中村珍のレビュー一覧

  • 羣青 上

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    あらすじを読んで即買いしました。…凄かった…とにかく凄いの一言です。読み終わった後はしばし放心状態でした。続きが気になります。

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    2012年01月07日
  • ちんまん~中村珍マンガ集 コメディ短編だけ~

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    「恋しらに」、「サニー」、「刺青龍門」など、
    『羣青』とはまた違った人情のある温かい作品が多いのだが、
    最初と最後の「超みだれ髪」「超みだれ筆」に持っていかれた。
    大いに笑う。
    ただただ楽しめ。

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    2011年10月16日
  • 羣青 中

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    二人きりで寒いままがよかった。
    そう言った彼女が寂しかった。
    皆、どこへ行ってしまうのだろうか。

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    2011年04月08日
  • 羣青 中

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    前回に引き続き、魂が削られる漫画とか、心のがすり切れる漫画とか、沢山出来たささくれを全部めくられてるみたいな漫画、とかいろいろ思うところはあるのだけれど、ここ最近で頭一個飛び抜けて面白い!どうしてあんな台詞がかけるんだろ。

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    2011年03月05日
  • 羣青 中

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    極限状況での感情、欲求、すれ違い、信頼。
    一人であるということ、マイノリティーであるということ。
    作者さん、まだ若い女性なはずなのに、この内容、魂を削って書いてると思う…。

    メガネさんって、ほんとに「どう、しようもないひと」だなぁ。これから二人はどうなっちゃうんだろう。

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    2011年02月12日
  • 羣青 上

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    連載が始まったときに、最初数ページだけ読んで心臓がバクバクしたのを今でも覚えています。とんでもない漫画だ!と思った第一印象、コミックスになるとより印象が鮮明でおそろしい。

    すごいよねえ。はじめからずっと一貫して救いも希望も無いし、誰一人として満たされてないのに、そんな中でも人間て刻一刻と変化して小さなことに一喜一憂できるんだから。この血の通いっぷりは逃げられない。

    また装丁がとてもよいお仕事だと思います。手に取った瞬間最終警告をされているようで。

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    2011年02月09日
  • 羣青 上

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    本誌で読んでいたときに、単行本が出たら絶対買おうと心に決めていた漫画だったんだけど、いざ出てみると買うまでに結構逡巡してしまった…。
    何故なら読んだ後すごい落ちるし、魂が引っ張られるような感じがして、手元に置いておくかどうか迷ったんだもの…。
    でもやっぱり買わずにはいられない引力があったなあ。
    作者もかなり波乱万丈な経緯があって、ようやく単行本化までこぎつけたということで胸を撫で下ろしました。

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    2010年07月24日
  • 羣青 上

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    なんだこれ。すごい以外のなんて言えばいいんだ。
    いやむしろ言える。全話全コマ全台詞について語れる。

    キャラクターに血肉がある。
    人格があって、思いや考えがあって、好きな人が物が仕事が生活がある。
    切ない敵意があって、善意の無理解があって、ないがしろな優しさがあって、偏見をもたれて偏見をもって、相手が害されたかどうかさえ意に介さない無関心な暴力があって、小さなことから大きなことまで絶望に満ちて、それでも世界には美しいものもちゃんとある。もう彼女たちには触れられないとしても。

    ぎゅっと濃縮された物語。台詞や表情がヒリヒリする。

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    2011年04月03日
  • 羣青 上

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    自分を虐待し続ける夫を殺してくれと頼んだ女と、
    彼女を想い、頼まれるがままに殺人を犯したレズビアンの女。
    「あーしの人生なんかさ、あーたがニコッととすりゃボロボロになるんだよ。」
    色々なものを失いながら逃避行を続ける女ふたり、ああもう本当に取り返しのつかないところに来てしまったんだと何度も痛切に感じられるリアリティで、読んでて出血しそうです。
    これに比べると、大好きな「バタフライ・キス」さえ少々薄くみえてきてしまうくらい。(テルマ&ルイーズなど言うに及ばず)
    こんなにガツンときた漫画はなかなかない。

    個人的には、「殺した女」の方の元カノが両親にカミングアウトする回がどうしようもなく泣けた。

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    2010年03月31日
  • 羣青 上

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    殺した女と殺させた女のどろぬまむきだしランデブー。

    ぐうっと、濃くて胸に刺さります。
    単行本が無事出てほんと良かった。

    「魂と引き換えに描いているとしか思えない」
    帯の本谷有希子さんの言葉にひたすら共感です。

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    2010年03月27日
  • 羣青 上

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    Netflixで『彼女』を観て、改めて読み返した。

    「ノンキだね……ノンケだね。」
    人生で何度も頭をよぎった、好きな台詞。
    そう、特権があるということは、ノンキでいられるということなのだ。

    暴力をふるわれてたら、相手を殺さずにいられない。
    そんな“あーた”がいる人生は、祝福か、呪いか。

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    2025年12月15日
  • 羣青 下

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    主人公の口調が、苦手だ。
    登場人物全員クセがあり過ぎて、感情移入はすれど愛着が湧かない。
    重たいストーリーが延々と続き、特に旅館あたりからはこってり食傷気味。

