米田隆のレビュー一覧
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究極の鍛錬の要素
・指導者が設計した体系立った鍛錬メニュー
・能力向上に伴う課題の高度化、その鍛錬は練習者の限界を超えているが、はるかに超えているわけではない
・自分の弱点にフォーカスした反復練習
・訓練直後に受ける継続的なフィードバックに基づく訓練の進化
・精神的につらい
・決して面白くはない訓練内容
最も素晴らしい業績を上げる者は、結果ではなく、結果に至るプロセスを目標に置く。例えば、注文を取るのではなく、顧客が語っていないニーズを見極めることに焦点を当て目標を設定する。特定した仕事をいくつかの要素に分け、いかにうまくできるようになれるか焦点を絞っている。
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生まれつき持っている才能がなくとも人間と言うものは偉大な業績を残すことができると言う事を著者は様々な調査から述べています。これほど素晴らしい本はないと思いました。人間と言うものは持って生まれた才能があるからこそ偉大なる能力を発揮できると言うふうに今までは一般定義されがちですが、この著者は最先端の心理学の調査結果を決め細かく読み込んで鋭い問題提起をしながら偉大な業績や素晴らしい成果を世の中に出していける人は類稀な究極の鍛錬を行なってきているのだ!と言うことをあらゆる観点から説明されています。真の努力を行えば必ず結果が出てくる、そのために必要な時間やノウハウが書かれており非常に人々に生きる希望と歓
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自分の専門分野はこれです!と言える人は少ない。
専門分野を持ち、それにたゆまぬ努力と工夫をしている人を見ると、
言わずもがな、尊敬してしまう。
超一流の人は、なぜ超一流に成れたのか、
それは、明確な動機と具体的な目的を持って「自分ができないこと」に
多大なる時間と心血を注いだからという。
と、当たり前のことを、この本では述べている。
そして、究極の鍛錬の要素を展開している。
何かを一生懸命学んでいる人なら、非常に参考になると思います。
多くの人は、「自分が、できること」ばかり行い、
「上達すること」に対して、達人ほどエネルギーを注がないが、
並外れた結果を残している人は、自分自身の知らな -
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ネタバレ優秀かそうではないか、成果を出すか出さないかを分けるのは、才能ではない。生後の環境や努力によるものである。その努力には、単にやり続けるだけではなく、究極の鍛錬が必要である。では、つらく面白みのない究極の鍛錬を続けられる人は、なぜ続けられるのか?とう問いまでつきつめて検討されている。
究極の鍛錬とは・・・
①実績向上のために特別に考案されている
②何度も繰り返すことができる
③結果に関し継続的にFBを受けることができる
④精神的にはとてもつらい
⑤あまりおもしろくない
〈IQテストが測定するものがどんなものであろうとも、認知上複雑な形式を持つ他変量推量を行いうる能力をIQは測ることができない -
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「達人」になるための究極の鍛錬について書いてある。
達人を目指したい人には、必読でしょう。
原題は、Talent is overrated.才能は過剰評価されている。
つまり、達人になるのに、才能は関係ないと。
才能よりは、訓練しだい。
ただし、辛い訓練を長期間行ったものだけが達人になれる。
これは、「正しい訓練方法」を示した本。
マルコム・グラッドウェルの「天才! 成功する人々の法則」と比較できると思うが、実際に「天才」なり「達人」を目指したいならば、こちらの本の方が実践的。
内容は、理解したが、実践に近づけるためには、どこかでもう一度読もう。
2度読む価値がある本と認定します。
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Posted by ブクログ
コロナによって生じた変化に対してどう対応するかについて、色々な視点からアプローチしている。
