【感想・ネタバレ】死亡遊戯で飯を食う。5【電子特典付き】のレビュー

あらすじ

〈ハロウィンナイト〉を生き延びた私・幽鬼の前に現れた美少女。その正体はあの丸っこい娘さん・玉藻だった。
様変わりした彼女を(泣く泣く)弟子にした私は、盲目のプレイヤー・鈴々を訪ねる。
視力に頼らずゲームを生き抜いてきた彼女に、その技術を教えてもらおうと思ったのだが――この人、かなり物騒な思想の持ち主で……。
修行を終えてしばらくが経ち、新たに挑むは剣士の決闘をテーマに据えたゲーム〈ロワイヤルパレス〉。
立体感と遠近感に欠けた視界で、この戦いを生き残れるのか?
あるときは離島で、またあるときは王宮で。
今日も私は――死亡遊戯で飯を食う。
……たとえこの身が裂かれようとも。【電子限定!書き下ろし特典つき】

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MF文庫Jライトノベル新人賞《優秀賞》受賞作!
前人未踏の連勝記録を目指す少女の生き様を描いたデスゲームもの。

裏社会でたびたび行われる平均生還率7割のデスゲーム。
なんとなく、漠然とそれに参加し、その賞金で生計を立てていた社会能力ゼロの少女・幽鬼(ユウキ)。
少女はとあるゲームに参加した際、志半ばで倒れた師匠の意思を継ぎ、未だ誰一人として到達したことのない99連勝を目指すこととなる──。

本作は幽鬼のドライで俯瞰した視点から淡々と描かれる、既存のデスゲームものとは一線を画すものとなっている。

過激なスプラッタ表現はほぼナシ、絶望や恐怖による感情の揺さぶり、パニック要素もほぼナシ。
そのような場面は読み手の想像に委ねる形でライトにしつつ、冗長にならない文章に仕上げられている。

また、プレイヤーは全て美少女であり、毎度異なるコプスレをしてゲームに参加となる点はいかにもラノベ的。
しかし、キャッキャウフフな要素には乏しく、大半の少女はあっけなく退場していく点は非ラノベ的。

人の死すらもあっさりと扱い、もはや無機質ともいえる程淡々としたその内容は、独特の緊張感を醸し出し、気になる先の展開にページを捲る手が止まらなくなる力を持っている。

デスゲームものラノベとして非常に挑戦的な本作。試してみてはいかがだろうか。

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購入済み

弟子

幽鬼の初めての弟子、そして弟子による幽鬼の変化がよく描かれていて面白かった。
62回目を経た幽鬼の変化が気になる。

#アツい #ドキドキハラハラ #カッコいい

0
2024年08月12日

Posted by ブクログ

面白かった。巻を重ねるごとに、じわじわ面白さも増してくるように思う。
本巻は子弟がシームになっている。幽鬼と白士の出会いのゲーム、
幽鬼と玉藻、幽鬼と鈴々、ロワイヤルパレスでレベルアップするところが良い。
ていうか、、、
目ぇ見えんようになる話はあんまり読みたくないのよね、、
でも幽鬼は読まんと、やめられない。

0
2024年03月11日

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