    でも、それらを補って余りある徹底的なリアリティとドラマ性に、ぐいぐい引き込まれた。
    御涙頂戴の悲劇に逃げない。
    自分勝手でどうしようもなく弱くて強い人間臭さが叩き付けられるように描かれる。
    圧倒される。

    ボロボロと、泣きながら読んだ。
    絶対に好きにはなれないけど、オススメするし自分もたぶん何度か読み返す。そんな作品だった。

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    2022年02月20日
  • レズと七人の彼女たち 1巻

    購入済み

    タッチは軽く

    尻もそこそこ軽そうなのに
    理性的にやってます、こうこうこうしてます、
    というメッセージがビシビシ出ています。

    文字列を読むことが多い。内容はとても面白いです。

    試し読みのみ。
    続きはそのうち読むと思う。

    =======

    3巻まで読みました。
    人間のズルさとか矛盾を感じる。
    いろんな言葉で装飾していますが本質はそんなに難しいことではなくって、ごく人間的な何かなんだろうと。
    作者、ズルすぎでしょ 笑
    あらゆる意味でね?うらやまけしからん!

    レズに偏見がある人も一読の価値あるのではないかなー。
    なんでもまずは、知るところから。

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    2019年08月06日
  • 羣青 上

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    痛い、重い、救いが無い上巻。

    最後、「殺させた女」が走る1ページが、どろどろした空気のなかで際立って美しく爽快で、
    それが周りを魅了したのだということが腑に落ちます。

    一気に全3巻読みきりましたが、再び読むには気力が要ります。

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    2015年04月19日
  • 羣青 上

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    重い…
    絵も重いが、話はそれに輪をかけて重い。著者がいろんなものを振り絞って書いたというのも、帯の売り文句だけではないのだろう。
    人を楽しませるという意味での「エンターテインメント」ではないような気はするけれども、この世界に入り込んで、深く考えることができた読者の心に、何か残すことができる作品ではあると思う。
    とは言え、まだ上巻のみ。この先登場人物の結末は、どうなっていくのか…。

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    2013年10月12日
  • 羣青 上

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    上巻の序盤で先を読んだり読まなかったり、
    ウロウロしてたけど
    中・下巻に入ってからの
    「あぁ、そういうことか」と気づいた後
    物語の読ませる力は異常。

    ショックがデカすぎるのか、
    単純に内容が分からなかったの、
    ”男”であることが悔しくすらあるというか、

    作者の中村珍さんが27歳で(連載当時は22?)
    こんな「化け物」を描けるという事実を受け止めきん。

    荒みきった人生を歩んだ末に、
    ようやく掴んだ幸せをも奪われた女性が、
    自分に好意を寄せるレズビアンに夫の殺人を”おねだり”する。
    そこから始まる2人の道行きは地獄行き確定。

    その逃避行に希望の光が差す事はない。

    これは、2人が真実の愛を

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    2012年10月17日
  • 羣青 下

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    納得せざるを得ないラストと、リアルな心理描写で心臓をぐっと掴まれたような気持ちになった。

    確かにハッピーエンド。殺人犯としての。

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    2012年08月30日
  • 羣青 上

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    ネタバレ

    登場人物の複雑な心境が、こっちの胸が軋むくらい伝わってきました。

    純粋なまま好きでいたかったけど、それはどうしてもできなかった金髪のお姉さんと

    殺人を教唆して他人の人生に傷をつけた罪悪感に打ちのめされながら、それでも暴力や孤独感から逃れたかった黒髪のお姉さんが

    殴り合いみたいなコミュニケーションをしたり
    どうでもいいことで笑ったり
    噛みつきあいながら何故かずっと一緒に放蕩しているのを、「どうなっちゃうんだろう」と思いながら見ていました

    読みながらすごく傷つきました

    でも、中・下巻楽しみです

    ずっと涙を溜めながら流れずに読んでいましたが、最後の最後でお父さんに泣かされました。笑

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    2012年01月25日
  • 羣青 上

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    全3巻(予定)。
    愛する人妻の言葉を受けて、その夫を殺した女。二人の逃避行。
    言葉をぶつけ合うけど、どこに本音があるのか分からないところが、女性ならではで興味深い。
    二人だけの間では純愛として成立しても、第三者が入ると途端に崩れる。どの言葉を、どの行動を選択するのが愛なのか、複雑すぎて分からないところを、こんがらがったままうまく描きだしている。
    ラスト下巻に期待。

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    2011年08月29日
  • 羣青 中

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    ネタバレ

    上巻★★★
    中巻★★★★

    読んでない(まだ未発売)けど 下巻★★★★★★★★

    引き付けれれるとか優しいものじゃない、
    引きずり込まれるその圧倒的な存在。
    小説なんかじゃ追いつかない、圧倒感がこの漫画にある。

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    2011年08月08日