太田康介のレビュー一覧

  • のこされた動物たち――福島第一原発20キロ圏内の記録

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    ネタバレ

    人に飼育されていた馬や牛のその後の姿、
    ペットだった猫、犬たちの様子に胸を締め付けられました。
    衝撃的な写真もあれば、切ない写真、つらい写真も。

    残していかなくてはならなかった飼い主さんたちの気持ちも思うと、
    本当に言葉になりません。

    起きてしまったことは仕方がないけれど、
    できるだけ早いレスキューと、
    今後、二度と同じことを起こさないようにするのが、
    飼い主を待ち続けて息絶えていった彼らに対して、
    人間が最低限なすべきことかと。

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    2011年08月16日
  • 待ちつづける動物たち――福島第一原発20キロ圏内のそれから

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    130604-with『ゼロ』
    顔の表情、体つきが切ない。041
    飼い主と毎朝歩いたあの堤防を、歩いている。健気。寂しいのだろうな。045
    そのくるみミニチュアダックスが保護直後亡くなった。半年もの間、いとりぼっっちで生きてきた。歩く写真が涙出る。054-5
    餌もなく減りなり、死に向かう牛たち。彼らはどこまで理解しているのか。やりきれない。最後の晩餐。102
    全頭殺処分後の、がらんどうの牛舎。残酷な現場はみえない。103
    →『のこされた動物たちー20キロ圏内の記録』太田康介

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    2014年07月03日
  • 待ちつづける動物たち――福島第一原発20キロ圏内のそれから

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    前作『のこされた動物たち 福島第一原発20キロ圏内の記録』の『その後』を追った写真集です。なんというのか…。被災地に残された動物たちのたどった過酷な運命をこうして突きつけられると気持ちが重くなります。

    前著、『のこされた動物たち』の続編にあたる写真文集です。福島第一原発20キロ圏内で生き残っている犬や猫をはじめとする動物たちや、力尽きてしまった動物の最期。さらには『殺処分』という形で迎えた彼らの悲しい運命を写真と文でつづっていきます。

    前作に引き続き、これを読んで初めて知るようなものばかりで、著者たちが保護しようにも野性の生活ですっかり人間たちに警戒心を持ってしまった犬や猫がなかなか保護

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    2013年10月22日
  • のこされた動物たち――福島第一原発20キロ圏内の記録

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    本書は福島第一原発20キロ圏内で打ち棄てられ、助けを求める動物たちを、ボランティアのカメラマンが撮りためた3か月に及ぶ記録です。この写真集とルポを読んで、彼らもまた被害者であると痛感しました。

    本書は「3・11」以降に福島第一原発20キロ圏内内で撮影された、動物たちの記録です。動物保護のボランティアをされている方が現地に入って3ヶ月間に渡って撮りためた記録です。正直な話、かなり悲惨な写真が含まれているので、そういうものを見るのはイヤだという方にはお勧めできないのですが、震災の片隅でこういうことが起こっているのだよと、そういうことを知りたい方にはぜひ手にとっていただけたらと思っております。

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    2013年10月20日
  • 待ちつづける動物たち――福島第一原発20キロ圏内のそれから

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    一瞬、分からない写真もよく見ると…悲しいことだが、納得せざるを得ない。『のこされた動物たち』よりショッキング。しかし、これが現実なんだな。

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    2012年06月20日
  • 待ちつづける動物たち――福島第一原発20キロ圏内のそれから

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    ネタバレ

    衝撃的には前作の方が上。

    でも。
    あれから一年経とうとしている過程での惨状。
    tvでは決して放映していない事実。
    日本にある原発が全て停止した今、だからこそ考えなければいけないのではないだろうか?
    こういう状況になったのは『誰の所為』ではなくて、個人で考えていくべき問題。

    殺処分された家畜達。
    彼等は訳も判らず殺されていく。
    誰も居ない町中を闊歩するダチョウ。
    頭蓋骨と背骨だけの犬。
    猫と思われる前足だけの骨。
    頑張ったけど、手遅れで横たわる犬や猫。

