ダニエル・フリードマンのレビュー一覧

  • もう年はとれない

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    高齢の元刑事が孫と一緒に活躍するミステリ。
    テンポよく、けっこう大きな事件が展開します。

    バック・シャッツは87歳。
    元メンフィス署殺人課の刑事で、荒っぽい捜査で伝説的な存在だった。
    かっての戦友が死に際に言い残した言葉から、騒動に巻き込まれます。
    死んだと思われていた元ナチス親衛隊の将校ジーグラーがじつは生きていて、金塊を持って逃亡したというのだ。
    バックとは、浅からぬ因縁のある将校。
    逃亡犯と金塊という組み合わせに、戦友の孫や牧師、調査官やイスラエルの職員など、さまざまな人物が絡んできます。

    息子をなくしてるバックは、孫息子(あだ名がテキーラ)と共に、真相を探りに出かけます。
    口が悪く

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    2016年06月23日
  • もう過去はいらない

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    ネタバレ

    バックが帰ってきたぁ!
    と嬉しく思ったけど、期待が大きすぎたのか、前回ほどの楽しさがあまりなかったよ……。テキーラが全然出てこなかったせい?いなくなって初めて彼の存在の大きさを知るみたいな。あのふたりの掛け合いが好きだったし。
    でもまだ続いてるみたいだから読みたい。ローズも自己主張してきたし。ブライアンの死因もまだ謎のままだし。

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    2016年05月30日
  • もう過去はいらない

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    ダーティハリーvsゴーストマンか?シリーズもので主人公の死でラストを迎えるって、モース警部があったけど、このシリーズは何とか引き延ばして欲しいな。定年退職したリーバス警部も復帰したね。頑張れ、おじいちゃん。それにしてもバックってやり方自体は悪徳警官すれすれに思える。欲得ずくではないから、反感は抱かないけれど。

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    2016年05月07日
  • もう過去はいらない

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    大怪我をして歩行機が手放せないのにバックじいちゃんのやることはますます過激になっている。
    体が弱っていくことへの苛立ちとあきらめ、息子を失った悲しみは前作も描かれていたが、今回はユダヤ人への偏見に対するアメリカ社会の不条理が物語に奥行きを与えている。
    主人公のモデルである作者の祖父についてのあとがきを読んで胸が熱くなった。
    バックの息子が死んだ理由がとても気になる。続編の翻訳もぜひお願いしたい。

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    2016年03月24日
  • もう年はとれない

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    一気読み!高齢化社会の今でこその87歳元殺人課刑事が主人公!何気に凄惨な死体を目の前に、老人ならではの皮肉な悪態が笑いを誘う…w 既に続編もあるらしいが、この調子だとまだまだ活躍しそう。映画化の話しも進んでいるらしいのだが、果たして誰が演じれるの!?イーストウッドでもまだ84歳だよ(-∧-;)

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    2016年02月15日
  • もう年はとれない

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    主人公は87歳の元刑事のおじいちゃん、誕生日がきて88歳に。かくしゃくとしていると思いきや、結構よぼよぼ。でも毒舌と負けじ魂は健在。大学生の孫とコンビで事件に挑む。

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    2016年02月13日
  • もう過去はいらない

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    88歳の元刑事に何ができるの?と思ったら‥‥若干の介護が必要な状態にもかかわらず「なんてタフな爺さんなんだ!!」と思う。認知症っぽい症状もあるのにねぇ。精神的なタフさはいつも持っていたいな。

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    2016年01月24日
  • もう年はとれない

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    アメリカの作家ダニエル・フリードマン、2012年発表の小説。88歳の元刑事が主人公のミステリーシリーズ第一作。面白いです。

    このシリーズの第二作目を先に読んで面白かったので一作目も読んでみました。
    なので結末は知っていたわけですが、それでも充分面白かったです。

    87歳の元刑事(作中で88歳になります)、荒っぽい捜査で伝説の人となっていたバック・シャッツが、因縁のある逃亡ナチ戦犯の隠し持っていた金を廻っての争いに巻き込まれるお話し。
    皮肉と諧謔がたっぷりの痛快な物語りなんですが、不条理で残虐な犯罪が描かれ、見かけによらずシリアスな内容です。主人公と老齢の妻や孫息子との関わりも心に響くものがあ

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    2015年12月14日
  • もう過去はいらない

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    アメリカの作家ダニエル・フリードマン、2014年発表の小説。アメリカ南部、メンフィスを舞台にしたクライム・サスペンスのシリーズ第2作。主人公は88歳の元刑事、大けがのリハビリ中でしかも軽度の認知症という老人の自虐趣味満載の作品ですが、描いているテーマは非常に重くハード、意外に読み応えのある作品でした。

    老人ホームに入居してリハビリ中の主人公バックのもとに50年前取り逃がした伝説的銀行強盗イライジャが助けを求めてやってきます。知り合いの刑事に自首して保護してもらうよう段取りを付けるのですが、刑事の車で警察へ向かう途中ギャングに襲われイライジャは拉致されてしまい・・・。
    50年前の銀行強盗の話と

