恋をする全ての人への物語
レズとノンケ、殺す殺させる、逃避行、それらは単に背景でしかなく、もっと普遍的な物語。
想う人、想われる人、失恋した想い人を優しく包む人。
利用してる/利用されてるのは一体どっちなんだか
幸せなのは一体どっちなんだか
夢もロマンも何もなく、ぶつかりいがみ合い傷付けあうばかりの旅。なのに決して離れない、『ぶつかる事をやめようとしない』二人の関係に、むしろ前向きさと不思議な温かさを感じました。
恋としての相思相愛ではないものの、互いが互いを必要としてることを確認できた上での結末。ハッピーエンド。最後まで読んで良かった。