持崎湯葉のレビュー一覧
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購入済み
自分は好きな流れだ
正直云うと内容は訳が解らない。
だけど、本質的な部分での中身や表現が上手くて共感出来るものだった。
完全に予想外。
良い意味で期待を裏切ってくれた作品だった。
余計な事を言えば、イラストは要らなかったかも知れない。
先入観を入れずに読んだ方が良い作品。 -
Posted by ブクログ
前巻では陰と陽の違いにこだわり俯いていた遊々の考えを改め直せた事でグループの平穏は守られた。そのように思っていただけに続くこの2巻で別視点から改めて陰と陽の問題を取り上げるとは思わなかったな
橋汰はプレゼンによって陰と陽にこだわる下らなさを説いた。それが意外な波を起こしていたようで
夏休みを利用して初日から旅行兼バイトとか陽のイベントとしか思えないのだけど、元陰キャ・現在進行系陰キャを含むグループでの参加でも違和感なく過ごせているように見えたね
それというのも、彼らが陰キャ陽キャにこだわらず自分らしく自由に楽しむという精神に落ち着いた為だろうね
「自分らしく無理せず」が出来ているなら、次は成長を意識したくなる
自分を多少受け容れられた遊々を始めとして、水乃や龍虎が自分改造計画を始めるだなんてね
今が不満だから今を変えるのではなく、今の自分らしさを受け容れた上で更に誇れる自分になりたい
それぞれ向上心に満ちているね
それは別の見方をすれば陰キャが真の陽キャになる第一歩と捉える事も出来る。そこに全身全霊が陽の徒然が自分改造計画に混じらないのは納得なんだけど、カエラが揺らぎを見せ始めるのは少し驚きかも
徒然と同じように天性の陽キャと扱われてきたカエラ。確かに前巻中盤では彼女も時にはダウナーになってしまうと明かされた。何から何までが陽というわけではないと示された
だからって彼女が陰キャを羨むとは思わなかったけど
前巻でもそこまで語られてこなかったカエラの本質。それに迫るのが中学時代のチームメイトが現れてからだね
中学時代は今みたいにギャルギャルしていなかったカエラを知る真田が語るカエラという少女の在り方。勿論、真田が語るカエラ像が今とあまりにかけ離れているとかそういうわけではない。人の本質はそう簡単に変わるものではないから
カエラの本質はイマジナリー小森先生が語るように見えない部分にこそ有ったわけだ
サッカーは下手でもチームのムードメーカー、その目立ちすぎる要素に目を向けてしまえばカエラを「太陽」と形容するのは納得
けれど太陽が生まれながらに太陽であるとは限らないし、自分が太陽である事に納得しているとも限らない
橋汰による一対一の対話によって引き出されるカエラの隠されてきた本音は「陽」というカテゴライズが他人からも、そして自分自身でも押し付けたものになっていたという点
カエラが語った本音は陽とか陰とかそういったカテゴライズを超えたもの。カエラという少女の偽りない「自分」
橋汰との対話によって「アタシ太陽じゃねーしっ、人間だしぃ……っ!」とずっと言えなかった本音を涙と共に溢れ出せたカエラの姿は美しいものだったよ
遊々達が陽に向け自分改造を始めたように、カエラも陰に向けての自分改造を始めますか
孤独な時間という今のカエラとは似ても似つかない要素。けれど、それを自分の中に取り込めた時、カエラは納得し誇れる自分らしさを手に入れるのかも知れないね
それはそれとして、まさかカエラも嫉妬民になるの?てか、橋汰の周りってちょっと湿度高い娘が揃ってない…?色々と大丈夫なの……? -
Posted by ブクログ
一定規模の社会集団になるとどうしても目立ち見える違い。特に学生の間は同じタイプの人間でつるむ事も多くて
そうすると本作でテーマとして掲げられている陽キャ・陰キャというのは個性の違いという以上にグループの差、人間としての格差に映ってしまうものなのかもしれない、なんて事を読みながら思ったよ
主人公の橋汰は高校入学時に陰キャから陽キャに変化したいわば高校デビュー組なのだけど、それが徹底した努力により行われ入学後すぐに真の陽キャと友人関係を結べた事で「無理してる」感もなく陽キャに成っているね
だから今の橋汰だけを陰の人間が見れば生まれ持っての陽にしか見えない
その意味では彼に惚れた遊々が彼に似合う人間になる為に髪をピンクに染めてギャル化したのは当然の成り行きだったのかもしれない……かな?
