三崎汐のレビュー一覧

  • 2年3組の面々

    購入済み

    やっぱり三崎先生大好きだ…

    クラスメイトたちの話ですが、同じ時間軸でありながら章ごとに主役が変わるので、それぞれの生徒の視点がおさえてあり気持ちがよく分かります。いっけん何の悩みもなくはしゃいで青春を謳歌しているように見える生徒たちの内側がグイグイと暴き出されていき、途中なかなか切なくなります。でもうまくいかなくても傷ついても、自分の感情にとまどいながらもちゃんと向き合って成長する様子に息子を見守る母のような温かい気持ちにもなりました(笑)みんなどうなることかと思ったけれど、終わりかたも絶妙で読後感が爽やかでした!あと2作で三崎先生の作品を読み終えてしまう…もったいなくて手がつけられません。新作だしてくださらないかな~!

    0
    2022年02月27日
  • わるいこはだあれ?

    ネタバレ 購入済み

    超名作だと思います

    短編集で4作入っています。どのお話も三崎ワールド全開、温かくてほんのりビターで印象的でしたが、「僕は行くよ」がなかなかすごいお話でした。世間一般的にはストーカーの括りになるのかもしれませんが、自分を受け入れないものに対して敵意を持たないところが、いわゆるストーカーとは違うのかなと思います。まぁとにかく純粋で健気で可愛くてつい応援したくなるんです(笑)でもただ天真爛漫なわけではなくて、誰かに好きになってもらいたい、愛されたいと願う気持ちの強さが切なかったりもします。誰にでも好きだのなんだのうそぶいて生きてきたような攻も、これはもうオトされるしかないでしょうね(笑)なんだかんだナイスなカップルでし

    0
    2022年02月14日
  • みんないいこだよ?

    購入済み

    ほんとみんないいこ!

    出てくる子たちが皆良いキャラしてますね~。そしてメインの遠山くんと杉村くん、ずーっと見ていたくなる、なんだかんだお似合いの2人です。

    0
    2022年02月13日
  • わるいこはだあれ?

    ネタバレ 購入済み

    結末が気になる四作品

    ①記憶喪失もの。切なくてかわいい作品。
    ②ノンケの彼氏がお見合いすることになって‥実はしっかり両思いで良かった。
    ③ヤリチン男とストーカーの懲りないお話。クズとサイコパスで気持ち悪いけどお似合いかも。
    ④小説家と美少年高校生。執筆中の主人公のイメージどおりな高校生に出会い、小説と現実がリンクして執筆するのが怖くなり‥意外にもかわいいお話で読後感良し。

    絵は幼い印象ですが、短編とは思えないほど中身の詰まった四作品。凝っていて読み応えがありました。

    0
    2020年05月30日
  • はるのうららの

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    小学校~中学校メイン。兄のせいでおかま菌といじめられている受け。転校生の攻めはシングルマザーでネグレクト気味。二人は自然と一緒にいるように。天然で無邪気な受けだけど、兄のせいで同性愛に敏感。そのせいで自分の気持ちを認められずに攻めを拒否して、攻めは他の人と付き合うようになってしまう。
    この閉鎖的な空気がたまらん。攻めがじりじりしだす微妙な関係がとてもよく描かれていた。

    0
    2018年05月07日
  • 僕の手とって

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    丸々表題。痛くて切なくて受けが可哀想で萌えました←。家出少年を拾った18才の清掃員。攻めは完璧人間だったのにゲイバレして行方不明中。寂しい生活をしていた清掃員の受けと暮らしていくうちにお互い意識するようになるが…。一度離れたあと、攻めが恋人つくったり、また再会したものの受けがモブにヤられたり…。もうめちゃめちゃ良かったです。もう少し二人の続きが読みたかったなぁ

    0
    2018年03月25日
  • ほとりのとばり

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    夢の中のとばり君を介したオムニバス。悩める青少年達は夢の中でとばり君と出会い交流する。一番初めのcpがシンプルでしたが一番萌えた。努力してるのに報われない不器用過ぎる平凡くんと同級生の優等生くんの話。何にもできないけど平凡くんが真人間すぎて惚れるわ。

    0
    2017年12月26日
  • ほとりのとばり

    Posted by ブクログ

    小さな頃、自分の心を守るための場所があった。 優しくて温かくて無条件に癒される…それは自分の空想の世界だと思っていたけれど、もしかしたら誰もが「とばり」に背中を押されていたのかもしれない。
    そんな既視感を覚える作品だった。 とばりを忘れてしまうのは、現実と向き合う強さを手に入れ大人になった証拠なんだろうけど、とばりはいろんな子を見送って、いまも1人でいるのだろうか。 貰った名前とノートを大事に抱えて、誰かの傷を治す手伝いをしているのだろうか。