これからの社会に求められるのは柔軟な対応と、何のためにビジネスをしているのかを見つめ直し、軸を持って活動することで有事にも耐えられる経営である。
メモ
日本は知の探索が苦手である。
できるだけ遠くに探索へ行き、知を幅広く見て
持ち帰り新たな組み合わせをすることでイノベーションにつながる。
知の探索は、時間もコストもかかり失敗がつきものである。
日本は目先の利益を追い求めるので、知の探索よりも儲かりそうなものを深堀りする知の深化に傾いているためイノベーションが起きない。
対策
評価制度の見直し
失敗すると -
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才能があるからといって大きな成功をおさめられるわけじゃ無いし、才能が無いからといって大きな成功をおさめられないわけじゃない。
究極の鍛錬の共通項を抑え、その通りに実行できれば誰でも成功はできる。ということを、実験結果などの事実をもとに論じている本。
コンフォートゾーン(自己成長無いが居心地が良い環境)にいては成功はできない。
パニックゾーン(自分の能力を遥かに超える課題にぶつかり思考停止の状態)では自信喪失して前に進めなくなってしまう。
いかに、ラーニングゾーン(自分の能力より少し難しい事に挑戦する状態)に自分を置き続けられるかが成長を重ねるための大きな要素の一つとなる。 -
Posted by ブクログ
・一流と二流の差を生み出す要因は、単なる「努力」、あるいは「才能」ではない。人が偉業を成し遂げるカギは、「究極の鍛錬」 ―― 専門分野で一生上達するために行う、考え抜いた努力であることが、研究によって明らかになっている。
・究極の鍛錬には、次の5つの要素がある。
①実績向上のために特別に考案されている
実績を上げるのに改善が必要な課題を特定し、それを継続的に鍛え上げていく必要がある。
②何度も繰り返すことができる
特定の活動を何度も何度も繰り返すことが求められる。
③結果へのフィードバックが継続的にある
鍛錬の成果をフィードバックする必要がある。成果がわからないと上達せず、注意深く練習をしな -
Posted by ブクログ
一言で言うと、英語のタイトルの通り、"Talent Is Overrated" である。
すなわち、世界的な業績を上げるにあたっては、一般的に信じられている「才能」ではなく、「鍛錬」が必要である。
ここでの「鍛錬」とは、著書のタイトルともなっている「究極の鍛錬」であり、?実績向上のためのプログラミング、?繰り返す、?フィードバック、?単調で辛い、?面白くはないようなトレーニングであり、投入した累積練習量(時間という意味の量と集中力などの質の両面から)がパフォーマンスを左右する。この鍛錬の結果により、達人は多くを認識し、知識を持ち、記憶することができる。
ポイントは、要素に分 -
Posted by ブクログ
1、しばしば教師の手を借り、実績向上のため特別に考案されている。
2、何度も繰り返すことができる。
3、結果に関し継続的にフィードバックを受けることができる。
4、精神的にはとてもつらい
5、あまりおもしろくない
達人になるために
1、自分が選んだ分野で達人になろうと大きな投資を行うこと。
2、より熟達した指導者を求めること
3、学びのなくなってしまうコンフォートゾーンを抜け出すために自分を常に追い込むこと、自己の限界に挑戦すること
チクセントミハイ教授の提唱する有名な「フロー」という概念は、人が仕事に完全に熱中すると時間がゆっくり流れるように感じ、喜びが高まりほとんど苦痛がなくなる心理状 -
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天才、と言われるアスリートや音楽家、ビジネスマンなどは、持って生まれた資質を最大限伸ばすために、とにかく長時間かけて鍛錬した結果、そうなったわけで、いきなり天才になったわけではないということ。
人生限られた時間の中で、才能を開花させるかは、それにかけた時間や努力によるものだということが、わかった。
遺伝に関する本も読んだが、タイガーウッズやモーツァルトは親による、遺伝的な強み資質の猛烈な教育の成果であり、彼らが天才として生まれたからではない、ということなのでしょう。
親の得意なことは、少なからず子供にも遺伝するわけで、自分の強みを知っている親からの教育は、かけられる時間が多い幼い頃からのスター