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    2015年11月15日
  • もう年はとれない

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    第二次世界大戦で従軍経験を持ち、かつては敏腕刑事としてならした老人が戦友の死をきっかけに事件に巻き込まれていく。ナチ親衛隊の秘匿財産や猟奇的な連続殺人は強引過ぎて滑稽にさえ思えてしまうが、衰えゆく体と認知症の陰に怯えながらも気骨を失わない主人公がとにかくクールであり、それが本著の強い魅力である。孫とのやりとりもウィットに富んでいて楽しい。

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    2015年08月09日
  • もう年はとれない

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     おじいちゃんと、おじいちゃんの家族達の関係性が楽しかった。

     ストーリーとか、全体の雰囲気とかは、アクが強くて馴染みがなさすぎるなぁと。この辺は好みでしょうか。私は……まあまあ。
     おじいちゃんが若いころ英雄扱いされるくらいすごかったんだとか、ラストのあれこれとか、この辺はアメリカ的ヒーローものの王道展開なんだろうと思う。ここまで持ち上げなくてもいいけどなぁとは、個人的な好みで思うところ。
     序盤の展開とか、キャラの行動とか、いや、そこで金塊追っかけにいくことないんじゃない……? みたいに思うところは結構あるけど、それも全部飲み込んでの、この話のカラーなんだと思う。
     その辺はまあ、いいと

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    2015年08月05日
  • もう過去はいらない

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    (⁠⌐⁠■⁠-⁠■⁠)一作目よりパワーダウン。ユダヤうんぬんのクダリがウザい。

    ⊂|⊃
    [ಠ⁠_⁠ಠ]孫との掛け合いもほぼ無しで、地味だな。

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    2025年11月02日
  • もう年はとれない

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    87歳のユダヤ人で口の悪いジジイのナチスへの恨みやら金塊探しの話、殺人事件おきて、結構エグい殺され方するけどまあ面白いかな?孫に少しイラつく

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    2024年04月14日
  • もう年はとれない

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    アメリカの作家「ダニエル・フリードマン」の長篇ミステリ作品『もう年はとれない(原題:Don't Ever Get Old)』を読みました。
    ここのところ、アメリカの作家の作品が続いています。

    -----story-------------
    最高に格好いい87歳、伝説の元刑事。

    ●「ネルソン・デミル」推薦――「自分が87歳になったときには、「バック・シャッツ」のようでありたい。」

    捕虜収容所でユダヤ人のあんたに親切とはいえなかったナチスの将校が生きているかもしれない──臨終の床にある戦友からそう告白された、87歳の元殺人課刑事「バック・シャッツ」。
    その将校が金の延べ棒を山ほど持

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    2024年01月04日
  • もう過去はいらない

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    初ダニエル・フリードマンでした。私は本も録画した映画やドラマも毎日、少しずつ読んだり観たりしているのですが、この本を読んでいる同じ時期に映画「ガントレット」を観ていて、メンフィスの刑事の話だったので、本の主人公がクリント・イーストウッドに思えてきました。主人公は軽い認知症らしいのですが、本の内容が2009年と1965年を行ったり来たりするので、私も子供か孫か分からなくなってきて軽い認知症ってこんな感じかな?なんて思いました。また、ユダヤ人やユダヤ教の知識が増えた気がします。

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    2023年12月13日
  • もう年はとれない

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    一万円選書で紹介された本。哀愁時々フロストのような雰囲気で物語がサクサク進んで読みやすかった。ニューヒーロー誕生!

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    2022年05月16日
  • もう耳は貸さない

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    ネタバレ

    シリーズの前二作とは一風変わった三作目。そんなわけで前二作のノリを期待して読むと肩透かしを食う……のはまあいいとして、盛り上がりどころがまったく見当たらなかった。老いに関する興味深い見識は相変わらずあるだけに、エンタメとしての弱さは残念。

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    2022年05月08日
  • もう耳は貸さない

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    主人公バック・シャッツが、歳はとってるけど頭脳明晰、体も元気、妻からも頼られる男、というわけではないところがこの作品の魅力。
    最近、長く生きることイコール幸せ、なのだろうかと考え始めた私にとって、たいへん興味深いお話でした。

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    2021年09月26日
  • もう耳は貸さない

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    効果は認めるが、ラジオ原稿がかなり読みにくい(余りにも一方的主張なので)。
    捜査情報に関する記憶は失われないのが凄い!刑事魂?

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    2021年07月30日
  • もう年はとれない

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    主人公は88歳の元殺人課刑事
    引退から20年以上という時から肉体的には勿論だが思考も衰えさせる
    衰えのなかで意志だけは現役を保とうとする姿には米国らしいマッチョイズムを感じる

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    2021年06月26日