ダニエル・フリードマンのレビュー一覧

  • もう年はとれない

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    ボケてるのかどうかはさておき、頭の回転は鈍ってない洞察力は残ってる元刑事のおじいちゃんが主人公の話。

    主人公が若い時に出会ったナチス絡みの復讐劇かと思いきや…そうはいかず…

    なんか派手さはないわりに
    先に先に解決したり、謎が明かされて進んでいくのでハラハラしながら進むでもなく半分以上読んでしまったので「大丈夫かな」と心配になった。

    主人公の元刑事としての洞察力とか、皮肉を吐く感じは好きだけども、ややスローペース
    終盤はたたみかけるように進むのだけど「痛快!」って感じでもなかったな…期待しすぎたのかもしれない。

    孫と一緒に行動、主人公の子供(孫の父親)は「殺された」とあるので今後の話に出

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    2021年06月22日
  • もう過去はいらない

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    ネタバレ

    一作目を読んだ時も思ったが、今一つすっきりしない。息子の死因など設定の明かされていない部分があるので当然といえば当然だが、それ以外の本筋も残尿感。もしや老人ものとひっかけてそんな感じなのだろうか。いやまさか。

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    2021年06月16日
  • もう年はとれない

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    ネタバレ

    老人とか老爺とか老害ではなくただ単にクソジジイという言葉の似合う恐るべき主人公。過去編はいくらでもできるだろうが続編はいろいろときついような気がする。足折れてるし。ところでオチを語る上では蛇足だったとはいえ、貸金庫の鍵を盗んだり窓口を騙した件はどう処理されたのかまったく触れられていないのが気になった。

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    2021年05月31日
  • もう耳は貸さない

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    89歳のバック・シャッツ。歩行器が欠かせなくなってしまったけど、まだまだ頑張って‼︎
    ローズがクールで堪らない。いつまでも二人の日常が続きますように。

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    2021年03月15日
  • もう年はとれない

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    主人公はバック・シャッツ。87歳のユダヤ人。元殺人課刑事。引退して久しいある日、かつての戦友が臨終間際に語った告白から事件が始まる。
    海外ものならではでキャラも濃く、皮肉たっぷりの会話も楽しくテンポよく進みます。ですが、犯人が分かるのが最後に近く、動機などもあまりに駆け足で若干拍子抜けでした。
    息子の件がさらっとしか触れられていないので、ここは次作でしょうか。

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    2018年09月15日
  • もう年はとれない

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    ネタバレ

    本当はもう一つ星を追加したい。ネタに触れるのは嫌だが主人公の息子が亡くなったことについてわけありそうに見えて最後まで曖昧なのは納得できないな。

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    2018年01月16日
  • もう年はとれない

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    ネタバレ

    87歳の元刑事が主人公って。
    高齢社会のひとつの現れ?
    車ひとつろくに運転できない、ひとつ間違えば老人性認知症と取られてもおかしくないくらいの口の達者な爺さんが寄る年の波にも負けず奮闘する物語。

    ハードボイルド調な会話の展開、テンポは嫌いでない。最初はぐいぐいきた。
    ただ、全体としての筋の展開が。
    どうとでもなりうる伏線を張り巡らし、せばめることもせずにありうる展開のひとつに落ち着かせただけのプロットには緻密さが感じられず、もう一息というのが正直な感想。

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    2017年08月25日
  • もう年はとれない

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    一万円選書の中の一冊。

    うーん、正直事件そのものについては少々物足りなかったというか、なんだそれ?というか、腑に落ちないものがありましたけど、それに勝るのがバック・シャッツ。

    皮肉ばっか言ってて、こんなおじいちゃん、見てる分には楽しくていいな。
    年をとったからならではの悲哀も感じさせてくれて、事件のことというよりは、そういったことの方がしみじみ来ました。

    孫のテキーラはちょっと性格がつかめなかったけど。もっと冷静に物事見てる子かと思ってたら……。

    ところで、なぜこの本を一万円選書で選んでくれたのか。
    私が「早くおばあちゃんになりたい」って書いたからか、それともミステリ系の本を面白いって

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    2017年03月11日
  • もう年はとれない

