あらすじ
“恋人”だった、俺たちの物語。
山瀬冬、大学一年生、童貞。四国は香川の高松から上京してきた俺は、新生活が始まった今も悩みを抱えていた。「皆瀬に、どうやって告白すればいいんだろう?」俺は、同じサークルの皆瀬糸が気になっている。別に、一目惚れというわけではない。むしろ初対面の頃は、目立たない子とさえ思っていた。けれど、その微妙にずれた感性や、やけに綺麗な所作が新鮮で、気づけば彼女を目で追うようになっていた。俺は、皆瀬糸に恋い焦がれてしまったのだ。ーーこれは、糸と出会い、付き合い、青春を紡ぐ物語。そして、恋人であることを諦める物語。
※「ガ報」付き!
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。
感情タグBEST3
何でしょう、癒されたい大人向け
今巻もとても良かったです。
なんでしょう。
今を生きる若人向けですね。
作者様がそれを痛いほど伝えたいのだろう事が
ヒシヒシとかんじられました。
そも2巻で終わりなのか。これからも続くのか
審査したいと思います。
Posted by ブクログ
今巻も良かったですね~。二人の間の雰囲気が良く、また会話劇が相変わらずとっても面白いです。
今回は大学生編。いままでの擦り切れた感を感じる社会人編もそれはそれで良かったけれども、大学生でうぶな感じもそれはそれでまた良かったですね。
二人の出会いと別れのエピソードが、二人が再会した後に現在の関係になった(なり得た)理由にスッキリ繋がっている点も凄かった。
今巻のエピソードは、大学生には解決が難しい中々につらいお話でしたが、社会人となった今、2人がどのような道を歩むのか、次巻も楽しみです。
Posted by ブクログ
今作も非常に良かった。
今回は『冬』と『糸』が大学時代に出会って、また別れるまでのお話
2人のやりとりの軽妙さは羨ましくあり、読む者に爽やかな気持ちを与えるけど、あまりにも生々しすぎて、高校生は読んじゃダメです(笑)
これこそ『大学生の理想像』。家庭環境は別として
うーん、この本の素晴らしさを伝えるに語彙が足らない。。。
まずは読むんだ、話しはそれからだ!
このライトノベルはすごい!
Posted by ブクログ
なるほどねぇ。こう来ましたか。
ほんのり甘いのが続いたあとはどうするのか。苦味のあるコーヒーやお茶が飲みたくなるのである。
大学での出会いから交際、そして別れ、現在をサラリと描いているだけなのに胸の奥の傷を抉られているような切なさと痛みがある。
男は夢見がちで、女は現実派。そんな言葉を噛み締めた。