どぶふぉぁっ
突然、奇怪な音を発してしまい、申し訳ありません。
しかし、この『ごほうびごはん』(18)の凄まじさに耐えきれず、激しく吹っ飛ばされてしまったのです。
予想はしていましたが、やはり、(17)よりも衝撃度が高まっていましたね・・・いや、ぶっちゃけ、この(18)の表紙、和気藹々とした池田家の食卓に磯貝さんが笑顔で馴染んでいるのを見てね、私、「あれ、私の予想、これ、軽く凌駕してるんじゃね?」と危機感を強めて、今朝、読むまでに気合を入れ直したんですけど・・・・・・無駄な努力だったようです。
つい最近、「小説家になろう」へ投稿している小説を、多くの人に読んでもらおう、と手を出してみたXで、『ごほうびごはん』(18)が3/14に出る、と知って、当日まで何度も(17)を読み直し、テンションを高めながら、こもとも子先生の豪拳を真っ向から受け止めてやるぞ、と発奮してたんですけどね、こもとも子先生、これは反則ですって・・・確実に、パンチ力、いや、ウェイトが増してやがる。
でも、ほんと、あの磯貝さんが、咲子さんと結婚する展開になるってのは、初登場の時、微塵も予想してませんでした。
決して、初登場の時、磯貝さんを嫌なヤツ、と思った訳じゃないにしろ、随分と尖がった人で、これから、頻繁に登場するのかな、と感じたほどでした。
けど、咲子さんと交流を深めていく内に、彼の良い所が見えてきて、咲子さんの生き方に影響され、彼もまた、変わっていき、同時に、咲子さんも彼の人柄に惹かれていき、人として成長していきました・・・つくづく、人の縁と言うモノは、不可思議であり、同時に、愛おしいな、と思えます。
そんな私の予想を上回った磯貝さんが、池田家に歓迎されている姿を見て、しみじみと、「あぁ、良かったな」と感じ、他の登場人物らに敗けないくらい、彼と咲子さんを心から祝福し、二人の幸せな未来を見たくなりました。
それぞれのこだわりを自然に尊重し、良い意味での折衷案を出し合い、引っ越しを決めた新居で、磯貝さんと咲子さんが、どんな甘々で、キュンキュンとして、何より、「美味しい」で満ちた生活を過ごしていくのか、それを(19)で堪能するのを、今から楽しみにしています・・・今度こそ、こもとも子先生のぶちかましを受け止められるよう、私も他の良い漫画を多く読んで、感想を書き、己をしっかり鍛え直しておきます。
この台詞を引用に選んだのは、磯貝さんが漢を魅せてくれたからです。
私としては、今のご時世、色んな形があるっつーか、それぞれのスタンスを大事にすりゃいい、と思っている性質ではあります。
ただ、やっぱり、こうやって、大切な人の家族に、通すべき筋を居住まいを正して通す男の姿にはグッと来るモノがある訳です。
カッチリとスーツで決めずに、ってのが、逆に、咲子さんや池田家に余計な緊張を与えたくないって磯貝さんらしい気遣いを感じました。
もしかすると、磯貝さんの、この咲子さんと幸せになるって決意が見えるシーンに、背中を押された読み手も多いかも知れませんね。
「咲子さんと結婚させていただきたい、と思っています。どうぞ、よろしくお願いします」(by磯貝誠)
もう一つ、この台詞を紹介。
きっと、咲子さんの、こういうトコにも、磯貝さんは惚れたんだろうなぁ、と感じたので。
私自身は物を大切に扱おう、と意識こそしているものの、やはり、どこかズボラな性格が災いするのか、ちょっとした不注意で破損してしまったりする事が多いので、こうやって、誰かに大切にしていたモノを綺麗なままで譲れる咲子さんは、凄いなぁ、と思う訳です。
実際、咲子さんが人の縁に恵まれているのは、こうやって、物を大事に扱う長所が大きいですよね。
磯貝さんと咲子さんが、一緒に選んだ家具なども、これから大切にされるんだろうな、と容易に想像が付きますね。
しかし、今更だけど、咲子さん、これから、「池田」じゃなくて「磯貝」になる訳だから、磯貝さんも「誠」と書くべきなのかな。
(6年間、ありがとう・・・次に使ってくれるのが、素敵な人でよかった・・・)(by池田咲子)