えっ!」となる。

    最後の終わり方はもっと徹底的にやっつけてくれると思っていたのだが、意外と優しいやっつけ方で終わったのが物足りなく感じた。

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    2020年08月21日
  • 死のドレスを花婿に

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    おもしろい

    この作者の作品4冊目です。あの3部作の後、続けて読みました。中弛みする事なく一気に読みました。ドキドキし楽しめました。

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    2020年07月04日
  • エッフェル塔くらい大きな雲を呑んでしまった少女

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    フランスの床屋にやってきた空港管制官が話し始めた。空港にビキニのプロヴィダンス・デュポアがやってきて「これから飛ぶから離陸許可がほしい」。プロヴィダンスはモロッコで重病でずっと入院している少女ザヘラを引き取り、フランスで手術を受ける予定だった。プロヴィダンスは、飛行機を使わずに自ら飛ぶと言う。

    『IKEAのタンス』の作家の2作目。管制官の伝聞から何が起こっているのかよくわからないまま進んでいき、結構速いうちに「はい、おわり」と終わろうとして、おいおいおい、となる。

    プロヴィダンスは火山の爆発で飛ばない飛行機に苛立ち、パリ中を走り回って飛行術を習得するために奔走する。『IKEAのタンス』と同様に、昔ながらの冒険活劇に、フランスの国柄なのか、この作家独特なのかわからんが、章が始まってしばらくのデタラメの羅列を意味がわからなくてもなんとなく楽しむというタイプの話。

    ただまあ、前作に比べると途中で展開がネタが切れた感じで、無理やりバッサと切ってみたりするし、最後に至ってはすべてをひっくり返すあたりはいかがなものか。

    まあ、こういうデタラメを書ける日本の作家って意外に少ないし、そもそも編集が許さないんだろうなというところは残念だが、普通に2作目の呪縛のようなものに引っかかってしまっているので、3作目以降に期待したい。しかし、もう翻訳は全然出せない時代になったっぽいからもう無理かも。

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    2026年03月17日
  • あなた、そこにいてくれますか

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    過去に戻り人生の岐路を修正出来るなら、何を選択するだろうと自問しながら読んだ。60才で末期癌の医師エリオットはカンボジアの村の老人から貰った過去を訪れられる薬で70年代に戻り、30才で亡くなったイレナの命を救うことを選択する。タイムトラベルで過去を修正することにより発生するイレナと娘のアンジーの愛と死のタイムパラドックスに対する二人のエリオットのジレンマが描かれる。プロットには独創性を見出せなかったが、愛と友情のストーリーとして読めば心に響く一冊でした。
    各章の冒頭の引用文に頷かされる。
    If time travel is possible, where are the tourists from the future? 時を旅することが不可能であるという証拠は、未来からの団体旅行客が押し寄せてこないことでも明らかだ。スティーヴン・ホーキング
    Keep your dreams, you never know when you might. 夢はとっておきたまえ。どんなときにそれが必要になるか、けっして分からないのだから。カルロス・ルイス・サフォン

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    2024年08月31日
  • 死のドレスを花婿に

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    読みにくすぎる。主人公ソフィーも気が強く、感情移入出来ないことがしばしば。フランツの独白から途中で読むのを諦めました。

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    2023年12月15日