佐々木丸美のレビュー一覧

  • 舞姫――恋愛今昔物語

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    一夜の夢のような恩返し。

    表紙と帯に惹かれて手に取った。
    一羽の鶴が助けてもらったお礼に若者のプロデューサーとしての成功を手助けする、というもの。
    使われる語彙は詩的で美しさが並べられているが、どうも上滑りしているようでいま一つ感情に訴えてこない。
    ライバルにあたる、彼の昔の恋人が一番感情に訴えていたようにも思う。

    鶴は・・・悲劇的な部分以外にも、もっと生きるための強さがほしかった。野生動物であるなら人間とは少し違う感情があれば面白いだろうになぁ、と思う。
    うーん、全体的に物足りなかった。

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    2010年12月18日
  • 雪の断章

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    なんだか難しい文体に、じっとりと心情が描かれてます。
    けっこう重いのだけど、勢いで読んでしまう一冊。

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    2010年01月30日
  • 雪の断章

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    思春期に読んでましたシリーズ。
    代表で雪の断章を置いておきますが、個人的には館シリーズの方が印象に残ってます。

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    2009年10月09日
  • 雪の断章

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    孤児である主人公が養女にと出された先でこき使われ
    反抗し、自力で保護者を捕まえる話…でしょうか?w
    あまりのこき使われ方に、リアリティがないな^と読んでいたのですが
    ふと思い当たって発行日を見てみたら55年…。
    この時期ならば、この状態は当然かもしれません。

    最初に貰われた先の姉の方が殺され、その容疑が主人公に。
    それを忘れたかのように日常は進みますが
    ふとした時にひょっこりと話が顔を出してきます。

    犯人は誰なのか。
    周囲の偏見と確執と友情は?
    そんな風に進んでいくのですが、文章が説明文のようで
    正しい事を言っているけれど、それはちょっと…と思うような所も多々。

    淡々とした説明文が苦手な

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    2009年10月07日
  • 榛家の伝説

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    “「私、言わない」
    「私、きいたことない」”

    またスラスラ読めた。
    いいな。
    今回は、次元超えるのが多かった。
    不思議だよね、百人浜とおばさんの館。

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    2009年10月07日
  • 橡家の伝説

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    “涼子だから倍にしたのさ”

    姉妹編。
    だそうで。
    今回も生まれ変わり関係。
    すごいよね。次元超えるって。

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    2009年10月07日
  • 雪の断章

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    孤児の飛鳥の、愛の形。
    切ないほどの人を想う心、自分の足で立とうとする飛鳥の願いは痛いほど。
    舞台が自分の住んでる街なので、雪の光景などありありと分かるのも素敵でした。
    ただ、どうしても会話の不自然さが気になる…。
    小説の地の文そのままのような、理路整然とした言葉で話す登場人物には
    人間らしさをあまり感じられませんでした。
    ストーリーや情景は好きなのだけど。
    あと、味戸ケイコさんの絵は大好き。

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    2010年07月30日
  • 雪の断章

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    20年ぶりにハードカバーで読みました。
    作者あとがきや年譜もついていて嬉しいです。やっぱり何十年たっても、読み出したとたんにこの世界に引き込まれます。

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    2009年10月04日