十階堂一系のレビュー一覧

自称分析官ヴィルヘルムの迷推理

十階堂一系

一応ミステリーなのかも知れないけど、正直ミステリーとして成立していないと思う。一人称視点の文章になっていますが、内面のセリフばかりで状況説明がまるで足りてない。一人称ものとしては正直ダメダメですね。
あと、分析がテーマなわりに肝心の分析があまりちゃんと描かれていない。読者側から見て情報がまるで足りないから、登場人物のセリフが意味不明。
あと、文章のテンポが悪いから読みにくいし、主人公のキャラが最後まで掴めませんでした。

赤村崎葵子の分析はデタラメ

十階堂一系 / 霜月えいと

分析部の部長たる葵子があらゆる事象を勝手に分析し、想像もつかない驚きの結論に導くラノベ。

ちょっと推理もありなかなか見どころはあるんだけど、基本滑りまくっているギャグベースで進むのなんか読んでいて苦痛を感じることも…。
好き嫌いは間違いなく分かれる作品だと思いますが、バランスが悪すぎるので続きは読まないかな。

不完全ナックル

十階堂一系

雅野京歌は空手女子だった過去を遠い彼方に葬り去り、夢にまで見た文化系女子ポジションを獲得すべく日々奮闘中の女子高生。
のはずが、憧れの檜尾さんの陰謀で素人ばかりの空手部の創部に付き合わされてしまうことに・・・
空手武の部員はやる気が空回り気味で気弱な部長!?
元気が取り柄のカラオケ用員!?
心優しきヤ ンキー!?
病弱な軍人娘は名参謀!?
さらには他校にかつてのライバルまで現れて・・・
個性豊かすぎる仲間たちに囲まれた京歌の行く末は如何に!!
 ゆるいけど本気な青春部活ストーリー！!
(上記紹介文)

少し人物の書き込みが足りない気もするし疑問に残る点もあるけどデビュー作ならこんなもんかな。