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    ネタバレ

    バック・シャッツの目が老いで曇っているからか、老人問題の側面と事件とが全く絡み合ってないように思える。
    ピークはジーグラーに面会にいくシーンである。殺人はただ謎のために起こるだけだ。そこに人間の根源的な心理なぞ読み取れない。ただジーグラーに会いに行くシーンには、「死神」に向かう姿勢がある。老いと過去の収容所の虐待とが上手く絡んでいる。
    殺人事件をストーリーに入れず、ジーグラーの面会途中の独白をピークとして、その後ゆっくりと終わる中編としていたら秀作であったろう。

    バック・シャッツをかっこよくみせるためのアクションシーンや謎解きのシーンなどは全く不要である。本書の最も良い部分が濁るだけだ。記憶

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    2017年02月17日
  • もう年はとれない

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    元気なじいちゃん大活躍!という感じのものかな、という予想はハズレで、結構ビターであった。シニカルなセリフの面白さはあるけれど、コメディタッチではない。87歳の探偵役という設定がとてもユニークなのは間違いないところだが、あまりにしょっちゅう年をとって頭も体も思い通りにならないとぼやかれるのは、ちょっとツライかな。

    ナチスの隠し財産とか、凄惨な殺人とか、道具立ては派手で、展開も早い。ただ、最後まで主人公のじいちゃんも孫も、今ひとつ人物像がはっきりしない感じがあった。最大の引っかかりは、なぜ猟奇殺人? そこがわからんなあ。無理があるよ。

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    2016年03月19日
  • もう過去はいらない

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    『リンカーン・ライム』シリーズのリンカーンのように出来事を記録し検める主人公は88歳でアルツ気味
    忘れがちな能力なのでリンカーンとは違う動機だけど結果、再確認して暴力&解決を導くことができる暴君老人の元刑事
    シリーズ物とは知らず2作目から
    裏表紙に書かれた「88歳の伝説の名刑事vs.78歳の史上最強の大泥棒」に偽りなし

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    2016年02月06日
  • もう過去はいらない

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    当たり前だけど、前作よりも歳をとって、前作で受けた傷のせいもあって、身の回りのことはあれこれ不自由で、だけど、やるったらやる!というか、誰も止められない感じが健在でうれしい。

    お話の面白さとは別に、人種にまつわる様々なことをもっと真剣に知ろうとしないとだめだな、と思わせてくれた本でした。

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    2016年01月23日
  • もう過去はいらない

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    超後期高齢者バック・シャッツシリーズ2作目。少し中だるみしてるかなという感じがしなくもないけど、皮肉の効いた掛け合いが相変わらず読んでて楽しい。より老いていく描写がリアルで、心に追いつかない身体が切なくもあり。孫の活躍は控えめ。

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    2015年12月17日
  • もう過去はいらない

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    ネタバレ

    更に年を重ね88歳のハードボイルド元刑事。
    前回の後遺症で、更に、現実を見つめ、諦め、受け入れなければならない事が増えているにも関わらず、元気。
    ありのままの自分を受け入れる事で、こんなに快活(?)になれるのだ。
    受け入れられないから悩み、苦痛となるワケで、受け入れてしまいさえすれば、それが当たり前になり、悩む必要もなくなる。
    バックシャッツはスゴイ。なかなかできる事ではない。
    そんな、出来ない事が増えた彼なのに、事件は彼を放っておいてはくれないのだね。

    どうやらこれで終わりではない様子。
    更にさらに年齢を重ねるであろうバックシャッツが、何を諦め、受け入れて、それでも、自分の正義の為に突き進

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    2015年10月11日
  • もう年はとれない

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    ネタバレ

    87歳のハードボイルド元刑事。
    確かに、アメリカ映画で観るなら(虚構として観るなら)カッコイイ。
    けど、現実にいたら・・・
    銃さえ乱射しないでくれれば、他は好きです。
    銃の乱射がなければ、自分のおじいさんがこんなだったらいいなとも思います。
    銃さえ・・・・・そこが日本と違うとこ?

    このシリーズは高齢者をありのままに表現しようとしている所が良い。
    年を重ねるにつれ、本人の中に沸き起こる葛藤を、ありのままに表現していると思われる。そして、それを受け入れなければいけないことを、分かっている主人公。
    ハードボイルドの中に、人間が生きて行く成長段階を受け入れるという事が、いかに難しく、しかし、それがい

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    2015年10月11日
  • もう年はとれない

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    ネタバレ

    老後はもう他人ごとではないけれど
    87歳になったらもう少し静かな生活を
    送りたいと思う。
    ナチスの金塊やら何やら、エキサイティングな老後は
    本の中で楽しみたい。

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    2015年08月01日