あらすじ
優秀な能力を持ちながらも、平民だというだけで周囲から疎まれる王宮魔術士のアンジュ。孤独に耐えるため心を閉ざし、可愛げの欠片もなくした彼女に与えられたミッションは、なんと世界を救うための魔王退治だった!? しかもコンビを組むのは、英雄といわれる家に生まれながら、血を見るのがダメという騎士のレックス。果たしてこれは、栄誉ある冒険の旅なのか、それとも単なる厄介払いか!? まったく息の合わない二人が繰り広げる、新感覚ファンタジーここに開幕!!
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Posted by ブクログ
全8巻完結。アホタレのおばあさんであるレミエルの物語が刊行されているが未読。
ファンタジーのど真ん中ライトノベルと著者は言っているけど単なる勧善懲悪物では無い話。悪には悪の言い分があるね。
アンジュがひねていて可愛い。
Posted by ブクログ
私は志村一矢さんの作品を「君と歩くひだまりを」のシリーズしか読んでいないのですが、それが個人的に好きだったので発売前から気になっていたラノベでした。
そして読んでみると、期待通りとても面白かったです。ジャンルは異世界ファンタジーものですが、勇者がとてもヘタレです。まぁ、締めるところではきっちり締めてはくれますが。
追伸
あとがきが・・・少し怖いです。((((;´・ω・`)))どういうことなの・・?
Posted by ブクログ
試験に予想通り落ちた日、呼び出されてお願いされたのは
何と魔王を倒しに行く事、だった。
連続短編状態で、人物もそうですが
何が起こったのかが分かりやすい。
ヒーローは見た事もないほど、やる気のない人物。
言葉尻から考えるに、何か過去にあった、と思いましたが
この1冊でさらっと分かります。
主人公も過去に…というか、職場(?)に
問題ありのようですし、どっこいどっこい?
主人公の視点で、1人称で進んでいくので
それが苦手な人は…どうでしょう?
主人公自体がかなり淡々と語るので
感情豊かものが好きな人も…どうでしょう?
Posted by ブクログ
アンジュ萌え?王道ファンタジーとしては普通すぎるけど、ツンデレ魔女っ娘の成長ファンタジーとしては良い出来。テンション低い丁寧口調にときめいた。
Posted by ブクログ
剣の腕はすごいものの血が苦手で戦うのが嫌いな英雄の子孫と魔法の腕は確かながら身分の低さから不遇な境遇に身を置く少女が織り成す異世界ファンタジーの第1巻。
タイトルの通り、基本的には魔法使いの少女であるアンジュの1人称で物語は語られる。つまり、この物語におけるストーリーテラーは彼女であり、その対象として据えられているのが、英雄の子孫であるレックスだ。
表現については最後までブレないので非常に読みやすいが、どの程度まで風呂敷を広げられるかに疑問が残る。異世界を舞台にしたものは自由度が高い分、表現の幅も広いものが求められるのではと思う。
まだ1巻なのでわからないが、次巻でうまく広がりを持たせてくれれば面白くなってくるのではないだろうか。