人によっては理解できないが為にドン引きしそうなその変化。それを陽キャグループである橋汰達が受け容れ、それどころか一緒にサッカーをする仲になるのは良い描写
当人達は納得できる変化の流れ。でも遊々と親しい者にはすぐに納得できるものではなくて
孤高のイキリオタクと化し壁を作っている水乃が中学時代の橋汰と同類であるというのは面白い話。
他人事なら放置して構わない症状だけど、遊々の友達且つ過去の自分に似通っているならと水乃と関わる。陰に居る者が全てを納得して陰に居る訳ではないと知る橋汰だからこそ彼女に関わり、そして彼女の考え方を少しだけ変えられたのかな
陽と陰が対立構造として描かれたのが龍虎と遊々の問題かな
龍虎は良い素材を持ちながらも、自分を変えず助けも求めずといった橋汰から見れば何の変化も自身に促さない人間
ただのイジりのようでありながら小規模な虐めにも見える陽キャによる龍虎へのちょっかい。橋汰は関わる事は出来ても、ヒーローではないから彼を華麗に救うなんて出来やしない
龍虎自身を救えるのは龍虎だけ。その龍虎に対し出来る手助けが有るとすれば、それは橋汰が自身の変化の履歴を晒す事か…。いや、それにしても高校デビューした人間が目を背けたくなる過去をよくもまあ提示できたものだ
あの判断が出来ただけでも橋汰が見た目だけ陽キャな人間ではないと判るね
それでも彼の過去は陰キャであり本質的にはそれを引き摺っているが今は陽キャ。その姿は人によっては勇気を与えるものになっても、人によっては絶望を与えるものになってしまうのか
又、橋汰自身にも息苦しさを覚えさせる一因になっているのは面白い点
遊々が橋汰に陽キャの姿を見て自身を陰キャと思い知ったように、橋汰だって陽キャという定義を決めつけそれに向かい邁進してきた
遊々は西島に弄られ続けてきた過去から、髪色を妙な具合に染めた事で橋汰達のグループに受け容れられた。その意味では彼女は変わったとは言えてもそれが陽キャに成れたのかという点では疑問符が付く
かといって橋汰だって徒然やカエラと比べたら陽キャとしては未熟な部分があり、本当に陽キャに成れたのか疑問が浮かぶ
そういったモヤモヤに対してカエラは何度も良い事を言うね
直言的な彼女は橋汰が迷っている時に彼の心に最も響く言葉を放ってくれる、助けてくれる。特に元陰キャだからと卑屈になる姿勢に疑問をぶつけてみせた彼女の姿は眩しいもの
勿論、彼女だって何の迷いもないわけではない。人に対してズバズバ言い過ぎる点を気にしてる
それをダウナーと表現する彼女はもしかしたら陰の気を持っているのかも知れなくて。そして彼女を慰めてやれる橋汰は陽の気を持っているのかも知れなくて
なら物事の本質として本来は陰とか陽なんて分けるべきではないのかもしれない
そう捉えたとしても、橋汰は終盤でとんでもない事をしたね
仲間内に自分の過去を見せるのだって勇気が要る。それをクラス相手に見せる事でもっと広まる事態も想像できるのに、自分の陰陽を詳らかにしてみせた
それはどんな行動よりも明々白々に陰陽にこだわるなど下らないと示している
最終的に守れたのは小さな幸せ。それは陽キャ集団の秩序が保たれたという意味ではなく、橋汰や遊々、カエラに徒然に水乃に龍虎。そんな彼らが楽しく自由に過ごす日常が守られたと言える幸せなのだろうね -
購入済み
予想出来た結末だけど
そこそこ良かったんじゃないですか?
短編物としてはアレコレ詰め込み過ぎた上に、
最後に無理矢理押し込む様な設定。
ホント、最後の一押しが無ければよりスッキリしたストーリーで終わったのでは?
ってのが正直な感想。 -
Posted by ブクログ
このライトノベルがすごい2023の総合8位。
ラノベってもはや何でもありなんだなと思ってしまう。ラノベと言えば、転生したとかファンタジーとか学園ものとかを連想してしまうけど、本作はぐったり疲れ切った社会人の男女が、仕事以外はちゃんとしなくてもいいじゃないかと奔放になる様を描きつつ、それでも社会や家族のしがらみに対して抗う様子が主題となっている。
疲れ切った現代人に刺さる部分はあるだろう。
いろんな関係性がなんとなく認められるようになったからといって、全てがOKではないけれど、せめて小説くらいこういった関係性も良しとしてくれという叫びが聞こえる。
ご都合主義と言われることもあるだろう。それでも誰かの小さな癒やしになるから、こうしてランクインしているんだと思う。
多様な関係性と言えば聞こえはいいけど、非難も多いだろう。しかし、二人の関係性は二人で作っていくものだから、外野がとやかく言うものでもないんだろうな。 -
購入済み
鬱陶しい
多少、国語力はあるけど、
表現が若い女性特有の宇宙人的に独特過ぎて、意味が支離滅裂。
続巻が出ても自分は買わない。
中途半端過ぎる国語力があるだけに、成長する余地はあるけど、この作品では無理でしょう。