羣青 下
  • 完結
  • 最新刊

羣青 下

880円 (税込)

4pt

人生懸けた恋をした。女と女の最後の選択!

殺した女。殺させた女。

“共犯者”となった二人の旅路で次第にあらわとなる、血縁への執着と、お互いへの無理解。
未練と倦怠に挟まれ、自殺か服役か逃亡か心中かいずれも“どんづまり”の
選択肢を前に立ちつくす二人に、光は射すのか…。

血にまみれた手で欲したものはなんだった?
女たちの魂の咆哮、あるいは彷徨――これにて幕。

主な登場人物/
殺した女(学生時代から密かに「殺した女」を慕っていたレズビアン)
殺させた女(夫殺しを依頼した。レズビアンから向けられた好意には気づいている)
「殺した女」の兄(妹はそそのかされていると信じ込み、出頭させようと画策する)
【第21話~最終話を収録】

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全3巻配信中 1巻へ 最新刊へ
1~3件目 / 3件
  • 羣青 上
    完結
    880円 (税込)
    殺した女、殺させた女。傷つけ合い求め合う魂の物語。 日常的に夫から暴力を受けていた女と、その女を慕い、請われるままに彼女の夫を殺したレズビアンの友人。 殺害現場に証拠を残したまま二人の女はともに逃亡を謀る。明日をも知れぬ逃走生活の先に二人は果たして何を 見るのか、それぞれどう落とし前をつけるのか――?極限状況下で震える魂の物語、開幕!●主な登場人物/殺させた女(自分の夫を殺すよう友人のレズビアンに頼んだ女。レズビアンの自分に向けた好意を知っていた)、殺した女(学生時代からひそかに「殺させた女」を慕っていたレズビアン。生家はかなり裕福な“お嬢様”)●本巻の特徴/連載開始時は 弱冠22歳だった著者が放つ、渾身の460ページ!第1話~第10話に、番外編も収録。
  • 羣青 中
    完結
    880円 (税込)
    限状況下の二人、愛憎の限界を更新する!! 殺した女。殺させた女。“共犯者”となった二人を中心に渦巻く悲しみと苛立ちの嵐に、周囲も否応なく巻き込まれ…。人間の真実の姿を暴き出し、ドラマはさらに深化する。480ページの大ボリュームで贈る、緊張の中巻! 殺人を犯し逃げる女と、共に行動する殺人教唆をした女。どこで間違えたのか、どうしてこうなってしまったのか――自問自答に疲れきり、行き場を見失う二人。愛憎の限界を更新し続けるたった二人のカタストロフ。行き着く先は、一体…? 主な登場人物は、殺させた女(自分の夫を殺すよう友人のレズビアンに頼んだ女。レズビアンの自分に向けた好意を知っていた)、 殺した女(学生時代からひそかに「殺させた女」を慕っていたレズビアン)、 レズビアンの彼女(事件発生後、破局した、「殺した女」の10年来の恋人)。 “犯罪者”であるニ人の周囲の人間も次々登場する本巻。人間の持つ「業」に迫った第11話~第20話を収録!
  • 羣青 下
    完結
    880円 (税込)
    人生懸けた恋をした。女と女の最後の選択! 殺した女。殺させた女。 “共犯者”となった二人の旅路で次第にあらわとなる、血縁への執着と、お互いへの無理解。 未練と倦怠に挟まれ、自殺か服役か逃亡か心中かいずれも“どんづまり”の 選択肢を前に立ちつくす二人に、光は射すのか…。 血にまみれた手で欲したものはなんだった? 女たちの魂の咆哮、あるいは彷徨――これにて幕。 主な登場人物/ 殺した女(学生時代から密かに「殺した女」を慕っていたレズビアン) 殺させた女(夫殺しを依頼した。レズビアンから向けられた好意には気づいている) 「殺した女」の兄(妹はそそのかされていると信じ込み、出頭させようと画策する) 【第21話~最終話を収録】

