廣中直行のレビュー一覧

  • アディクション・サイコロジー 依存・嗜癖問題からみた人間の本質

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    この本の一番お気に入りのポイントは、依存症に至るまでの患者の心理の移り変わりを言語化しているところです。

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    2025年07月09日
  • トラウマと依存症 脳に何が起きている?

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    トラウマ、特に虐待によるトラウマの脳の変化とトラウマが影響しやすい依存症の脳の変化について、分かりやすく説明。依存症に関しては行動嗜癖についても言及。治療により可逆的に回復する話も科学的に説明され説得力がある。小さな本であるが、内容は深い。

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    2024年12月13日
  • アディクション・サイコロジー 依存・嗜癖問題からみた人間の本質

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    嗜癖の問題を、心理学に軸足を置きながら社会学・哲学・文学など多方面から考察することで、人間の心のあり様を知り、囚われから脱出するためのヒントをもらえる本。

    ギャンブル性のある「遊び」は文明の「根」であるが、再現性が強まればアディクションの「芽」になるという指摘は、目からうろこだった。
    自助的なグループのお世話っぽいこともしている私としては、お互いが依存しあわないように、肩の力を抜いて向き合っていきたいと思った。

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    2023年09月07日
  • 依存症のすべて 「やめられない気持ち」はどこから来る?

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    酒、薬物のような「モノ」だけでなく、ギャンブルやネット依存などタイトル通り様々な依存症の原因や事例と、そこから脱け出すための治療法から社会の受け入れ体制まで総合的に語り、問題提起をしている。

    依存症は人どころか動物すべてがかかる可能性があるもので、精神的なところでは哲学の領域に、そして突き詰めて行けば「種の保存」にたどり着くものだ。

    医学的な観点から本書は書かれている。海外の事例も紹介しながら、日本の依存症対策が防止、しかも「依存症に負けない強い心身を作る」など精神論や「禁止されているからダメ」に傾きがちであることに異を唱えている。誰もが何らかの依存症になる可能性はあり、そこから立ち直れる

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    2022年08月19日
  • 依存症のすべて 「やめられない気持ち」はどこから来る?

    購入済み

    とても勉強になりました。

    「依存症は特別な病気ではない」ということが、分かりました。

    普段の日常生活の大切さを再確認させていただきました。
    衣食住を基本に、きちんと生活すること。

    変なものや人には手を出さない勇気。
    そして、できることから努力して、成長していくことの重要性を学ぶことができました。



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    2021年01月08日
  • アップルのリンゴはなぜかじりかけなのか?~心をつかむニューロマーケティング~

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    ジョブズがアップルに復帰する少し前、アップルはドナルド・ノーマンという認知科学者を招聘し、ヒューマン・インターフェース・不ガイドラインを作成した。
    ノーマンは「情報処理心理学入門」をあらわし必読書。
    今は、よい気持ち、快感がキーワード。
    ものを買うとき、別に合理的な意思決定ばかりではなく、最後はエイやで買うわけで、そこを脳認知学で読み解いていきたい。
    好きなほうを見るというより、見たほうを好きになる。
    保守派はリベラルよりも脳の扁桃体がおおきい。
    閾下感情プライミング:
    新規性と親近性のバランス
    意外性:よい方向で期待を裏切る
    認知的不協和を生んで、納得したい
    ほしいはあせり、好きは安らぎ。

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    2018年11月11日
  • 依存症のすべて 「やめられない気持ち」はどこから来る?

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    依存症予防啓発について考える上で、自己効力感、心の居場所など、認識すべきことを整理することができた。同時に、依存症そのものへの正しい理解を促し、いま依存症に苦しむ人々とご家族に対する偏見を解消し、理解と受容を図るには…。誰にとっても暮らしやすい社会をデザインするというチャレンジは簡単なことではないけれど、「~だったらいいよね」とやり過ごしてはいけないよなぁ。

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    2013年11月01日
  • 依存症のすべて 「やめられない気持ち」はどこから来る?