    ノスタルジックな優しさと切なさを引きずりつつ、描きおろしの上田くんの男前さに惚れ、佐田くんには2人と一緒に私も謝った。 ごめんね、何でも好きなもの食べ

    0
    2013年11月03日
  • はるのうららの

    Posted by ブクログ

    金額合わせのために、帯には惹かれたけど正直不安に思いながらの購入でしたが、アタリでした、萌えました。

    林先生とお兄ちゃんも気になる。

    0
    2013年07月29日
  • ゴクラク305 【電子限定おまけ付き】

    購入済み

    はぁ

    受けのみーくん?が苦手なタイプだ
    おーすけ(攻め)が自分のこと大好好きなの分かっててあぐらをかいてる気がする
    最後まで攻めに追いかけさせんなよ
    結局これからも同性愛をオープンにするわけでもなさそうだし
    まぁ、これも惚れたもん負けなのかなぁ~

    0
    2021年09月10日
  • みんないいこだよ?

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ★3.5。片想いの友達に恋人ができたようだと思いこんでる受け。まぁこの恋人の思惑はなんとなく最初から分かったので色んな行動の意味を深読みしてくのが楽しかった。しかしどちらかというとラブ度は低めだし最期までモヤっとしながら終わってしまった…。お互いに好きになる要素が薄かったからかも…タイトルはシックリくる

    0
    2018年03月22日
  • 2年3組の面々

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ヘタウマ大好きなんだけど、描き分けが曖昧なので登場人物多くなるとツラい…オムニバスだと更にワケわかんなくなる…
    陸上部の二人が気になるのだが…

    0
    2017年12月26日
  • わるいこはだあれ?

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ★3.5。いまいち目立たない作家さんだけど、先のみえない展開で読んでて単純に面白い。シリアス過ぎると個人的に好みから外れちゃいますが。この収録作品「僕は行くよ」なんかはまさにソレで、ゲスな攻めを更正させることもなくメリバで終わらせるという…。でも一番印象に残った話で、オオカミ少年なゲス攻めをストーカーな受けが狂気の一途さで追いかける。攻めも何気に壊れてるので破れ鍋綴じ蓋カプなんだよと暗に示唆してるのがセンスよき。そして今年のベストタイトル賞でした。

    萌えでいうと、最初と二つ目の短編のほうがBLしてて好き。次々と失くしたものを持って現れる青年。ストーカー?と思いきや…。あと、お見合いでこじれる

    0
    2017年12月07日
  • ゴクラク305 【電子限定おまけ付き】

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    地元を離れ、進学のため寮に一緒に住むことになった恋人同士。やっと堂々とできる!と張り切っていた攻めとはうらはらに、受けはどうしてもカミングアウトさせてくれない、二人の葛藤を描いている。

    攻め目線からの受け目線ぽい流れで、ちょっと新鮮。攻め→→→←受けというような熱量が切ない。受けのズルさにイラァときたけど、後半はちょっとザマァ受けだったし、事情をつかめば納得できた。

    1
    2016年09月15日
  • ゴクラク305 【電子限定おまけ付き】

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    表紙はふわふわ可愛い系だったけど、内容は変にリアル。
    密度的にちょっと重めで読むの大変だったけど、生活感というか、同棲ってこんな感じというのが読んでるうちに実感として積もり積もってくる。

    諦められない想いと、切り替えて新しい好きへと進む想い。
    どちらの組も想いの募らせ方が丁寧でクライマックスでぐしゃぐしゃになる表情が、自分んもこんな気持ちになれたらなって思えるもので。

    こういう感覚の掬い方好きです。

    0
    2016年06月12日
  • やさしいやちよ

    Posted by ブクログ

    初めて読んだ三崎汐さん作品。 全体的にピュアピュアしてて可愛らしい♪ そこらに居る男子たちって感じの地味さ加減も好感度高かった(笑)

    一番良かったのは『猫』シリーズ。 というか、他の作品より話数が多くて満足。 どの話もキャラたちが可愛くて、もっと読みたい!って思う(見た目のかき分けは物凄い微妙…) 猫シリーズの優&譲の兄弟が可愛すぎるので、このシリーズで一冊読みたかったなぁ(≧∇≦)

    しかしラストの『パンドラの鍵』はショッキング。 内容が、というかこういう作品も描くのね三崎さん…(´・ω・`) というショック★
    でも他作でも、何気に(頭の軽い)男子の残酷さとかも描かれてたな。 ピュアだけで

    0
    2013年10月06日