【感想・ネタバレ】待ちつづける動物たち――福島第一原発20キロ圏内のそれからのレビュー

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Posted by ブクログ 2012年10月03日

福島第一原発20キロ圏内に残された動物たち。

彼等の置かれている状況の過酷さ・・・
写真と添えられた説明によって、
現実の一部だけでも知ることができます。

偶然見つけた太田さんのブログに、
頭をガツンと殴られたような衝撃を受けました。
そこで知ったこの本。

知らなければ知らないままでいるほうが...続きを読む余程気楽です。
私は何も見なかった。
私は何も聞かなかった。
そうしたら良いのかもしれません。
気楽です。

でも。
でも、と思いました。

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Posted by ブクログ 2012年04月28日

こういう事態を起こすリスクをもった原子力は要らない。読むとつくづく思う。
一匹でも多く救われますように。

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Posted by ブクログ 2012年03月16日

悔しい。悲しい。
今も、飢えと乾きと寒さでたくさんの命が苦しんでいる。

原発事故のために家族と引き裂かれ、置き去りにされた動物たちは、
苦しみぬきながらそれでも待ち続けている。
ふたたび愛する人の腕に抱かれる時を待っている。

戦争経験者のある作家が、
もっとも苦しい死に方は、銃殺や爆死なんかじゃ...続きを読むない、
餓死だと言っていた。
現代に暮らす人間に餓死は想像しづらいかもしれないが、
今まさに多くの命がその地獄に直面しているという
現実が描かれている。

私には寄付や署名をすることしか出来ない。。。
でも助けたい。
どうすればいいのか、どういう方法があるのか、
考えるきっかけをくれた本。

見れば心が締め付けられると思う。
それでも、私たちは目をそらさず知らなければならない。

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Posted by ブクログ 2014年07月03日

130604-with『ゼロ』
顔の表情、体つきが切ない。041
飼い主と毎朝歩いたあの堤防を、歩いている。健気。寂しいのだろうな。045
そのくるみミニチュアダックスが保護直後亡くなった。半年もの間、いとりぼっっちで生きてきた。歩く写真が涙出る。054-5
餌もなく減りなり、死に向かう牛たち。彼ら...続きを読むはどこまで理解しているのか。やりきれない。最後の晩餐。102
全頭殺処分後の、がらんどうの牛舎。残酷な現場はみえない。103
→『のこされた動物たちー20キロ圏内の記録』太田康介

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Posted by ブクログ 2013年10月22日

前作『のこされた動物たち 福島第一原発20キロ圏内の記録』の『その後』を追った写真集です。なんというのか…。被災地に残された動物たちのたどった過酷な運命をこうして突きつけられると気持ちが重くなります。

前著、『のこされた動物たち』の続編にあたる写真文集です。福島第一原発20キロ圏内で生き残っている...続きを読む犬や猫をはじめとする動物たちや、力尽きてしまった動物の最期。さらには『殺処分』という形で迎えた彼らの悲しい運命を写真と文でつづっていきます。

前作に引き続き、これを読んで初めて知るようなものばかりで、著者たちが保護しようにも野性の生活ですっかり人間たちに警戒心を持ってしまった犬や猫がなかなか保護できず、手遅れになってしまったり、誰もいなくなってしまった町の中に、放されたガチョウが一羽たたずんでいる写真や、やせ細ってへたばってしまう牛など、正直な話「うっ」となってしまうような写真も多く、本当に前作同様、最後まで読むのがつらい写真集でありました。

さらに、彼らを保護するボランティアに大きな『壁』となって立ちふさがったのは行政や、警戒区域などの指定によって検問が張られ、保護活動を自粛せざるを得ない状況があったことがつづられておりました。それでも、現地で生きる彼らには子供ができたりと、彼らなりの『営み』があったりと、そんなことを考えさせてくれるものでございました。手にとって一度読んでいただけたらと…。そんなことを願ってやみません。

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Posted by ブクログ 2012年06月20日

一瞬、分からない写真もよく見ると…悲しいことだが、納得せざるを得ない。『のこされた動物たち』よりショッキング。しかし、これが現実なんだな。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2012年05月06日

衝撃的には前作の方が上。

でも。
あれから一年経とうとしている過程での惨状。
tvでは決して放映していない事実。
日本にある原発が全て停止した今、だからこそ考えなければいけないのではないだろうか?
こういう状況になったのは『誰の所為』ではなくて、個人で考えていくべき問題。

殺処分された家畜達。
...続きを読む彼等は訳も判らず殺されていく。
誰も居ない町中を闊歩するダチョウ。
頭蓋骨と背骨だけの犬。
猫と思われる前足だけの骨。
頑張ったけど、手遅れで横たわる犬や猫。

悔しくて、情けなくて。
海の向こうの某国では『福島はあの津波を防げたはずだ』といつだったか発表していた。
自国であったら、決して言えない。
自力で何かしたくても何も出来ない自分が悔しい。情けない。
国は何をしているのか。
誰かをあてにしているしていては遅すぎる。
原発反対ではなくて、賛成ではなくて。
教訓としなくてはいけない。

この本は、このまま継続して様子を伝えて欲しい。
心から切に願う。
このまま 風化 していかないようにする為にも。

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