ロジャー・ホッブズのレビュー一覧

  • ゴーストマン 時限紙幣

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    これは好きさね。
    何が良いのかって言われても難しいんだけどね、語り口みたいなのも好きだけども、やっぱ主人公がちょっとヤバいのが良いのよ。ロシアン・ルーレットのシーンもなかなかだけど、他のところでもいっちゃってる感じが普通ならサイコパスの悪役だよなぁこれ。
    というわけでそんなに語ることがないけど楽しんだのでした。

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    2024年02月01日
  • ゴーストマン 時限紙幣

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    一匹狼の銀行強盗の『私』は、何通りもの人間に変身し、自由に姿を消す『ゴーストマン』。5年前のしくじりで借りを作ったマフィアから、強盗に失敗し、120万ドルと共に姿を消した部下の捜索を強要される。期限は48時間。敵対するマフィアからも目をつけられ絶体絶命に陥っても、双方に決して主導権を渡さない『私』。5年前の失敗により、ゴーストマンとしての技をストイックに磨き上げた『私』が時折り見せる人間味が良かった。5年前のエピソードと交互に書かれているので、どのようにゴーストマンが完成されたかが分かる。エゲツない殺人方法がたくさん出てくる。決してクミンを一瓶イッキ食いはしてはいけない。

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    2021年01月24日
  • ゴーストマン 消滅遊戯

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    最終話となってしまったゴーストマンの2作目。
    今回は、恋する女性を助けるために追われるストーリー、
    ゴーストマンは死を怖れないから冷静&強気、そして超カッコよい。
    師匠のアンジェラは主役を張れる位のイイ悪女。
    他にも際立つキャラがいたので終了が残念。
    クセの無い翻訳で非常に読みやすい作品でした。

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    2024年04月26日
  • ジャック ゴーストマンの自叙伝【文春e-Books】

     

    購入済み

    犯罪の痕跡を消し、犯罪者を逃がし、自らも消える。「時限紙幣」で活躍をみせたゴーストマンこと「ジャック」の物語は、麻薬中毒の女が病院に運びこまれた所から始まった。

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    2021年12月12日
  • ゴーストマン 消滅遊戯

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    ネタバレ

    ゴーストマンシリーズ第2作。1作目が結構オモロかったので、翻訳出て比較的早く(俺にしては)読んでみた。名前は偽名以外一切名乗らない主人公が、相変わらずカッチョ良い。名前も名乗らない癖に、行動の説明がいちいち細かくナルシスティックなんがカッチョ良い。実際にこんなん聴いたらきっとカッチョ良くないはずなんだけど、アクションハードボイルド小説にはとてもよくマッチする。

    アクションも壮絶、敵もなかなかに規模がでかかったり、主人公に負けないくらいナルシストだったりで良い。美学に溺れて最後ヤラカすのはお笑いだが(あそこは銃撃やろ…とか)

    ヒロインとの再邂逅も期待できる次回作…と思ったら、なんと作者急逝に

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    2018年03月23日
  • ゴーストマン 時限紙幣

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    二つの時点の話が交錯する。二つのマフィアとFBIとから追われる主人公。うまく切り抜けるのだろう(主人公だからねぇ)とは思いつつ、あまりに先が見えないのでドキドキしながら読んだ。
    面白かった。
    こんなものを23歳で書いた人が、30歳にもならずに亡くなるなんて、勿体無い。本当に勿体無い。早く産まれ替わってきて欲しい。

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    2017年05月15日
  • ゴーストマン 時限紙幣

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    犯罪の後始末屋<ゴーストマン>がいわく付きの強奪金回収に挑むクライムサスペンス。一人称で紡がれるハードボイルドな文体と犯罪手法に関する緻密なディテールからは想像し難いが、若干23歳で完成させたデビュー作とのこと。新人作家とは思えない洗練された筆致ではあるものの、肝心の本編は平坦かつご都合主義な展開で少々残念。しかし、今後が大いに期待出来る才能なだけに、オーバードーズによる早逝(享年28歳)が実に惜しまれる。ドラッグについてこれだけ調べ上げているとなると、身をもって体験したいという欲求もあったのだろうか…。

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    2021年04月29日
  • ゴーストマン 消滅遊戯

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    ゴーストマン2作目、そして作者死亡により最終作となった作品。
    前作は全編に緊張感が漲る傑作だったが、本書は若干様相が異なる。ゴーストマンとしての仕事ではなく、本来なら無関係なトラブルに自ら足を踏み入れてしまうのだ。その理由は前作で散々語られた女性・アンジェラだ。男がかつて何らかの関係をもった女のために立ち上がるストーリーは大好きだが、うーん、アンジェラなら一人でもなんとかできたような……。敵役が異常者で、暴力シーンは目を覆いたくなる凄惨さだった。

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    2019年05月20日
  • ゴーストマン 時限紙幣

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    ことごとくハードボイルドでスタイリッシュ。
    うすうす気付いてはいたが、わたしはハードボイルドものはそれほど好まないらしい。

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    2018年07月18日
  • ゴーストマン 消滅遊戯

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    『時限紙幣』の衝撃度は薄れている。ブラッドダイアモンドは有名だが、サファイアもそうなのか。ジャックとアンジェラは『SUITS』のハーヴィーとジェシカを彷彿とさせる。シリーズものの中間点という感じで、作者の死で、ここで終わってしまうのが、何とも中途半端で、惜しい。ジャックは何が楽しくて生きているんだろう。『ストリート・キッズ』のニールと似て非なるだね。

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    2018年06月19日
  • ゴーストマン 消滅遊戯

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    激しい話だった…息付く暇もない展開で、常にピンチで、とても疲れた……
    トリックの細部で分からないところもあったのだけど、世の中には想像もつかない世界があるのだなと…
    ピアニストの武器は、あるテレビ番組で見たことがある(ドラマ)けど、よく考えるなぁ!

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    2018年05月26日
  • ゴーストマン 消滅遊戯

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    ネタバレ

    シリーズ2作目。前作同様、結局特技とされているゴーストについてはほとんどなく、普通のハードボイルドになってしまっているのが残念。あとがきによると作者はなくなってしまったとのことでこれも残念。

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    2018年05月03日
  • ゴーストマン 時限紙幣

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    映画の様に引き込まれる話なのに
    途中で登場人物達の誰にも
    なんの感情も動かされずただただ読む。
    面白いのだけど、犯罪者だからなのか
    いまいち主人公の感情が伝わってこなかった。
    それくらい"何も無さ"をもった主人公
    であるので、当然なのだけど…
    あらゆる痕跡を消すため
    携帯電話を捨てまくります!

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    2018年01月13日