吉田恒雄のレビュー一覧

  • アンジェリック

    Posted by ブクログ

    母ステラの転落死に疑問を持ったルイーズが、元刑事のタイユフェールに調査を依頼するところからスタートするこの物語。
    あれ、タイトルの「アンジェリックって誰?」と思いながら読み進め、わりと早い段階で転落死の真相が明らかに。でもかなりページ残ってるけど、、、と思ってたら物語は予想外の展開となって気づけばイッキ読み。
    最後まで読み終わって、途中の疑問に思ったことも全て解消されてスッキリ。面白かった。

    0
    2026年09月13日
  • 死のドレスを花婿に

    Posted by ブクログ

    ソフィーの目の前に転がる男児の遺体。
    記憶にない奇行を繰り返すソフィーは自分自身を信じられずに逃亡する。
    しかし、章が変わると視点は一変する!
    また次の章に変わると事態が一変する!
    最終章では更に一転二転と状況が変わる!
    各章の最後で鳥肌が立つほどの衝撃で物語は切り替わり進んで行く。
    「その女アレックス」を既読の方は、是非読んでみてほしい。
    また未読の方は、勿論読んでみてほしい。
    海外作品が苦手と言う方も一度、ピエール・ルメートルの魅力を味わってみてください。

    0
    2026年08月29日
  • アンジェリック

    Posted by ブクログ

    パリを舞台にしたミステリー。主人公は元刑事と17才の学生のコンビだが、この2人の絶妙な掛け合いがとても良い味を出している。発端はオペラ座の元トップダンサーの母親がバルコニーから転落死した事を不審に思ったルイーズが元刑事に再捜査を依頼するというもの。どこからみても事件性はないとされたものの同時期に母親の上の階で画家が病死した事がわかり、物語は急展開する。
    各章はメインの主人公について書いてあり其々の過去も判明する。油断大敵のハラハラドキドキの終着点で大満足。

    0
    2025年09月26日
  • アンジェリック

    Posted by ブクログ

    本当に本当に面白かった。それぞれ複雑に絡んで繋がっていく。人物の視点は変化していくが、とても読みやすく、むしろそこにこの本の良さがある。そして、登場人物みんなが個性的。とても好きなミステリー、良い作品だった。

    0
    2025年09月21日
  • 死のドレスを花婿に

    Posted by ブクログ

    すごいおもしろかった

    優しい夫と充実した仕事
    人生順風満帆なバリキャリの女性が
    いきなり不幸のどん底に落とされ
    社会の最底辺まで落ちるところからはじまります
    第一部が終わり、これは一体どのように決着がつくのだろうか??と終わりが全く見えないまま
    第二部で驚きの事実が発覚し衝撃を受けました
    そこからもう本を読むのが止められず
    気がついたら徹夜です
    そして見事な終結
    あんなに終わりが見えなかったのに
    とっても綺麗に終わりました!すごい

    主人公ソフィーの生きる力が逞しく
    こんな状況になっても頭が良いので自分が今何をやるべきなのか
    きちんと把握して行動するパワーに尊敬しました

    0
    2025年09月16日
  • アンジェリック

    Posted by ブクログ

    パリ・オペラ座バレエ団の元トップダンサーの母がアパルトマンの6階から転落死…
    そんな母の死に疑念を抱く医学生のルイーズは、元刑事タイユフェールに調査を依頼する!
    そして二人はその真相に挑むが…

    事件性はないと思われていたバレエダンサーの母の事件が少しずつ解明されていくのだが、まぁそれだけじゃ終わらない!終わらせない…(笑)
    後半からはもう怒涛の展開!
    参りました…のギョーム・ミュッソ〜
    ある事実を知った瞬間も、確認作業…
    はい!確かに…ヒントはありました…(笑)
    コロナ禍のパリの様子や社会風刺は興味深く、またラウンドアバウトの走行はおもしろかった
    (ユーチューブで凱旋門のラウンドアバウトを何度もみてしまった…(笑)
    300ページにも満たない作品なのに、最後には見事にそれぞれの人物がそれぞれのピースにはまり、終わり方も素敵としかいいようがない!

