河瀬誠のレビュー一覧
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新事業を創出上での、考え方や一般的なプロセスについて、とても丁寧に記載されている良本だと思います。どこか一部を切り取ルことが難しいほど、新事業創出における大切なことが記載されており、ぜひ一度すべてに目を通してもらいたいと思っています。
大きな流れは、Where→Who→What→Howです。
・Where:どの事業テーマを選定するか
・Who:お客様は誰か
・What:提供価値は何か
・How:どのように事業を成立させるか(事業計画書)
自分自身、上記の考え方は理解しているつもりで、色々とチャレンジしてきていますが、理解していることと、実践できることは、全く別の話だなといつも思います。特に -
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問題解決はどのような手順で行うべきか。
それは、
1. 論点を洗い出す
2. 仮説を立てる
3. 実行計画を立てる
4. 実行する
という手順で行うべきである。
行き当たりばったり、思いつきで行動しても、決して上手くは行かない。
それでは、各ステップのポイントを以下に記す。
「論点を洗い出す」
まず最初に、「何が問題なのか」を思いつく限り数多く洗い出すこと。
ここでの洗い出しが不足してしまうと、どうしてもあとの対策案も内容の薄いものになってしまう。
そして次に、それを構造化してみる。
イシューツリーを使って、漏れなくダブリ無く(MECEに)まとめてみる。
いきなり綺麗にまとめるの -
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ネタバレ久しぶりに本を読んだからなのかなんなのかわかりませんが、個人的によかったです。
漫画もわかりやすくておもしろい。
7つの習慣漫画版より日常生活に取り入れやすいんやないかな?
この本を読んで一番感じたことは「あきらめずに頑張り続けること」です。以下まとめ。
問題解決の流れは
①問題を構造化する
「論点を洗い出す」「MECE…もれなくだぶりなく整理する」「イシューツリーを作る(全ての論点w細かく分けない・重要な論点は手前に持ってくる)」
②仮説を作る
論理と想像力を活かして解決策のアイデアを出す
想像力(右脳)は論理(左脳)を動かしている時にはできなくいから、アイデアを出してからそれが可能か -
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マンガでわかりやすいシリーズ。
このシリーズ、本当にわかりやすい。
問題解決は基礎を押さえて後は実践あるのみだが、
他著書は基礎部分をまどろっこしく書いてあることが多く、
正直なところ分かりにくい。
本書は事業再生に向けての論点出しから解決策の仮説、
試行錯誤の繰り返しを行うことで、無事成功する
といったストーリー構成になっている。
それぞれマンガでイメージを掴み、
その後に説明があるのでスッと頭の中に入って来た。
オススメです。
【参考になった内容】
・正しいイシューツリーとは、
自分で見て自分の頭がスッキリする
ほかの人に説明して素直に伝わる
チームで検討してお互いが納 -
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戦略思考に関わる各フレームワークの紹介に終始するのではなく、基礎となるイシューツリーと仮説設定といった部分に重きをおいて説明した後、実業務で利用する際の手順とコツを、現場経験則を多く交えながら説明しており、初心者でも取組み易く、かつ、実践的。
また、付録の扱いで戦略思考のフレームワークも紹介されているため、初心者以外の人にとっても、十分勉強になると考えられる。
さらに、ポイントポイントで演習問題を織り交ぜてあるが回答例を全ては示さず、自身の頭で考えることが大事というスタンスを一貫して貫いており、戦略思考を知識として身につけるのではなく、スキルとして身につけてもらおうという、著者の熱意が感じ -
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平易にロジカルシンキング+右脳思考を説明している戦略本。わかりやすい。
まず、えいやっで仮説を立てる。間違っていてもかまわない。仮説検証する。間違っていたら潔く仮説を書き換える。大物論点から手をつけて、些細なモノばかりになったら検証作業に見切りをつけて結論にする。
落としどころの検証は最悪の方法。
イシューツリーはしっくりくるまでゼロクリアで何回も作り直す。論点は網羅的に掘らずに、重要な論点を深く掘り、そうでないところは議論しない。できのいいイシューツリーはシンプル。
優れた解決策が論理的なのは結果として論理的にまとめたから。演繹的に導かれたのではない。
(グラフの使い方が載っているのがありが -
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【Memo】
物事を論理的かつ戦略的に考えていく上で、ベースとなる考え方が体系的に学べる。
ロジカルシンキングや戦略思考を強化したいなぁと考え始めている人にとっては抜群の名著。
ただ単にロジックツリーを作っておしまいといった説明ではなく、仮説の立案から検証方法、そしてどんな場面でどんなフレームワークを使うことが有効なのか、ケーススタディを通して実際に体感することができる。
本著に書いてあるように、左脳のロジカルさだけでなく、右脳のクリエイティブさが合わさって初めて洗練された仮説立案・検証ができるのだということを改めて実感した。
説明を読んでいると非常に納得できるが、実際にケー -
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著者は、河瀬氏である。東大ー王子製紙ーボストン大学(MBA)ーA.T.カーニー
ーソフトバンクー某コンサル会社というキャリアを持っている人である。
欧州系戦コン出身の著作物は初かも知れない。。。
内容は、大体他で言われている事と同じである。戦略思考が大切である。仮説メイン、
MECE、ロジックツリーそして、左脳だけでなく右脳を働かせる。また、本を読んで
分かった気になるな。ケースを自分の頭でしっかりやれ!やり尽くせ!
他の本との違いは、ケースが多い事だろう。また、ケースの答えの無い事も特徴的だ。
大体の本は、ケースについて90%程度完成率の答えを準備している。そうすると
何が起こるかってい -
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ネタバレ論点を構造的にすると、どう使うかについて参考になった一冊。
〈感想と適用〉
・機械的に論点をどう全体に他に武器を使うかを教えてくれる
・論点をどう図式化するか。構造化するか。
・後半は他と共通。
〈要点〉
○戦略思考とは何か:左脳も作って課題解決まで考えていく
→①課題の意識の摺合せ:解決すべき課題は、なぜか。具体的な目標は、なぜか。制約条件は、なぜか。なぜ達成する必要あるのか、なぜか
→②仮説を洗い出し、イシューツリー作成。イシューツリーにツッコミを入れていく
→③コンセプトを作成
→④仮説論証に対して必要な検討課題を考える
→⑤作業プランを作成する
○どう論点を構築するのか
・課題は -
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ー 「傘」ではキッパリものを言え。
「傘」は提言を言うステップだ。この提言はキッパリ言おう。直接の行動に結びつく提言にしか、価値はない。言うべきことは“あなたは明日の朝は傘を持って出ろ”だ。
“さらなる調査を要する”なんて無意味な結論を出すくらいなら、始めから検討しなければよい。
“傘持ち運動の推進、傘忘れ予防の強化、降雨対策室の設置”なんて寝言を言うなら“何もしなくてよい"のほうがずっとクリアだ。
同じく“傘を忘れることを断じて許してはいけない“傘を持たないズボラな性格を改善しなければならない”なんて、正論や大局論を言っても仕方ない。
“傘を忘れないようにしよう”とか“毎日傘を