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Posted by ブクログ
武にも秀で、美にも造詣の深かった信長の背中を憧憬と尊敬の目で追い天下人となった秀吉には、すでに叱ってくれる人もなく、元来持っていたコンプレックスゆえますます頑固に頑なになってゆく。
京都など商業に関しては、都をおおいに発展させたが一旦火がつくと後戻りできなくなってしまった癇癪は、残忍な刑の執行とともに、人々から心を離れさせようとしていた。
利休と秀吉の葛藤は「利休にたずねよ」と言う直木賞作品でも有名。利休の他にも花の美の巨人、「池坊家」があった。
特に利休と活動時期を同じくした池坊専好は華道を大きく発展させた芸術家だ。
その池坊専好と、利休の親交を描き、芸術家と権力者の戦いを描いたのがこの作品。
もし手元で読む機会があったのなら、ぜひにおすすめしたい作品です。
この作家、現代小説「カルテット!」「僕たちのプレイボール」も手がけた。
Posted by ブクログ
表紙が素敵すぎて。
こちらは「利休にたずねよ」読後に読みました。
新品が売ってなくて、バリューブックスさんで古書を購入しました。
状態が心配でしたが、帯以外の本体は良好でした!嬉
こちらの利休は、
「利休にたずねよ」とは違いますが、
茶と美に対する真剣な気持ちは同様でした。
本作の方が秀吉の過去が描かれていて、
人間性が垣間見え、
さらに利休も可愛らしい一面も見え、
そこから志と信念を通じ合うような、
池坊専好との交流もあって、
読みながらウルウルしました。苦笑
秀吉と信長の関係、
利休と専好の関係。
最後はさすがでした。
茶と花の命、どちらも重く美しかったです。
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