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20キロ圏内で、動物保護のボランティアをするカメラマンが撮りためた、3か月に及ぶ記録。
無人の家で飼い主を待ち続ける犬、最後の力を振り絞って助けを求める猫…。
強く生きる姿も、助けられなかった命も、
動物たちの現状を、ありのままに伝えます。
【私は、ごめんよ、ごめんよ、と謝りながら写真を撮りました。
私にできることは、写真を撮り、今起こっている現実を多くの人に知ってもらうこと。それしかできないのです。
やがて怒りが沸いてきて、チクショー、チクショーと呻きながらシャッターを切りました。
その怒りは、私を含めた人間に対してのものです。(本文より)】
Posted by ブクログ 2012年08月07日
原発がどういうものかということを
動物たちがその命をもって教えてくれているのだと思った。
この動物たちのメッセージを
著者は、写真と文とで私たちに伝えてくれているのだ。
人という、このいいかげんな生き物に、
親愛の情を示し、一度(ひとたび)信頼したら、
その信頼ををつらぬく動物たちを、裏切っては...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年03月22日
ひたすら胸が痛い。
福島第一原発の20km圏内に残された動物達。
そこには目を背けたくなるような、まるで地獄絵図のような光景が広がっていた。
身を寄せ合うようにして一塊になって息絶えている豚や、衰弱してもう立つことさえ出来ない牛たちの姿は、ただただ哀れで辛い。
なんでこんな事になってしまったんだ...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年02月15日
福島第一原発20km圏内に取り残され、様々な苦労をしている犬・猫等の愛玩動物、家畜の様子を、震災後3ヶ月間にわたり、写真と文章に記録したもの。飼い主に見捨てられたにもかかわらず、家の前で主人が戻ってくるのを、飢えと闘いつつ、寂しげな表情でひたすら待ち続ける姿は健気だ。
野生動物と異なり愛玩動物は、...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年11月20日
頭ではわかっていたけど、こんなことになっているなんて…。
「かわいそう」一言では済ませられないのはわかっています。
優先順位をつけるのは必要だと思うし、ある意味仕方がないと言えるのかもしれません。
でもこの写真を見て、そういう事を抜きに心が痛みました。
やっぱりこういう現実を突き付けられた時、人は...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年10月21日
泣きながら本のページをめくりました。
原発事故のせいで、その場に残された動物たち。
そして、自分たちの飼い主が帰ってくるのを待ち続ける犬や猫。
すでに命を落としてしまった動物たちもたくさんいます。
原発事故さえなければ、あんな姿で命を落とすことはなかっただろうし、美しい福島の土の上を元気に走ったりし...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年09月26日
胸が締め付けられる…ペットや家畜と括られる、ヒトではない命が、ヒトの都合で消えていく…訳も分からず途切れる命と、その現実を諦めざる得ない飼い主の悔しさを思うと、ほんとうに「チクショー、ゴメンナサイ」としか言えない。あたかも事故が収束したかのように、大手メディアはもう何も伝えなくなってきている今だから...続きを読む
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