杉浦志保のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
そして伏線だらけの21巻。
明かされた伏線も、新たに貼られた伏線も。
ザクロの話は、もう何度読んでもボロ泣きです。
あれを経て、白琵も変わっていくんだろうなー。
白琵の変わり方も、すごくらしくて好きだ。
今回、というかこの騒動で一番得したのは彼かもしれない(損得言うな)
しかし何というか……これまで全く考えなかったのですが、千艸、灯二と来てついに羅貫にまできな臭い伏線のにおいが。
今回それに気づいて読み返してみると、チラチラとあるですよ、そのきな臭さ。それを知った時に周囲は離れないだろうけど、羅貫本人が揺らぎそうだなー。
そしてその最中に、たぶん成重さんが男として生まれた理由も判然としそうだ -
Posted by ブクログ
シリーズの1巻なのでコメを書いてみます。
杉浦先生の作品は前作「氷の魔物の物語」から入って、大好きだったためこれも即購入。後悔はしませんでした。
やっぱり面白い!絵も綺麗ですが、登場人物の強さや脆さ、それぞれ仲間を大切にする人間関係が好きです。
主人公の羅貫(らかん)は基本的に普通の高校生(色々所帯染みてたり、やたら気にしないというかおおらかだったりするけど)。でもすごく強い子でもあります。とても強いから、さまざまな状況になっても普通でいられるし、正しいことが言える。『普通』でいるのって、すごく簡単なようで、何かあればすぐに崩れやすいものだと個人的には思ってるので、彼の『普通』でいつづけられる