あらすじ
バイオリニストとして将来が有望視される中学生の開だが、その家族は崩壊寸前。そんな中、家族カルテットで演奏することになって……。家族、初恋、音楽を描いた、涙と感動の青春&家族物語。映画化!
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Posted by ブクログ
リストラされ、再就職に苦労する父親、プロのヴァイオリニストを目指す息子、反抗期の娘・・家族全員に共通することは、楽器を演奏した経験があること。
息子が提案した、家族でカルテットをやろうという言葉に、バラバラになっていた絆が戻る。
昨今では、家族と過ごす時間が減ってしまう現代。本書を手に取れば、家族の真価が分かるだろう。
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映画化作品読んでみようシリーズ
舞台は浦安
弟のバイオリン、姉のフルート、母のチェロ、父のピアノでカルテット。
家族カルテットの成長と、壊れかけた家族の再生の物語。
想像してたよりもおもしろかった。
Posted by ブクログ
よくありそうな話だけどけっこう面白く読めた。音楽を通して家族が再生していくお話。子供に押し付けちゃいけない、きちんと正面から見ないといけないなぁと思う。けっこうお父さんがよかった。
Posted by ブクログ
「音楽がもう一度家族を結びつけてくれるかもしれない」
反抗期、離婚危機の中、崩壊寸前の家族が組んだカルテット。
楽器から出てくる音で気持ちを読み取り、支え、繋がり、分かち合おうとする家族の描写が印象的でホロリとさせられる。
Posted by ブクログ
わかりやすい物語でした。主人公が中学生だからこその目線の低さに親近感がわきます。
ただ、思ったより暗い話だったと思います。
もっとハッピーな話なのかと思っていましたが、良くも悪くも現実味がある感じがしました。
Posted by ブクログ
壊れていた家族がゆっくりと回復する、ハートウォーミングな物語―ということになろうが、既読感がある。
森絵都さんの『カラフル』あたりだろうか。
頼りない父直樹、苛立つ母ひろみ、コギャルの姉美咲、そして才能あるバイオリニストの卵である中学生の開。
家族の最後の行事として、カルテットを組み、演奏する。
最初は惨憺たる失敗。
もう一度だけ、というのを繰り返し、練習を重ねていく中で、家族が少しずつ変わっていく。
ちょっと予定調和な感じもなくはない。
音楽ものの小説の一つの鑑賞ポイントは、音楽をいかに言葉という別の表現手法で表すかということだと思っている。
で、これまで、素晴らしい音楽、天才的な演奏をどう表現しているかを気にしていたけれど、この本ではむしろ下手な演奏をいかに書くかもまた、面白いポイントなのかもしれないと気づかされた。
そのあたり、荒木源さんの『オケ老人』あたりと比較してもいいのかも。
Posted by ブクログ
家族による四重奏(カルテット)を通じて、家庭を変えていくお話。馴染みのクラシック曲多数あり。ナマイキで可愛くない姉。でも、実は傷つき抱えている苦悩がある。表面から見えない姉弟の素顔があると思い知らされた。あと「将来の息子のため」の親バカは、逆に子供を苦しめる。母のエゴは腹が立ったが、原因は頼りない夫にあるのだろう。単純な家族再生ものだけど、家庭ギクシャクの原因はよく描かれている。こういう家庭にしないためにも、反面教師にしたいところ。
Posted by ブクログ
主人公・開は、離婚しそうな両親に心を痛めていた。姉の美咲はそんなことも知らず遊びまわっているし、習っているバイオリンも調子が悪いし、どうしていいのかわからない。
そんな時、不意に家族でカルテットを組むことを思いつく。かつて、父はピアノ、母はチェロ、姉はフルートをやっていたのだ。
果たして開の思いつきはうまくいくのか。家族の仲は……。
音楽を通して家族が再生していく物語。
なんだけど、いまいち盛り上がりにかけるというか、みんなわりとつまらない方向にダメな人たちだった。
まあ、でも、開はよくがんばったね、となでなでしてあげたい。
Posted by ブクログ
家族が無事にまとまってくれて、最後にならなくて良かった…!家族1人1人が、家族という存在を見つめ直して自分への答えを見つけられたんだなと思うと感動というよりも安心しました。自分が思っているより自分は自分のことしか考えていなくて、もう少し落ち着いて周りを見回してみたら見えてくるものもあるんじゃないかな、ということかなあ。個人的にはお母さんがあまり好きになれませんでした。美咲のあの荒れっぷりを見ていながら何故美咲はしっかりしているからという言葉が出てくるんだ…。
Posted by ブクログ
夢に挫折したように見える父母だが、それはすべて「家族」を大切に人生を選んできた結果だった。ボタンのかけ違いでギクシャクしていた家族が徐々にまとまるストーリーにほっこりする一冊。
ただ、読者を裏切らない「予定調和」とう文字がしっくりくるストーリーとも言え、ご都合主義の展開が多々。少し読みごたえにかけた印象だった。男子中学生にしては、主人公の人間ができすぎな気がしたけれど、イマドキの子はこんななのかな?
Posted by ブクログ
家族にほっこりしたなぁ。音で会話をするという表現が印象をもちました。なんでもバラバラだったものがひとつにまとまる瞬間って好きだなぁと再確認です。是非映画のほうも観ようとおもう!
Posted by ブクログ
短いけれど、ちゃんと起承転結がはっきりとわかる、エンタメ度の高い内容でした。
続編も早く文庫化しないかなぁ。
映画もあるみたいだけど、これは評判を見てから決めようかと。
のだめ並みの完成度なら興味ありです。
Posted by ブクログ
バラバラだった家族が音楽を通じて分かり合おうとする話です。それぞれが誰かのためを思った行動がかえって人を傷つけている、切なさで泣きそうになりました。
Posted by ブクログ
岬先生シリーズや船に乗れ!シリーズなどを読んだあとに読むと、ちょっと物足りないかも
音楽をプロでやってくって深さはあんまなかった
音楽より家族が再生するとこがメインなんやろな!
改行多いし一文短いし、中学高校生向けの本なのかも
すぐ読み終わった