谷島宣之のレビュー一覧

  • みずほ銀行システム統合、苦闘の19年史 史上最大のITプロジェクト「3度目の正直」

    Posted by ブクログ

    なぜ失敗していたのか、について主に銀行やベンダー同士の関係性まわりの事情を書いた本。ざっくり概要はわかるが、SEとしてはもうちょっとシステムに踏み込んだ内容があると面白かった。しかし割と短めに何が起こってたかをまとめてあるのはよかった。
    書いてあるのは、おそらくちゃんと失敗を分析した結果ではなく著者から見えてる範囲のことな気はする。

    0
    2021年09月03日
  • みずほ銀行システム統合、苦闘の19年史 史上最大のITプロジェクト「3度目の正直」

    Posted by ブクログ

    ホラー小説より恐ろしい 。SE必読の快作!- 「みずほ銀行システム統合、苦闘の19年史」 ★★★★☆

    恐ろしい。心底おそろしい。私もシステム開発を仕事として行っているので、こんなプロジェクトに配属されたらダウンする自信がある。
    大きく3章で構成されており、1章は新システム「MINORI」の機能と開発秘話になります。大して面白くないです。SOA開発なんて普通じゃんか。
    2章は「MINORI」の開発を始めるきっかけとなった東日本大震災直後のシステムトラブルの原因になります。恐ろしい。
    3章は2章を引き起こすことになった真因である2002年の3行合併のいざこざと、合併直後のトラブルについて。まぢ恐

    0
    2023年10月27日
  • ソフトを他人に作らせる日本、自分で作る米国

    Posted by ブクログ

    前職の時から感じてた事、そのままですね。
    ホント、日本のドメの会社はITの地位低すぎるよ。だから事業会社でITやる優秀な人間がいないんだよね。
    米国ではIT人材の72%が事業会社にいるのに対して、日本は75%がIT会社にいるの。真逆だと。
    そりゃー、まともな要件も出せないし、作ったシステムのまともな評価できないよ。
    産業構造は建築会社と似ていると言われてるけど、それは日本だけかな。いや、米国はDIYか。そこから違ってるのか…

    0
    2019年02月05日
  • 社長が知りたいIT 50の本当

    Posted by ブクログ

    情報システムに関係していたら誰しもが経験する、上司やクライアントからのあらゆる「どう思う?」に対する考え方。最新知識や現場の情報をふまえつつ自分としての考えを常に考えて準備しておくことが必要。データマネジメントとソフトウェアの問題についてはよく現場で出るトピックかと思うため参考になった。

    0
    2017年05月03日
  • ソフトを他人に作らせる日本、自分で作る米国

    Posted by ブクログ

    基本的にWebサイトのコラムをとりまとめた内容とのことで、内容が多岐に飛ぶというか、脱線している感がある。
    アメリカのソフトウェアの内製化割合等は初めて知る内容で良かった。
    全体的に抽象度が高い話題になっていると言えばそうとも言えない。抽象度が高い話題、多岐に渡る話題(文化的、歴史的、思考・思想的)が好きな人は良いが、そうでない人には読みづらいと思う。文化的な側面からの考察がいろいろとあり面白い。
    最終的には、日本の情報システムにおける構造的問題に対しては、悲観的態度となっているように思う。
    今後の情報システムを考えるうえで、いろいろとヒントとなることが書いてある。

    0
    2015年03月23日
  • ソフトを他人に作らせる日本、自分で作る米国

    Posted by ブクログ

    タイトルが示すような、単純にITに関する日米の比較を論じた本ではありません。
    経営と技術にまつわる様々な問題を掘り下げることで、情報システムのあり方について今一度考え直すきっかけを与えてくれます。経営者や情報システム部門の管理者向けの書籍といえるでしょう。

    日進月歩で進歩する情報技術の波の中で、技術に振り回されて本来の目的を見失っている企業が多いのが現状ではないでしょうか。
    そうならないためには、ビジネスのグランドデザインを描き全体を俯瞰できなければなりません。
    グランドデザインのもと、事業部門はビジネスを遂行する責任を果たすために、自分ごととして情報システムの構築・運用に向き合うことが求め

    0
    2015年03月14日
  • ソフトを他人に作らせる日本、自分で作る米国

    Posted by ブクログ

    ITは手段である、ということを日米比較を通して述べている。
    よく"米国にはSIerなどない"というような乱暴な論調が見られるが、米国の内製化の概念を理解した上で判断すべきだと感じる。本書では、そのあたりにも触れられており、日本のSIをどうしていくべきかを考えるのに役立つ。

