佐々木丸美のレビュー一覧

  • 雪の断章

    ネタバレ 購入済み

    必然の出逢い…。

    養家を飛び出した飛鳥を待っていた『運命の人』祐也さんとの出逢い。お互いに雪が好きだという二人が共に暮らし始めていく内に、互いを大事な存在だと気づいたのに、殺人事件や様々な誤解から、想いはすれ違っていって…。「雪の恋はどのような模様を織ってゆくのだろう」そう思いつつ読んだ。何があろうと自分の本心に嘘はつけない。心のままに生きる事こそが幸福への糸口。二人が結ばれるのは必然だった。失ってしまったものもあったが、心から祈りたい。飛鳥と祐也さんの二人に、幸多からん事をー。

    #感動する #切ない #胸キュン

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    2024年11月19日
  • 沙霧秘話

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    佐々木丸美さんの作品でいちばん好きな小説です
    不思議な物語だが愛の深さがひしひしと。
    海の物語というのもツボにはまった。

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    2013年03月10日
  • 雪の断章

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    初めてこの本に出逢ったのはもう何年も前。しかも「いらないからあげる」というカタチで手にした本。古い本で最初読むのに躊躇したがどんどん惹きこまれていった。ミステリー的な要素も含まれているが基本的には純愛小説だと思う。
    復古調なコトバがわたしはダイスキ。
    何度も何度も読み返している愛読書のヒトツ。

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    2013年03月10日
  • 雪の断章

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    ネタバレ

    とても綺麗な文体で、また植物や雪に対する表現もまるで生きているかと思わせる雰囲気だった。

    身寄りのない飛鳥ちゃんを引き取って育てるあげた祐也さん。
    独身の男性一人で、育てるのはどんなに大変だっただろう。
    でも、投げやりな人生の中で、飛鳥ちゃんの存在はどんどん大きくなっていったらしい。

    お互いがお互いを必要としているのに、なかなか向き合えなくて
    ハラハラしたけど、やっと向き合えた時はホッとした。

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    2012年11月22日
  • 雪の断章

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    佐々木丸美さんは,青春時代に夢中になって読んだ作家さんです。
    一つ一つの物語は独立していますが,大きな関連性を持っています。
    作者が途中で筆を折られたのが残念でなりません。
    いつ読んでも新たな発見が得られる,私にとって宝物のような小説です。

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    2011年03月21日
  • 雪の断章

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    再読。何度読んでもぐいぐい引き込まれていく。ついにはこの世界から抜け出せなくなるのではないかと思うくらいにのめりこんでしまう。雪の描写が物語を一層引き立てて美しい。この本から始まる孤児シリーズ、館シリーズもまた読み返してしまった。著者が亡くなったことが本当に残念。

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    2011年02月07日
  • 沙霧秘話

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    「影の姉妹」の姉妹編。
    こちらの方が現実味があったような。
    それでも不思議なことではありますが。
    説明のつかないことはあるものですな。
    面白い!

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    2010年03月18日
  • 影の姉妹

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    秘密の血が流れた一族の隠れ里での話。
    結局何やったんやろ?
    いわゆる「普通」でないことの暮らしにくさ。
    人と関わらなければいいのだろうけど、なかなか難しい。
    悪でなければ異端でも構わないのではないか。

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    2010年03月18日
  • ながれ星

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    無人島でキャンプする男女6人。
    津波で孤立してしまう。
    突然現れた一人の少女。
    次々に不思議な現象が起きる。
    桐子の恋人、克人が大変魅力的です。
    自然食のくだりはちょいと耳が痛かったです。

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    2010年02月23日
  • 恋愛今昔物語

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    その名の通り、御伽噺を現代風恋愛小説にした短編集。
    面白いです。
    春子のその後が気になる…。
    ええ人に巡り会えたのでしょうか。

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    2010年02月16日
  • 罪灯

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    春都、夏都、秋都、冬都。
    4人の少女の密かな悪意が殺人を生みます。
    少女たちの心に侵入し、解き明かす4人の男性。
    仁科、巴田、堂本、吹原の4氏。
    百人浜の館に関わる4人であります。
    また繋がっている…面白い。

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    2010年02月15日
  • 榛家の伝説

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    館3部作姉妹編その2。
    健康、不老不死がテーマです。
    作品が発表されたのは20数年も前ですが、現在に通じるものがあります。
    不老不死は永遠の憧れなのかしら。
    医食同源。健康の源は日頃の食事ですなあ。