    2023年に一年間の休筆宣言をしたギョーム・ミュッソだが、調べてみると新しい作品が出ているようだ…
    しかし、彼の作品の翻訳をされていた吉田恒雄さんがこの作品をもって、翻訳の仕事に終止符を打たれるとのこと…
    また新しいギョーム・ミュッソの作品を楽しみにしています

    0
    2025年09月11日
  • アンジェリック

    Posted by ブクログ

    280ページほどの中で目まぐるしく場面が変わる、特に後半。あっという間に読めるのですが、展開が早くて素晴らしい読後感。深い満足感に包まれています。コロナ禍のパリの雰囲気が伝わってきて、当時のことを思い出し胸が締め付けられる一方で、なんとか未来を切り開こうとする人の業も目の当たりにし気が重くなりました。そんなことを感じさせる深みのある作品です。

    0
    2025年08月31日
  • 死のドレスを花婿に

    Posted by ブクログ

    あー面白かった。「その女アレックス」に匹敵する超傑作。序盤は主人公の暗い話が長く、耐え忍ぶ時間が続くものの、2章以降から一気に趣きが変わり、かぶりつき読み。
    ルメートルの描く女性の逆転劇と超悪役の転落具合は本当に素晴らしい。

    0
    2025年08月27日
  • 死のドレスを花婿に

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    タダでは起きないヒロインと、よくよく過去を知ると可哀そうな気になってくる犯人とダークホースの父親。
    その女アレックスを読んだ後だったので、なるほど、なるほど!という感じで楽しめた。
    この作家さんはとてもお気に入りです。

    0
    2023年12月30日
  • 死のドレスを花婿に

    Posted by ブクログ

    ヴェルーヴェン警部じゃないノンシリーズ物。章が変わるとともに様相がガラッと変わる面白さは、この作品でも顕在。
    ヒロインが容赦ない試練に次々と追い込まれる展開は、『その女アレックス』を思い出す。が、こちらの方が先(2作目)ということで、この経験を踏んでアレックスが書かれたんだなと思うと興味深い。つまり、アレックスほどには驚愕度を上回らない。でも発想には恐ろしいものがあり、よくこんなこと思いつくよなぁと脱帽した。

    ヒロインのソフィーは冒頭から追い込まれている。一年前に夫が亡くなったりと不幸が続いただけでなく、精神が不安定で、時折昏睡してしまい、記憶がない時間があったりする。物忘れ、しまい忘れも激しく、自分自身が信じられない日々。そんな中でもベビーシッターの仕事に就いたのだが、その子が気づけば部屋で殺されていたのだ。ソフィーの靴ひもで首を絞められた状態で。そこからソフィーの逃亡生活が始まるのだが、行く先々で人が殺される。自分が無意識のうちに殺しているのだろうか。追いつめられたソフィーは違法に他人の出生証明を手に入れ、結婚相手を探すことに……。
    目次にはもう一人の名が書かれているのだが、彼の側からの回想に入るとその異様な内容に驚愕する。アレックスと一緒でこれ以上は何でもネタバレになりそうで書けない(笑)。
    ただ、アレックスと同様にある種の逆転劇はあるよとだけは言っておく。ルメートルの書いた決着に、若干モヤっとしたのは私だけではないと思いたいかな(笑)。

    0
    2023年07月16日
  • 死のドレスを花婿に

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    執念の物語です。あの「悲しみのイレーヌ」のルメートルの作品。
    犯人の執拗さ、丁寧さに脱帽です。
    以下、ネタバレありで。