    ■主要論点
    [マネジメントに関する論点]
    【判断】顧客のために秩序や組織の枠組みを超える
    【実行】判断、計画立案、指示、説明を少数精鋭で担う
    【広報】顧客が理解できる情報発信
    【報道】事実を系統立てて冷静に伝える

    [テクノロジーに関する論点]
    【自力】技術は一人称で舵取り
    【制御】異常時に優先順位をつ

    0
    2014年02月23日
  • ソフトを他人に作らせる日本、自分で作る米国

    Posted by ブクログ

    副題に記載された通り、ソフトウェア以外の話題に触れられており、日本近代化の諸問題についての分析や知見が得られる本。ただ、連載の書籍化であるため、筆者の主張がぼやけてしまっている印象は否めない。また、マネジメント特にドラッカーに関する記述が多く(それはそれで面白いのだが)、いっそ別の書籍に分けるベキではなかったかとも思う。

    全般としては、日本企業の低迷の要因は大きく以下の3点であるように思った。
    1.グランドデザイン力向上に関する教育の欠如。これにより、魅力的なモノができない。よって、売れない。
    2.経営と現場の情報面での乖離に伴う連携の悪さ。これにより、責任の不在、現場対応の多発。
    3.ビジ

    0
    2014年02月11日
  • ソフトを他人に作らせる日本、自分で作る米国

    Posted by ブクログ

    日米のITユーザー企業、ITベンダー企業の違い(必ずしも欧米万歳ではない)を説き、元々欧米が発祥であるITを日本に適応させる諸問題を先の大戦そして明治からの近代化にまで遡って検証し、日本のITの将来を考察する。
    日経ビジネスオンラインに連載していた記事の加筆訂正版なのでそれほど新鮮味は無いが、日本のITの諸問題について改めて考えることができる好著、夏目漱石の「私の個人主義」からの引用、「一言にしていえば日本の開化は皮相上滑りの開化であることの帰着するのである。」がとても印象的、「明治は遠くなりにけり」どころか昭和も遠くなりつつある今日ですが...。

    0
    2014年01月26日
  • ソフトを他人に作らせる日本、自分で作る米国

    Posted by ブクログ

    IT分野は米国の後じんを拝してしまったため、ソフトを自分で作らなくなる文化となってしまったのかなという気がします。直接的な要因ではないにしろ、、、
    米国の担当者が、日本のITの現場をアウトソーシングして、企画だけ自分でやろうとしているやり方に驚き、現場を知らずして企画の善し悪しなんてわからないだろうという感想があったとありましたが、つい共感してしまいました。
    結局、ITを経営の道具として使いきれていないのは、こういう違いからくるのだろうと思います。

    0
    2014年01月16日
  • ソフトを他人に作らせる日本、自分で作る米国

    Posted by ブクログ

    ほぼ全てに同意。
    日米の考え方の違いは ↓ のようなエピソードに端的に表されていると感じた。
    ”日本の航空会社の情報システム担当者から二十年近く前に聞いた話だ。彼が米国の航空会社の情報システム担当者に会い、情報交換した際、今後の方針として「ソフト開発や出来上がった情報システムを動かす運用といった仕事はシステム子会社や IT企業にアウトソーシングしていく。我々はシステムの企画に注力していきたい」と説明した。
    それを聞いた米国の担当者は目をむいてこう言った。「開発や運用を自分でやらず外部に頼んで何か問題が起きたらどうするつもりだ。企画なんか外に頼めばいい。コンサルティング会社に金を払えば、いくらで

    0
    2014年01月09日
  • みずほ銀行システム統合、苦闘の19年史 史上最大のITプロジェクト「3度目の正直」

    Posted by ブクログ

    上層部と現場の間の連携が大事。
    進捗報告、課題やゴールの共有など、上層部の意見を踏まえつつ現場からも意見を出して、協力して進めるべに。

    システムは完成したら終わりではなく、稼働した瞬間から陳腐化する。
    いつまで使えるのかを見極める。
    時代の流れや業務内容の変遷に柔軟に対応して改修していく必要がある。

    目先のリスクを見極める力が重要。
    どんなトラブルが起こりうるかを予測し、トラブルを最短で打ち取るためのプランを検討しなければいけない。
    トラブルをなくすことはできないので、リスク対策を念入りに行う。コンチプラン。