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    2010年02月15日
  • 忘れな草

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    孤児シリーズの2作品目。
    少女たちの成長と恋愛模様もたのしめるけれど、
    この作品は、自分が年を重ねていくほどに、深みの
    感じらるせりふがたくさんちりばめられている。
    それは主人公の少女たちの周りにいる大人の女性
    が苦しい恋愛の中でみつけた、真実の愛について
    の考え方であったり、人生そのものの輝きでもある。
    そしてなにより作者がとてもロマンチックで、
    もっと知りたくなる価値観を持っていたことが
    垣間見られる。

    肝心の企業のお家騒動については、この作品で
    大まかなことがわかる。

    ロマンチックな作品。

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    2009年10月04日
  • 雪の断章

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    所蔵は講談社文庫なのですが、2008年に復刊されたこちらをアップ。
    この『雪の断章』から始まり、『わすれな草』『花嫁人形』と
    企業のお家騒動に巻き込まれた3人の従姉妹の愛の物語です。
    そんな中でこの作品は、3部作の最初の小説としても読める
    けれども、ひとつの独立して完結している小説として成立
    している気がする。それは企業のお家騒動についてほとんど
    触れられていないし、二人の従姉妹については全く触れられて
    いないから。
    それでも他の2作品を読むと、主人公の飛鳥の愛する滝杷青年
    の存在が、全く違った角度でみられるところがおもしろい。

    手元にある本はもう18年、繰り返し読んでぼろぼろだけれど
    きっ

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    2009年10月04日
  • 橡家の伝説

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    祝・復刊!<館三部作>姉妹編。久しぶりに哲文&涼子を読めて感無量・・・。やっぱり好きですこのシリーズ。復刊するのが遅かったので最初に読んだ館シリーズとタイムラグができていて、ファンタジーのようなこの甘い書き方(?)に最初戸惑ってしまいましたが読んでいるうちにすんなり入っていけました。万人には受けないような気がしますが私は著者が大好きです。

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    2009年10月04日
  • 榛家の伝説

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    祝・復刊!<館三部作>姉妹編。館シリーズもこれで最後か〜・・・。淋しいような。でも違う話でリンクしてチラッと出てきそうな気もする。話の内容が上手く言えないんですが壮大な輪廻転生の大恋愛の話ですね。輪廻転生とか私は全く興味ないんですがこの著者のお話は別格なんですよね・・・。ハマってしまった一人なのです。

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    2009年10月04日
  • 雪の断章

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    復刊されたんですね。手に入らなくて苦労された方も多いはず。
    味戸ケイコさんの表紙が書き下ろしということでほしいなー。
    未発表の草稿もあるらしいです。たとえ1頁でも佐々木さんの書いたものが新しく読めるなんてうれしいです。

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    2009年10月04日
  • 雪の断章

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    ---裏切りがあるから信じ、崩れるから積むのでしょう、溶けるから降るように。
    心にじんと染みてきた言葉でした。響きの流れが美しい言葉でもあります。

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    2009年10月07日
  • 舞姫――恋愛今昔物語

    購入済み

    命を助けられた鶴が、美しい女性に身を変え、恩返しにやって来るも、「秘密」を知られ去って行く…という『鶴の恩返し』さながらの物語に、(相手は青年だったり、老夫婦だったり諸説あるけど)更にラブストーリーに重点を置いた本作。人間の青年に恋するも、異種であるが故に伝わらない所に元恋人も現れ、心乱される…。鶴でありながら、人間同様の心情を持つ夕香に心揺さぶられる様に読んだ。それでも、『鶴の恩返し』のあらすじから結末は予想できた上に、人間世界では到底許されない罪まで犯してしまい…。わかってはいても、切ない最後だった。

    #じれったい #切ない #深い

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    2024年12月16日
  • 花嫁人形

    ネタバレ 購入済み

    幾ら生まれた境遇や企業間での思惑があったにせよ、必要最低限の教育も受けられない理不尽な扱いでは、さすがに昭菜が哀れだと思う。そのしっぺ返しというべきか、本岡家の人々の末路は、皆一様に悲劇だった。唯一昭菜に味方していた郁までもが…。企業間での権力争いが軸になっているせいか、愛憎劇さながらで、まさに主人公だけが救われた最後だった。それにしても、初めての外出とラストで、昭菜が出会った人物がいずれも自ら命を散らしてしまうとは…。

    #ドロドロ #深い #切ない

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    2023年12月24日