志村一矢のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
別々の城砦が、魔王の姉妹によって乗っ取られた。
奪い返すために片方に行く途中
空腹で倒れた子供を拾った。
主人公、男の子、と勘違いしている状態で
食事風景が進みますが、誤字なのか『少女』記載が。
彼女が言っている事は、そのまま彼の存在に繋がります。
そもそも彼は、好きで生まれたわけでは、と言いますが
ならばなぜ、そのまま家に居続けているのでしょう?
すべてにおいて、覚悟が足りない、という事でしょうか?
主人公も成長していきますが、彼も成長していきます。
人とふれあう事によって、得られるもの
削られるもの、があるからでしょうか?
最終的にすごい状態が分かりますが
そう簡単にものは揃わないわけ -
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Posted by ブクログ
各勢力で新しいキャラクターが登場し、話も展開しているものの、いまいち波に乗り切れていない印象をもった。
というのも新たに登場したキャラクターたちは与えられた役割を演じているだけになってしまっているし、主人公の決意にしてもその流れがどうしても弱い。ヒロイン目線で書いていることによる弊害のひとつだと思う。
また、作者の他の作品のようにもっと苦しみを感じさせる描写がほしい。そうでないと動機が弱すぎて読んでも入ってこないように感じる。
ただ、巻末ではまたひとつ先に進むための布石が投じられているので、それが次巻でうまく展開してくれるとより楽しめるのではないだろうか。 -
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Posted by ブクログ
剣の腕はすごいものの血が苦手で戦うのが嫌いな英雄の子孫と魔法の腕は確かながら身分の低さから不遇な境遇に身を置く少女が織り成す異世界ファンタジーの第1巻。
タイトルの通り、基本的には魔法使いの少女であるアンジュの1人称で物語は語られる。つまり、この物語におけるストーリーテラーは彼女であり、その対象として据えられているのが、英雄の子孫であるレックスだ。
表現については最後までブレないので非常に読みやすいが、どの程度まで風呂敷を広げられるかに疑問が残る。異世界を舞台にしたものは自由度が高い分、表現の幅も広いものが求められるのではと思う。
まだ1巻なのでわからないが、次巻でうまく広がりを持たせて -
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Posted by ブクログ
これも私が前から読んでいるシリーズの完結編です。
というか去年の年末に出ていたの知りませんでした…タイムラグがありすぎ(爆)
まぁ内容が読めるといったら読めるのですが…いいですね、なんかw
素敵だと思います♪
最初私主人公の麻由がめちゃくちゃ嫌いだったのですが、最後には「すげー」って感心しました。
これが「月と貴女に花束を」のシリーズから読み始めていたらもっと感動が大きいのかな、とも思ったりします。
こういう本って私イラストで読むか読まないかを決めちゃう癖があるのですが、これはその代表的な例だったかもしれません。
椎名さんの絵が美しい…!
これからはもっと違う視点で読む本を決めていけたらと -