棚園正一のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
最近、いろいろな人と出会う機会が増えた。
フリースクールで子供たちをみている人、病院の小児病棟で子供たちを支えている人、児童虐待に取り組んでいる人、里親制度に取り組んでいる人。
大人は自分で出来ることが多くなるけれど、子供が出来ることは本当に少ない。
子供は社会で守るべき存在だと思う。
学校に行きたくない子供たち。
学校に行けなくても、生き方はいろいろあることを教えてくれる。
こういう本の存在意義は大きいと思う。
よい本でした。
でも、ここに出てくる人たちの悩んでいた時間が長すぎる・・・
もっと早くに解決出来るようになってほしいものです。 -
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教えていただきました
読んでみて良かったです。棚園さんの講座を聞いたことがあり、対応がとても丁寧で、真剣に向き合ってくださる印象でした。この本を読んで棚園さんが子どもの頃から今と同じく真剣に物事に取り組んでこられた方なんだということもよく分かりました。自分も自分の身内も不登校経験がありません。でも何人もの友達が子の不登校に悩んでいます。自分には経験が足りない部分をこの本を読んで少しカバー出来るようになった気がします。もっといろいろ見聞きして自分の出来る範囲で友達の支えになっていきたいと思います。
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胸が痛かった
下息子が中学校に行かなくなった。母である私も中学は居心地が悪くて嫌いだったが、この先きっとなんかいいことあると思ってなんとか通い続けた。現在職場でボッチ、ママ友も結局0精算。でも子ども達の学費を稼ぎたいし、今転職しても今より収入が下がるのは目に見えてる。この漫画の作家さんは小学校から行けなくなってしまった。実は下息子もこんなに辛い目にあったんだと思ったら、ただただ胸が痛かった。世の中こんな人ばかりなんだろうか?これから世の中を支配するのは作家さんが仲間に入れなかったような人たちなんだろうか?それとも、作家さんには悪者に見えただけで、実は作家さんを心配していた?下息子は普通の高校に通うことになっ
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出会いは人それぞれ
人の体験記はあくまで体験記。
マニュアルではない。
みんな何かが人より劣ってて、
何かが人より優れていると思う。
それが自分ではあまり価値のないものに思えても
それを何より欲する人もいる。
多くの人がいる、賛成する人もしない人も。
それでも自分を忘れなければ。 -
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好感が大!
オジサン。
この少年すき。
頑張る、素直。
最近イナイ無いヒトよ。回りもミナ、好いヒト!
とても素晴らしい!
読んでよ、読んでよ。とてもイイヨ!
オジサンじゃ無くても、スキになる。
わかるヨ!
昭和風中国系でのオススメ。ごんな奴いない。
効果は、さて、どうかな。
内容はリアルかな。
フィクションかな。
の辺り。
でも、リアルであって欲しい。
ツマラナイ社会だ。 漫画の中ぐらい夢みたい。
望むべくは、教科書に附帯してほしいゾ。
ダメならNHKでアニメ化してくれ。
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素敵でした
私は、福祉施設を運営しております。そこへ見学に来た方が、小学生の頃から今に至り、引きこもっているということでした。
初めてお会いした時から私にはワクワクしていらっしゃるように感じ、この本をお勧めしてくれました。私はどちらかというとポジティブで気合い入れてなんでも乗り越えようとしてきたので、この様な状況にはならなかったのですが、(深くいじめられたことも、いじめたことも多々ありました)
とても素敵な本に出会い、その方とのコミュニケーションの大きな一つを手にすることができました。
ありがとうございます! -
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リアルな描写
ところどころ生々しい。
繊細で神経質で羞恥心が人一倍あって自意識が強くて心が弱い人が引きこもりになるのかな、て。
私も似たようなもんだから分かる。
こういうノンフィクションの引きこもりの話を何冊か読むと、引きこもり中の人も自分で答え探せて外に出れると思う。
読んで良かった。
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Posted by ブクログ
ネタバレ内容が重かった。不登校になってからの、「フツウにならなきゃ。」という呪縛が繰り返し描かれており、読んだ者の心にズシンとくる。
夕方、自宅2階の窓から近所の小学生を眺めて卑屈になる棚橋少年(著者)。不登校児(著者自身)の気持ちが事細かに描かれており、痛いほど伝わってくる。子供にとって親や他の大人の影響力がどれほど強いのかも。
行けなくなったきっかけは、小1のとき担任の先生にいきなりビンタされたから。そこから学校へ行けなくなり、行っても居場所がなかったり、いじめられたり。
小学校の担任も、心優しい先生もいれば、冷たい先生、豪快でほっとする先生、若さゆえに著者との関わりかたが分からずただニコニ -
Posted by ブクログ
ネタバレ「憧れの先生と自分」という図式が好きなので、購入。
息苦しさを抱えて生きる主人公にはだいぶ胸が締め付けられる。
中盤、友人の失踪からの再会があり、それが綺麗なお話に着地しないところに読み応えがある。幼くして自分の本性の浅はかさに気付いたこと、大人になってから客観的な視点で物語にできるのはすごいと思う。
ただ正直、そのシーンのインパクトが強すぎた。
肝心の鳥山先生に会ってからの立ち直りの描写も早く、読後少ーしモヤモヤ……。
でも作者が初めて鳥山先生の生原稿を目にしたときのコマは本当に劇的で感動する。
そっくり美しい模写による描写で、作者がどれだけ鳥山先生を崇拝しているかが、読む側にも伝わり、まる