鬼塚忠のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
この本、出版を夢見る人や自分の文章をもっと磨き上げていきたい方は、必読の書だと思います。
著者である鬼塚さんは、日本人作家のエージェント会社であるアップルシード・エージェンシーの代表であり、約1500冊もの出版に関わってきたスゴイ方。
出版業界で30年間働いて数々のベストセラーを生み出してきた鬼塚さんが蓄積した「本を出版するためのノウハウ」が余すところなく凝縮されてます。
・企画を立てる時に考えるべき3つの要素
・編集者の目にとまる企画書の書き方
・出版社へ売り込む方法
・読ませる文章にするためのテクニック
・「売れる本」に共通する要素とは
など。
僕自身、こういった「出版のノウハウ系 -
Posted by ブクログ
武にも秀で、美にも造詣の深かった信長の背中を憧憬と尊敬の目で追い天下人となった秀吉には、すでに叱ってくれる人もなく、元来持っていたコンプレックスゆえますます頑固に頑なになってゆく。
京都など商業に関しては、都をおおいに発展させたが一旦火がつくと後戻りできなくなってしまった癇癪は、残忍な刑の執行とともに、人々から心を離れさせようとしていた。
利休と秀吉の葛藤は「利休にたずねよ」と言う直木賞作品でも有名。利休の他にも花の美の巨人、「池坊家」があった。
特に利休と活動時期を同じくした池坊専好は華道を大きく発展させた芸術家だ。
その池坊専好と、利休の親交を描き、芸術家と権力者の戦いを描いたのがこの -
ネタバレ 購入済み
こういうの好きです。
映画を観てから読みました。ラストは小説の方がロマンチックに感じました。
映画を観た時は、「涼」が「ゆり」のお兄さんにサヴァン症候群かどうかの簡単なテストをしていたし、手先が器用で知的レベルが高いので、元医療従事者かと思いましたが、小説では設定が違っていて、これはこれで面白かったです。
生き残った「涼」に罪悪感を持たせないための「隆」の気遣いは、映画、小説共に感じ取れて、良かったです。 -
Posted by ブクログ
夢に向かって努力することで人はきっと幸せになる!!筆者のシンプルな想いがヒシヒシと伝わる泣き笑いありありのドタバタ青春小説。成績は??のサッカー大好き少年が、進学高の高校教師よりスカウトされる事より物語がスタート。試練を乗り越えめでたく合格!夢に描く楽しい高校生活〜。そして緊張の初デート!、生活指導教師との確執!?、そして停学??。次々と押し寄せる幾多の苦難を乗り越えた先に訪れたものは・・。特徴は一人称一視点にて誰もが経験した活力に溢れ、パンチの効いた青春時代を軽快なタッチで表現した事。更に成績向上の極意、商店街の再生等唸るアイデアも彩りを添える。一粒で二度美味しい一気読みの良作です。