    悔しくて、情けなくて。
    海の向こうの某国では『福島はあの津波を防げたはずだ』といつだったか発表していた。
    自国であったら、決して言えない。

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    2012年05月06日
  • のこされた動物たち――福島第一原発20キロ圏内の記録

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    ネタバレ

     福島第一原発20キロ圏内に取り残された動物たちを保護したり、餌をあげたりするボランティアをしながら、そこで見た動物たちを写真でレポート。ペットの犬や猫、家畜の牛・馬・豚…。限りなく切ない。
     特に、家畜の牛や豚たちは、柵の中で糞尿にまみれ飢え死にしている様子がカメラに収められており、粋がつまる。
    いずれ食肉となる運命だったのだとしても、人間の都合でこんな過酷な生を強いられてしまった動物たちに、何をすれば良いのだろうか。

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    2012年01月25日
  • やさしいねこ うちの ぽー

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    夜廻り猫とのコラボされてて手にとりました。猫を飼うまでは犬派の私がこんなに猫にみつぐとは…。姉が拾ってきた猫は我が家の癒しに。1匹でも幸せな猫生をおくる子が増えますように。

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    2022年01月22日
  • おじさんと河原猫

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    この猫たちは 地域猫といって
    お世話してくれてる人がいる猫たちです。


    それにしても 本当に野良ちゃんたちの
    暮らしは 厳しいですよね。

    ただ 生きてるだけなのに。
    人が勝手に 捨てたのに。
    猫たちは 何も悪くないのに 
    いじめられたりするのは 嫌ですね。

    そういう 猫たちの為に
    自腹で 餌を用意してくれたり
    本当に優しい おじさんたちがいてくれて嬉しいです。

    最後は みんな ばらばらに なっちゃったけど
    きっと幸せに暮らしたのだと思います。

    ぽーちゃんよりも 先に飼い主さんの所の家族になったしろちゃん。
    しろちゃんも 飼い主さんの所で 幸せになって
    最後は 飼い主さんの腕の中で 

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    2021年09月11日
  • やさしいねこ うちの ぽー

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    野良猫は 強くなければ
    生き残れない。


    ちょっと ぶさいくな猫 ぽーは
    他の猫にも優しい。

    著者の家に 迎えられて
    幸せな日々を送った。

    先住猫に気を遣った ぽー。

    野良だったら きっと一人でひっそりと終わっただろうけど
    大好きな飼い主さんに 抱かれて お空にいちゃった。
    人生(猫生かな) の 後半に 家猫になって
    ちょっぴり 不自由になったかもしれないけど 
    きっと 幸せだったと思う。

    真ん丸で 可愛い ぽーちゃん。。。
    お空でも 他の仲間に遠慮しているのかな??

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    2021年09月11日
  • のこされた動物たち――福島第一原発20キロ圏内の記録

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    うおおお・・
    これはかわいそう
    泣ける

    こんな光景がすぐ近くで、日本の中で起こってるんだなあ・・

    なんか自分も含めて、ちょっと離れてるだけなのに
    この別世界感はなんだろう

    これでいいのかなー
    だめなんだろうな・・

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    2012年05月28日
  • のこされた動物たち――福島第一原発20キロ圏内の記録

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    事故以来、避難区域になっている福島第一原発の20キロ圏内は人間こそいないものの、動物たちが生きている。ペットや家畜として人間とともに生きていた動物たちが残されている。飼っていた人、育てていた人は、一時のつもりで置いていったり、避難所へ連れて行けなかったりしたために残していったのかもしれないが、結果としてその後、家には満足に帰ることもできず、動物たちは過酷ななかで生き、そして命を落としていった動物たちも少なくない。収載されている写真は、身につまされるし、胸が痛くなる。目をそむけたくなるような惨状の写真もある。人が住んでいた痕跡があるからこそ、なおさら悲惨に映る。
    鎖につながれたり、食べられるため

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    2011年10月13日