【感想・ネタバレ】待ちつづける動物たち――福島第一原発20キロ圏内のそれからのレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

衝撃的には前作の方が上。

でも。
あれから一年経とうとしている過程での惨状。
tvでは決して放映していない事実。
日本にある原発が全て停止した今、だからこそ考えなければいけないのではないだろうか?
こういう状況になったのは『誰の所為』ではなくて、個人で考えていくべき問題。

殺処分された家畜達。
彼等は訳も判らず殺されていく。
誰も居ない町中を闊歩するダチョウ。
頭蓋骨と背骨だけの犬。
猫と思われる前足だけの骨。
頑張ったけど、手遅れで横たわる犬や猫。

悔しくて、情けなくて。
海の向こうの某国では『福島はあの津波を防げたはずだ』といつだったか発表していた。
自国であったら、決して言えない。
自力で何かしたくても何も出来ない自分が悔しい。情けない。
国は何をしているのか。
誰かをあてにしているしていては遅すぎる。
原発反対ではなくて、賛成ではなくて。
教訓としなくてはいけない。

この本は、このまま継続して様子を伝えて欲しい。
心から切に願う。
このまま 風化 していかないようにする為にも。

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2012年05月06日

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