アインシュタインのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
アインシュタインが1905年に、特殊相対性理論を世界に初めて発表した第一論文『運動している物体の電気力学について(独: Zur Elektrodynamik bewegter Körper)』の翻訳と、その解説が文庫本になったものです。
正直、この本で相対論を勉強するのは難しいです。相対性理論を理解するためだけならもっといい本が世の中に沢山あります。だけど、原論文が文庫サイズで読めるの感動しますよね。
自分が教鞭をとる講座では、「せっかく理系学科を卒業するなら、この文庫本をぜひ読めるようになって卒業してください」と伝えて、学生に薦めています。 -
Posted by ブクログ
「相対性理論」というと言葉だけが先行し、なんだかよくわからないなあ、という感想を抱いていたのですが、現代人の教養として、原典は抑えておこうと思い、読んでみました。 B解説→本文(時々、A補注)という流れで読みました。 たぶん、本書はこの流れで読むのが正しい順序だと思います。 19世紀末~相対性理論登場までのあいだ、物理学界における大いなる矛盾の源だった「光速の不変性」を、 逆に原理として定式化し、それを基準に時間と空間を考えれば矛盾が発生しないじゃない!?という大胆な発想をしています。 この大胆すぎる発想は、正直おどろくべきものがあります。 #たぶん、私が20世紀初頭に生きていて、いきなりそれ
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Posted by ブクログ
ネタバレ物理学はいかに創られたか―初期の観念から相対性理論及び量子論への思想の発展 (上巻)
(和書)2009年10月03日 21:34
1963 岩波書店 アインシュタイン, インフェルト, 石原 純
物理学の真理の形成が綴られている。真理はその全てを覆されると言う状況を孕みつつ形成されているというところが興味深い。読んでいてわくわくします。
高校の時の物理学の授業を思い出す。そこで行った実験が物理学の形成を辿っていたんだなってことを知った。ただそれ自体その一切の諸関係が覆されてしまうかもしれないということ。そのことを知っていたらもっと楽しく授業を受けることができたと思う。
高校一年の時のク -
Posted by ブクログ
上巻は今まで何となくわかっていることを難しい言語で読んでいる感覚で、なかなか読み進められなかったが、下巻は引き込まれるように一気に読んだ。
相対性や量子など、一般の生活では掴むことができない世界を、様々な仮説を検証しながら組み立てていく。アインシュタインが我々のために時間をとって、できるだけ易しい言葉を選んで語りかけてくれている所が他の本では味わえない感覚。
時間や長さが絶対的ではないこと、エネルギーと質量の関係、座標が変われば常識が変わること、物体と場の存在、波と粒子、量子物理学と古典物理学、今の常識が実は大きな仮説、思想、概念を含んでいること、等々学ぶことが多かった。
アインシュタイ -
Posted by ブクログ
力学的自然観が勃興してから衰退するまでの理論的観点を描いています。物理学における観念世界,すなわち理論的な考え方がどのように進展していったかを強調する書き方になっていて,数式なしに説明しています。どんな実験も理論が必要であることを述べているという点で,本書のタイトル「いかにして」の答えは「理論の発展である」ということでしょう。
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コナン・ドイルの名作以来,どの探偵小説にも大概は,探偵が少なくとも問題のある方面に関しては,必要なだけの事実をことごとく集めてしまう時期があります。これらの事実は多くの場合に,全く異様な,支離滅裂な,何の関係もないもののように見えます。しかし名探偵は,そ -
Posted by ブクログ
[ 内容 ]
二十世紀を代表する物理学者であるアインシュタインとインフェルトが、専門的予備知識を持たない読者のために、現代物理学の全貌を平易に解説した万人のための入門書。
数式を用いず、巧みな比喩と明快な叙述によってmガリレイやニュートン以来の物理思想から相対性理論および量子論に説き及ぶ。
[ 目次 ]
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気 -
Posted by ブクログ
[ 内容 ]
二十世紀を代表する物理学者であるアインシュタインとインフェルトが、専門的予備知識を持たない読者のために、現代物理学の全貌を平易に解説した万人のための入門書。
数式を用いず、巧みな比喩と明快な叙述によって、ガリレイやニュートン以来の物理思想から相対性理論および量子論に説き及ぶ。
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☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
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☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気