    自身の記憶の曖昧さと、それに拍車をかける不可解な出来事の数々。
    そして行く先々で、関わる人々が殺されて殺人の容疑をかけられてしまう。
    責任能力のない殺人鬼なのか、自分は??という疑惑にますます精神をやられる
    ヒロインのソフィー。ところが、実は………

    第2章から怒涛の展開でした。え、ソフィー関係ないよね??ってな動機で
    どこまでもどこまでもソフィーを損なう「花婿」。
    面白かったですけど、いや、コレ普通気づくだろって。
    そもそもソフィーも、なんか高等教育を受けた才媛のわりにワキが甘々だし。
    全くのとばっちりで植物状態になり、あげく殺されてしまったソフィーの
    夫が気の毒でした。

    最後はソフィーが反撃するんですが。
    フランス人の底意地の悪さを堪能できるお話です。オススメです。

    0
    2022年06月09日
  • 死のドレスを花婿に

    Posted by ブクログ

    紹介文に『その女アレックス』の原点とあるがまさしくその通りでありました

    話のシステムが『その女アレックス』の原形ですよね
    章が変わるごとに衝撃の真実が明らかとなり見えてる世界をガラっと変えられる
    大掛かりな仕掛け
    そして最後に明かされるタイトルの意味

    そしてこの作品の肝は犯人が持つ徹底的に理不尽な動機ですよね
    もう終始一貫して気持ち悪くて赦せない
    だけど最後に罰せられても特に爽快な感じにもさせられない
    これで良かったんかな〜?って気にさせるあたりも『その女アレックス』に通じるところでした

    0
    2022年05月17日
  • 死のドレスを花婿に

    Posted by ブクログ

    第一章を読むときは主人公の女性に降りかかる不幸がメインの話となるため、ページを捲る指が進まなかったが、第三章からはページを捲るのが止まらなくなった。なんとも形容し難い最後だったけど、そうなるしかない感じで終わった

    0
    2022年05月11日
  • 死のドレスを花婿に

    Posted by ブクログ

    カミーユ・ヴェルーヴェン警部シリーズを読んでいたので、この人の作品は面白いはずと読み始めた。中盤の「胸くそ悪いことこの上ない」空気に耐えると、そこから流れが変わった時の爽快感はすごい。でも、ラストはなんとも形容しがたい気持ちになる。実際の人間は、怒りや憎悪の方向へ気持ちを全振りできないのかも。私はこのラストでそんな事をぼんやり思った。

    0
    2022年04月15日
  • 死のドレスを花婿に

    Posted by ブクログ

    現代フランス・ミステリの底力を見せつけるルメートル。2009年発表の本作でも繊細且つ大胆な仕掛けを施した超絶技巧が冴え渡り、暗い情念に満ちた濃密なノワールタッチの世界と相俟って読み手を魅了する。

    ソフィー・デュゲは、悪夢から目覚め、現実の地獄へと戻る。膝の上には死んだ子ども、レオ。ベビーシッターとして世話をしていた6歳になる男の子だった。その首にはソフィーの靴紐が巻かれていた。レオの家に泊まり込んだ翌朝。まだ子どもが眠っていると信じたレオの母親が仕事に出掛けたのを見届け、自分のアパートへと戻る。身の回りの物を鞄に詰め込み、逃げ出す。行くあてなどない。銀行から有り金全部を引き出す。気を落ち着かせるためにカフェに立ち寄るが、目を離した隙に荷物を盗まれた。その場で知り合った女が好意をみせ、自宅へと招いてくれた。後刻。気付けば、その女が足元に横たわっている。刃物で滅多刺しにされた死体。またしても……。行動が思い出せない。重度の記憶障害。意識無き空白の時間。確かなことは、関わった人間が死に、ソフィーが殺人者であると告げていたことだった。連夜うなされる夢の中では、死んだ夫や義母も、その犠牲者だった。彼女は逃亡するための計画を練る。頬をひたすらに涙が零れ落ちた。

