あらすじ
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大反響の福島第一原発20キロ圏内で助けを待ち続ける、動物たちの写真集『のこされた動物たち』の続編。
東北の寒い冬、食べ物のなくなった土地で命をつなぐ犬猫。生き残った牛たちが迎えた悲しい結末。
震災から一年、報道されることのない原発20キロ圏内の現実を伝える。
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Posted by ブクログ
衝撃的には前作の方が上。
でも。
あれから一年経とうとしている過程での惨状。
tvでは決して放映していない事実。
日本にある原発が全て停止した今、だからこそ考えなければいけないのではないだろうか?
こういう状況になったのは『誰の所為』ではなくて、個人で考えていくべき問題。
殺処分された家畜達。
彼等は訳も判らず殺されていく。
誰も居ない町中を闊歩するダチョウ。
頭蓋骨と背骨だけの犬。
猫と思われる前足だけの骨。
頑張ったけど、手遅れで横たわる犬や猫。
悔しくて、情けなくて。
海の向こうの某国では『福島はあの津波を防げたはずだ』といつだったか発表していた。
自国であったら、決して言えない。
自力で何かしたくても何も出来ない自分が悔しい。情けない。
国は何をしているのか。
誰かをあてにしているしていては遅すぎる。
原発反対ではなくて、賛成ではなくて。
教訓としなくてはいけない。
この本は、このまま継続して様子を伝えて欲しい。
心から切に願う。
このまま 風化 していかないようにする為にも。