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羣青 下 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    人は決してお互い分かり合えることなどなく、
    人はある面から見たら正しく優しく醜く悪者であるという話。
    漫画という表現でここまでできるのかと思う。

    そしてわたしはこれをこの上なく、そしてあれ以上の先はない完全なハッピーエンドだと思います。

    1
    2012年08月19日

    購入済み

    恋をする全ての人への物語

    レズとノンケ、殺す殺させる、逃避行、それらは単に背景でしかなく、もっと普遍的な物語。
    想う人、想われる人、失恋した想い人を優しく包む人。
    利用してる/利用されてるのは一体どっちなんだか
    幸せなのは一体どっちなんだか

    夢もロマンも何もなく、ぶつかりいがみ合い傷付けあうばかりの旅。なのに決し

    0
    2019年09月11日

    Q

    購入済み

    名作!!

    重い。重いお話。
    涙が出る類いとは違う、人は人を理解できないし、表面と自分の側からの見方しかしてないという、深い部分を抉って来るお話。

    名作の文学作品だと思う。

    そして、主人公の一人がDV被害者であることを、1コマの絵で他の登場人物に分からせる表現は漫画の威力が遺憾無く発揮されてる。

    是非是非

    0
    2018年12月25日

    Posted by ブクログ

    ちぎれる 上巻
    からまる 中感
    ほどける 下巻

    ここまでよんでやっと救われる。長かった。
    二人と一緒にここまでたどり着いた、そんな気がします。

    あとがきの、「群青」ではなく「“羣”青」にした理由が良いですね。(引用参照)

    0
    2015年04月19日

    Posted by ブクログ

    人の表も裏も、弱さも強さも内包する
    いや すごい話を読んだなあと

    終わり方、よかった

    最後はやっぱり涙涙になってしまった

    やはり何度もは読めない でも読んでよかった

    0
    2012年06月13日

    Posted by ブクログ

     いやぁすごい話だったなぁとおもいました。それぞれの立場からそれぞれの意見を建前とか感情論とかいろんなものかき混ぜながらダダダダとタンクローリーで進んでいった印象でした。
     中であんだけフューチャーした元彼女を下であーしに悪いところを言わせるっていうのはエゴなく物語を描いてるなぁとおもいました。
     

    0
    2012年06月10日

    Posted by ブクログ

    主人公の口調が、苦手だ。
    登場人物全員クセがあり過ぎて、感情移入はすれど愛着が湧かない。
    重たいストーリーが延々と続き、特に旅館あたりからはこってり食傷気味。

    でも、それらを補って余りある徹底的なリアリティとドラマ性に、ぐいぐい引き込まれた。
    御涙頂戴の悲劇に逃げない。
    自分勝手でどうしようもなく

    0
    2022年02月20日

    Posted by ブクログ

    納得せざるを得ないラストと、リアルな心理描写で心臓をぐっと掴まれたような気持ちになった。

    確かにハッピーエンド。殺人犯としての。

    0
    2012年08月30日

    Posted by ブクログ

    上下巻かと思ったら中もあったのね…。買ってなかったけど気になったから中をとばして下巻。
    同じ事をグルグルグルグル、ドロドロドロドロ。迫力はあった。みんな言いたい事をいってやりたい事やって自分の意見押し付け合って。本人たちはスッキリでしょうけどね!関係ないけどワシ鼻の彼女、たまに小人みたいになっててバ

    0
    2020年01月10日

    Posted by ブクログ

     うん。
     「なんて無神経な人なんだろう」と、相手に対して思う時、それを思う私は無神経であるのだろう。ここがスゲーなーと思った。

    (以下ネタバレを含みます)

     正直、1話を読んだ時からこのエンディング以外無いのだろうと思っていた。
     だから上・中・下と引っ張った割には、うーん……でもある。ごめん

    0
    2013年03月18日

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