    社名や登場人物が多くて理解するの大変。
    1章、2章、3章と時間を遡るので、同じ

    0
    2025年05月21日
  • ソフトを他人に作らせる日本、自分で作る米国

    Posted by ブクログ

    システム内製化により、自分の作りたいものが出来ていく。
    設計プログラムを覚えて、第一歩を踏み出したい。

    0
    2025年05月02日
  • みずほ銀行システム統合、苦闘の19年史 史上最大のITプロジェクト「3度目の正直」

    Posted by ブクログ

    前半の概要説明は少しシステム的な知見のレベルが高め。
    その後の過去の大きい失敗要因については、ヒューマンエラーの背景が説明されていて面白い。

    次がまだあった、というのも面白い。

    0
    2024年03月09日
  • みずほ銀行システム統合、苦闘の19年史 史上最大のITプロジェクト「3度目の正直」

    Posted by ブクログ

    ・統合時と震災時の2度の大規模障害と、その再発を2度と起こすまいと意気込んで作られたMINORIの開発経緯がファクトベースで記載された一冊
    ・過去に当行との接点がある身としても、且つその後再度大規模障害を起こしているのを知りつつも、という2点から、興味深くかつ冷ややかな目線で読み進めた
    ・旧行の軋轢に起因する事象や、坂井社長の「人は育った」という言葉からも、システム周りも最後は人なんだと改めて感じた。だとしたらなぜまた21年の障害が、起こってしまったのか、ポストモーテム(いわゆる日経の言い訳本)も拝読したい

    0
    2024年02月18日
  • みずほ銀行システム統合、苦闘の19年史 史上最大のITプロジェクト「3度目の正直」

    Posted by ブクログ

    私は当事者ではないけど、下衆なドタバタ劇を期待してしまって手に取った。コンサルの人が書くようなキレイなまとめに感じた。まあ、そんなに生々しくは書けないのかな。
    関わった方に、おつかれさまでしたと申し上げたくなる。
    仕事って辛いよなあ。

    0
    2022年08月06日
  • みずほ銀行システム統合、苦闘の19年史 史上最大のITプロジェクト「3度目の正直」

    Posted by ブクログ

    "東京スカイツリー建設費650億円 7本分かかった
    →4000億なかば
    →35万人月
    →ベンダー千社(日本のITベンダの1割)
    一次委託先70-80社

    ■勘定系システムとは
    →銀行における預金や融資、振込などの業務を支える情報システム

    メガバンクの勘定系システムは
    計1億ステップほど
    →★絶句、、、

    1人のエンジニアが1ヶ月で5-8行
    →1000人のエンジニアが10年間開発を続けないといけない量

    ■合併や企業統合は100日勝負 と言われる
    →統合を発表して100日以内に、統合の方針を固め、関係者一同がその方針に沿って進んでいくように、意思の統一を図る必要がある

    →★ITプロ

    0
    2022年01月29日
  • みずほ銀行システム統合、苦闘の19年史 史上最大のITプロジェクト「3度目の正直」

    Posted by ブクログ

    名実ともに日本最大となったIT開発プロジェクト「MINORI」について、その全容を記した一冊。
    総開発費4,000億円超、1,000社以上が開発に携わった(少なくとも国内全IT開発ベンダーの10%以上が参画した)「IT業界のサグラダ・ファミリア」が、どのように推し進められたのかを知ることができる点で、とても貴重。

    2021年現在もトラブルが頻発している現状を鑑みても、成功譚と呼ぶにはあまりにも複雑で、「苦闘の19年史」という副題が言い得て妙だと感じる。歳月をかけて肥大化したモンスターは簡単には御し難く、これから長い年月をかけて付き合っていかなければいけない問題として残り続けるんだろう。

    0
    2021年12月12日
  • みずほ銀行システム統合、苦闘の19年史 史上最大のITプロジェクト「3度目の正直」

    Posted by ブクログ

    システム開発に携わっているので読んでいて面白かった。
    古いシステムの仕様が分からなくなるのは、ほんとあるあるだと思った

    0
    2021年09月07日
  • みずほ銀行システム統合、苦闘の19年史 史上最大のITプロジェクト「3度目の正直」

    Posted by ブクログ

    SEの立場から見て読み物として面白い。
    特に障害原因の部分が為になる。

    ただ、もっとエンジニア視点の
    みずほ公表原因に対する考察など
    踏み込んだ記載が欲しかった。
    著者の見える範囲の推測にとどまっている印象。

    2021年に何度も障害発生しており
    障害報告の内容を見ると
    2011年の是正が未完である印象を受ける。
     ・負荷テスト不足
     ・テストのシナリオ不足
     ・運用員の知識・教育不足

    ■目次
    ①2019年の大規模システム更改
     ・更改の背景、難易度
     ・新旧のシステム構成の違い
    ②2011年の障害と原因
    ③2002年の3社合併時の問題

    0
    2021年09月07日