    一行目から始まる重苦しいムードは、頁をめくるごとに息苦しさを増す。記憶を失った主人公が殺人を犯していたかもしれないという設定は、格別珍しいものではない。しかしルメートルが有り触れた着想で創作するはずがなく、予測不能の展開で読み手を翻弄する。四部構成の物語は、次のパートに移ると一気に様相を変えていく。導入部での最大の謎は、追い詰められた女は〝狂った殺人者なのか〟とうことだが、極めて異常な語り手(日記)が登場する第二部において事件の背景はあっさり明白となる。だが、本作はここから猛毒を放ち始めるのである。
    絶え間なく悲劇に見舞われた一人の女の軌跡。徐々に明らかとなる真相への道程は、最大限の衝撃をもたらすよう緻密に構成されており、物語の核となるこの長いパートの中で、暗鬱な狂気に捕らわれた犯罪者の肖像が分厚く塗り固められていく。或る意味、読み手にとっては試練となるだろう。読み進めることが困難になるほど残酷非道を重ねる鬼畜に対し、フィクションであるにも関わらず心の底から憎悪を抱くであろうから。同時に、心身ともにズタボロとなりながらも、運命に抗い、常に次の一手を見極める女の屈強な精神に驚嘆するだろう。
    第三部以降は鋭利なサスペンスを基調にして加速、急転する第四部へと雪崩れ込む。先手を打ち、出し抜く。より狡猾な者が勝つ。結末で鮮やかなツイストを決め、苦いカタルシスの生じる終幕へと導く。
    本作の構成は、アイラ・レヴィンの〝あの傑作〟に通じると感じたのだが、殺人者が狂気に陥った要因を解き明かす終盤の流れは、その救いの無さにおいてはるかに凌ぐ。純粋無垢な善など幻想であり、程度の違う狂気を誰もが宿している。それが一旦解放されたならば、利己的な妄想は肥大化/暴走し、己のアイデンティティを満たすためだけに、暴力/破壊衝動を解き放つ。人間はどのように狂っていくのか。醒めた視点を崩さないルメートルの冷徹な筆致は徹底しており、撥ね返された汚辱の罪を背負い、殺人者が最終的には破滅するまでを生々しく描き切る。傑作だ。

    0
    2020年11月06日
  • 死のドレスを花婿に

    Posted by ブクログ

    ほんと私この人の本好き。まじでおもろい。
    始めは読んでるこっちもすごく気分が悪くなる。不安で、体調も悪い気がしてすごく引きずられる。
    そんであとはいつもの感じ。わあ面白い続き気になる気付いたら朝!!
    最高!

    0
    2020年07月02日
  • 死のドレスを花婿に

    Posted by ブクログ

    あぁ、すごかったな…一章はこういうお話なのか、なるほど…と読んでいたけど二章で衝撃で、そこからは早く先が読みたくて読みたくてそわそわうずうずしながらページをめくった。
    執念があれば(あとお金と時間と知恵も)ここまで人をコントロールできてしまうのか…(可能かどうかはさておき)怖すぎる…!とても満足で、いい意味の疲労感もある読書時間になったなぁ〜。

    0
    2020年03月23日
  • 死のドレスを花婿に

    Posted by ブクログ

    いい意味で何度も裏切られた
    カミーユは出てこないが面白い
    シリーズものではなので、ルメートルの他のどの作品の前でも後でも、どのタイミングて読んでも大丈夫
    サイコー

    0
    2020年02月21日
  • あなた、そこにいてくれますか

    購入済み

    素敵

    読みやすくて、グイグイ引き込まれます
    この作者の作品は、美しいと思います

    0
    2019年04月14日
  • 死のドレスを花婿に

    Posted by ブクログ

    驚愕の序章
    展開、視点が二転三転
    狂気が拡大していく様

    全容がぼんやり見えてくるのは中盤以降

    終盤、緊迫した駆け引きが物語に拍車をかける
    そして、タイトル回収

    0
    2026年09月29日