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    依存症の始まりから終わりまで。
    家族関係、友人関係が終わる一方、依存に関わる新たな関係が生まれるという。
    74ページの、立派な親に育てられても〜のくだりでは、そこまで書くのであれば実際にどうやってそういう人間が育つのかまで踏み込んでほしかった。
    97ページ、マルクスの理論化した〜のくだりが理解できない。日本は唯一成功した社会主義国家だと言われたし、資本主義社会の末路はマルクスの予想したとおりになってきているのは事実だろう。理想郷としての、共産主義は存在しなかったといいたいのか?
    もう少し詳しく突っ込んでほしいところもあったが全体的に面白かった。
    覚せい剤に禁断症状がなく、誰かからつけられてる、

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    2016年11月07日
  • 依存症のすべて 「やめられない気持ち」はどこから来る?

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    実は自分自身が、ある方面で依存症気味なのではないか、と思えてきたので慌てて手に取って読み始めました。

    タイトルに「依存症のすべて」と自信たっぷりに書かれているだけあって、確かに依存症についての原因、現状、治療法、予防、最新の動向、そして総論も各論が過不足なく記されている印象を受けました。

    しかも文章は平易で極めて読みやすく、イラストや図版も多く用いられていて飽きません。

    内容的には、他の依存症関連本をあまり読んだことがないので比較はできませんが、精神論に傾かずに最新の治療の動向をきちんと示してくれていると思います。

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    2014年01月03日
  • アップルのリンゴはなぜかじりかけなのか?~心をつかむニューロマーケティング~

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    脳科学と商品開発やマーケティングの実践が結びついた「ニューロマーケティング」について論じられた本。

    興味深かったのは、ホテルやレストランの利用後に書かされるアンケートについてだ。顧客は自分の売買行動が正しかったと思う方向に気持ちを動かすため、利用後のアンケートに若干良い評価をつける。それは最終的に自分の中でもこの店は良かったというポジティブな納得感に繋がる。このようなアンケートを使って店側は顧客のつなぎとめに使っているとのことだ。

    目を引いてしまう「アップルのリンゴはなぜかじりかけなのか?」というタイトルの内容については大して言及はされず、釣りっぽい感じはしたが、これも深層心理に働きかけら

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    2020年07月27日
  • アップルのリンゴはなぜかじりかけなのか?~心をつかむニューロマーケティング~

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    人が購買するときの心理を科学的に解く「ニューロマーケティング」について優しく解説してくれる本書。今まで自分が購入するときの心理に当てはまりますね。大部分は自覚があったものなので新鮮な驚きは少ない。
    ものを売る側が取り組む科学ではあるが、ものをむやみに買わないよう、心を抑制する科学でもあると感じた。特に大きな買い物をするときに無駄遣いではないかセルフチェック出来そうな内容です。

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    2020年01月18日
  • アップルのリンゴはなぜかじりかけなのか?~心をつかむニューロマーケティング~

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    タイトルはつりっぽい。ニューロマーケティングの本。そこまで目新しいことは言っていない。

    ・モノが市場にあふれるようになった現代は、情緒的価値で訴求していかなければ、消費者には届かない。
    1.機能的価値:客観的で数値で表せる価値
    2.情緒的価値:費消している時の楽しさや心地よさ

    ・「好き」は「新しいものが好き:新奇性」と「慣れ親しんだものが好き:親近性」に分解することができる。相反した状態を生み出すことがキーとなる。

    ・認知的不協和を利用する。
    自分がとった選択or考え方を矛盾させないように行動or考え方を都合よく変化させる性質を言う。これを利用すべき。

    ・消費者は、お金を支払った価値に

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    2019年07月10日
  • 依存症のすべて 「やめられない気持ち」はどこから来る?

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    行動薬理学の専門家の方が書かれた一般向けの本。依存症の脳の働きや行動心理についてはわかりやすく説明されて納得しやすかった。が、臨床的な部分では、突っ込みどころも少しある本ではあるが、予防的な啓蒙書としては仕方のないことだろう。

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    2013年12月12日