三崎汐のレビュー一覧
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購入済み
やっぱり三崎先生大好きだ…
クラスメイトたちの話ですが、同じ時間軸でありながら章ごとに主役が変わるので、それぞれの生徒の視点がおさえてあり気持ちがよく分かります。いっけん何の悩みもなくはしゃいで青春を謳歌しているように見える生徒たちの内側がグイグイと暴き出されていき、途中なかなか切なくなります。でもうまくいかなくても傷ついても、自分の感情にとまどいながらもちゃんと向き合って成長する様子に息子を見守る母のような温かい気持ちにもなりました(笑)みんなどうなることかと思ったけれど、終わりかたも絶妙で読後感が爽やかでした!あと2作で三崎先生の作品を読み終えてしまう…もったいなくて手がつけられません。新作だしてくださらないかな~!
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ネタバレ 購入済み
超名作だと思います
短編集で4作入っています。どのお話も三崎ワールド全開、温かくてほんのりビターで印象的でしたが、「僕は行くよ」がなかなかすごいお話でした。世間一般的にはストーカーの括りになるのかもしれませんが、自分を受け入れないものに対して敵意を持たないところが、いわゆるストーカーとは違うのかなと思います。まぁとにかく純粋で健気で可愛くてつい応援したくなるんです(笑)でもただ天真爛漫なわけではなくて、誰かに好きになってもらいたい、愛されたいと願う気持ちの強さが切なかったりもします。誰にでも好きだのなんだのうそぶいて生きてきたような攻も、これはもうオトされるしかないでしょうね(笑)なんだかんだナイスなカップルでし
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ネタバレ 購入済み
結末が気になる四作品
①記憶喪失もの。切なくてかわいい作品。
②ノンケの彼氏がお見合いすることになって‥実はしっかり両思いで良かった。
③ヤリチン男とストーカーの懲りないお話。クズとサイコパスで気持ち悪いけどお似合いかも。
④小説家と美少年高校生。執筆中の主人公のイメージどおりな高校生に出会い、小説と現実がリンクして執筆するのが怖くなり‥意外にもかわいいお話で読後感良し。
絵は幼い印象ですが、短編とは思えないほど中身の詰まった四作品。凝っていて読み応えがありました。 -
Posted by ブクログ
小さな頃、自分の心を守るための場所があった。 優しくて温かくて無条件に癒される…それは自分の空想の世界だと思っていたけれど、もしかしたら誰もが「とばり」に背中を押されていたのかもしれない。
そんな既視感を覚える作品だった。 とばりを忘れてしまうのは、現実と向き合う強さを手に入れ大人になった証拠なんだろうけど、とばりはいろんな子を見送って、いまも1人でいるのだろうか。 貰った名前とノートを大事に抱えて、誰かの傷を治す手伝いをしているのだろうか。
ノスタルジックな優しさと切なさを引きずりつつ、描きおろしの上田くんの男前さに惚れ、佐田くんには2人と一緒に私も謝った。 ごめんね、何でも好きなもの食べ -
購入済み
はぁ
受けのみーくん?が苦手なタイプだ
おーすけ(攻め)が自分のこと大好好きなの分かっててあぐらをかいてる気がする
最後まで攻めに追いかけさせんなよ
結局これからも同性愛をオープンにするわけでもなさそうだし
まぁ、これも惚れたもん負けなのかなぁ~
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Posted by ブクログ
ネタバレ★3.5。いまいち目立たない作家さんだけど、先のみえない展開で読んでて単純に面白い。シリアス過ぎると個人的に好みから外れちゃいますが。この収録作品「僕は行くよ」なんかはまさにソレで、ゲスな攻めを更正させることもなくメリバで終わらせるという…。でも一番印象に残った話で、オオカミ少年なゲス攻めをストーカーな受けが狂気の一途さで追いかける。攻めも何気に壊れてるので破れ鍋綴じ蓋カプなんだよと暗に示唆してるのがセンスよき。そして今年のベストタイトル賞でした。
萌えでいうと、最初と二つ目の短編のほうがBLしてて好き。次々と失くしたものを持って現れる青年。ストーカー?と思いきや…。あと、お見合いでこじれる -
Posted by ブクログ
初めて読んだ三崎汐さん作品。 全体的にピュアピュアしてて可愛らしい♪ そこらに居る男子たちって感じの地味さ加減も好感度高かった(笑)
一番良かったのは『猫』シリーズ。 というか、他の作品より話数が多くて満足。 どの話もキャラたちが可愛くて、もっと読みたい!って思う(見た目のかき分けは物凄い微妙…) 猫シリーズの優&譲の兄弟が可愛すぎるので、このシリーズで一冊読みたかったなぁ(≧∇≦)
しかしラストの『パンドラの鍵』はショッキング。 内容が、というかこういう作品も描くのね三崎さん…(´・ω・`) というショック★
でも他作でも、何気に(頭の軽い)男子の残酷さとかも描かれてたな。 ピュアだけで