ねこめたるのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレただのデスゲームものではないと改めて思わされた。
デスゲームものといえば、最終的にはプレイヤーvs運営の構図になりがちだが、このライトノベルは違う。
なぜなら、プレイヤー側に運営を倒す理由がないからだ。ある者は居場所を求め、ある者は能力の使い所を、そしてある者はなんとなく、自分から望んでデスゲームに参加するという世界観が、ここにきてさらなる効果を発揮してきた。
印象的だったのは、九龍が白士との会話で口にした「我々のゲームだけを楽しんでおけばいいものを......」という、ゲーム外での争いを忌避するセリフ。
あくまで主役はゲームに挑むプレイヤーであり、主人公であるプレイヤーたちをリスペクト -
Posted by ブクログ
星4.5
毎巻違う面白さがある
デスゲームものと一括りにしてしまうのは勿体無いくらい毎回違う面白さを見せてくれる。
脱出ゲームやバトルロワイヤル的なものときて今回はクローズドサークル。
次に誰がやられるのかという面白さと、誰が犯人なのかという今までとは違うジワジワとくる恐ろしさが体験できる。
そして犯人の正体とそのトリックが本作ならでは。
ミステリーとしては当然御法度なのだが、本作だとこのトリックが可能であることが以前の話で明示されているので、しっかりフェアにできている。
ただ、ミステリー的な面白さだけで終わってしまうとミステリー読むわとなっていまが、そうならぬように最後はしっかりとバト -
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Posted by ブクログ
ネタバレ『これまでと比べると物足りないかも…』
前巻で登場した幻影という自分自身とのバトルということで、また新たな角度の面白さを感じた。
しかし、自分自身が相手だと意外性や新たな特徴がある訳ではないのでヒリヒリ感はあまり感じなかった。
せっかく白士が裏で関わっていたので白士の特性が出た方がヒリヒリ感があったし、擬似的とは言え幽鬼VS白士が描かれれば熱くて読みたかった。
ゲームも普通の脱出ゲームだったのでそこの面白さも物足りなかった。
とは言え、精神も肉体も満身創痍だった幽鬼がそれらを乗り越えレベルアップしたので、次巻以降もまた楽しみにはなった。 -
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